drake × zoro
『プリンセスというより小悪魔』
ゾ♀、現パロ、同棲中
途中で我に返ったけど勿体ないので載せる
────────────────────
「あ、忘れてた」
そう言ってソファから立ち上がると、ゾロは寝室へ向かった。なんのことか全くわからずそのまま待っていると、とんでもない格好をしたゾロがリビングに現れ反射的に顔ごと逸らす。
「うわー!?!」
「お前のために着たんだからちゃんと見ろよ」
「いやちょっと無理だスマンありがとう無理だ」
「落ち着け」
「スケベ過ぎる!!」
「ドスケベ礼装だからな」
「ああ、どうりで見たことがあると……」
「ハロウィン・プリンセスだからハロウィンの日に着てやろうと思ったのにすっかり忘れてた」
「な、なぜ……?」
「盛り上がるぞって、キラーが」
「なんてことを」
「ちゃんと小さいお前のぬいぐるみもある」
そう言われると見たくなる。手で顔を覆ったまま指の隙間から伺えば、おれとは思えない可愛らしくデフォルメされたぬいぐるみが、ゾロの胸の谷間に埋もれていた。
「そんなところに入れるな!」
「可愛いだろ」
「可愛いけども!」
「なあ写真撮ってくれよ」
「……いやだ」
「じゃあ他のやつに頼む」
「……わかった、おれが撮る」
深呼吸してから、改めてゾロの全身を見る。正直めちゃくちゃ似合う。個人的には髪色が近いからヴァンパイアシリーズのモリガンのコスプレも見たい。そっちの方が露出度が低くて安心、いや、そうではなく。クオリティの高さと色気の凄まじさに気圧されつつ、ゾロの端末を借りて写真を撮り、すぐに返す。
「他の人に送ったりSNSに上げたりしたら良くない広まり方をするから、絶対にやめた方がいい」
「やめた方がいい?」
「……おれが嫌なのでやめてください」
「これってオカズになるのか?」
「……言いたくないがめちゃくちゃなる、と思う」
「じゃあお前には送っとくか。なんなら好きなポーズとってやる」
「いや、もう、頼むから着替えてくれ」
「え、これ着たままシねぇの?」
ひゅ、と喉から変な音が漏れる。なんてことを言うんだ。迫られソファを背に閉じ込められる。間近で見ると本当に完成度が高くて、いやになる。
「よく着られたな……」
「着るってか貼るって感じだ」
「なるほど……」
「……お前が喜ぶと思って着たけど、趣味じゃなかったか」
拗ねたように唇を尖らせる姿は格好も相まって、なんだかもう、教育によろしくなさ過ぎる。それでも勘違いさせたままは駄目だ。なるべく顔を見ながら、ヒラヒラがついた腰を掴む。
「いやとてもよく似合ってるし可愛いと思う。ゾロの鍛えられた綺麗な身体がより引き立って見えて趣味とか関係なく最高だ。ただ刺激が強過ぎる。着衣エロの方が興奮する身としてはこういうのも自分はイけるのかと驚いた程だ。これを脱がさないまま君を抱いたら発熱する自信すらある。つまり多分鼻血が出る。厄介なヘキが増えたら困るし不快な思いをさせたくないから今のうちにおれを止めて欲しい」
「めちゃくちゃ喋るじゃねぇか」
わかってくれただろうかと見つめていると、目の前で愛らしい顔が三日月を二つ浮かべる。淫魔がこの姿で出てきたら抗えるか不安でとても困るから、ゾロ本人以外一生目の前に現れないで欲しい。
「理性飛んでるお前に抱かれるの、好きなんだよ」
なるほど、厄介なヘキを先に生み出したのは、おれか。それならば仕方がない。先程までの葛藤が嘘のような速さでゾロの身体を抱き寄せ、抱え、テレビと電気を消して寝室へ向かった。
ゾ♀、現パロ、同棲中
途中で我に返ったけど勿体ないので載せる
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「あ、忘れてた」
そう言ってソファから立ち上がると、ゾロは寝室へ向かった。なんのことか全くわからずそのまま待っていると、とんでもない格好をしたゾロがリビングに現れ反射的に顔ごと逸らす。
「うわー!?!」
「お前のために着たんだからちゃんと見ろよ」
「いやちょっと無理だスマンありがとう無理だ」
「落ち着け」
「スケベ過ぎる!!」
「ドスケベ礼装だからな」
「ああ、どうりで見たことがあると……」
「ハロウィン・プリンセスだからハロウィンの日に着てやろうと思ったのにすっかり忘れてた」
「な、なぜ……?」
「盛り上がるぞって、キラーが」
「なんてことを」
「ちゃんと小さいお前のぬいぐるみもある」
そう言われると見たくなる。手で顔を覆ったまま指の隙間から伺えば、おれとは思えない可愛らしくデフォルメされたぬいぐるみが、ゾロの胸の谷間に埋もれていた。
「そんなところに入れるな!」
「可愛いだろ」
「可愛いけども!」
「なあ写真撮ってくれよ」
「……いやだ」
「じゃあ他のやつに頼む」
「……わかった、おれが撮る」
深呼吸してから、改めてゾロの全身を見る。正直めちゃくちゃ似合う。個人的には髪色が近いからヴァンパイアシリーズのモリガンのコスプレも見たい。そっちの方が露出度が低くて安心、いや、そうではなく。クオリティの高さと色気の凄まじさに気圧されつつ、ゾロの端末を借りて写真を撮り、すぐに返す。
「他の人に送ったりSNSに上げたりしたら良くない広まり方をするから、絶対にやめた方がいい」
「やめた方がいい?」
「……おれが嫌なのでやめてください」
「これってオカズになるのか?」
「……言いたくないがめちゃくちゃなる、と思う」
「じゃあお前には送っとくか。なんなら好きなポーズとってやる」
「いや、もう、頼むから着替えてくれ」
「え、これ着たままシねぇの?」
ひゅ、と喉から変な音が漏れる。なんてことを言うんだ。迫られソファを背に閉じ込められる。間近で見ると本当に完成度が高くて、いやになる。
「よく着られたな……」
「着るってか貼るって感じだ」
「なるほど……」
「……お前が喜ぶと思って着たけど、趣味じゃなかったか」
拗ねたように唇を尖らせる姿は格好も相まって、なんだかもう、教育によろしくなさ過ぎる。それでも勘違いさせたままは駄目だ。なるべく顔を見ながら、ヒラヒラがついた腰を掴む。
「いやとてもよく似合ってるし可愛いと思う。ゾロの鍛えられた綺麗な身体がより引き立って見えて趣味とか関係なく最高だ。ただ刺激が強過ぎる。着衣エロの方が興奮する身としてはこういうのも自分はイけるのかと驚いた程だ。これを脱がさないまま君を抱いたら発熱する自信すらある。つまり多分鼻血が出る。厄介なヘキが増えたら困るし不快な思いをさせたくないから今のうちにおれを止めて欲しい」
「めちゃくちゃ喋るじゃねぇか」
わかってくれただろうかと見つめていると、目の前で愛らしい顔が三日月を二つ浮かべる。淫魔がこの姿で出てきたら抗えるか不安でとても困るから、ゾロ本人以外一生目の前に現れないで欲しい。
「理性飛んでるお前に抱かれるの、好きなんだよ」
なるほど、厄介なヘキを先に生み出したのは、おれか。それならば仕方がない。先程までの葛藤が嘘のような速さでゾロの身体を抱き寄せ、抱え、テレビと電気を消して寝室へ向かった。
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