公園で、朝から散歩がてらにコーヒーを飲んでいた真島は、

1番遠くの方で1人の女性をナンパしている男達がいた。

「ひとり相手にけったいなやっちゃ」

と、独り言を言った途端、その男達の顔が知った顔だと知った。

舎弟だとしった真島はコーヒーをゴミ箱に捨て、すぐさま駆け寄った。

「朝から何けったいな事しとんねん！！」

舎弟達は真島に気付いた瞬間、バットで殴られた。

朝の真相、あれは身内の事だったという事だ。

その後、散々説教を聞かされ、もちろん正座でのさんざんなものだった。

お仕置きとは？

もちろん舎弟達へのお仕置きだったのだ。

そして、その場に居た女性、それ以外に公園の外に居た浅海にも気が付いて居た。

プライベートルームで、その浅海と言う女に貰ったまぁる味噌汁にお湯を注ぎながら、真島は考えていた。

確かあの子は、亡くなったお爺さんが大蔵省で働いていたオッサンと血縁関係があると、調べがついていた。

「まいったなーやってもうた」

と、味噌汁を飲み始めた。

見た事はあったが飲んだ事は無かったが、
意外と懐かしい味の味噌汁だった。

ゆきだるまのキャラクターがドンっと大きく書いてあるが、夏もゆきだるまのまま置いてある。

「パッケージはポップで可愛いけど、
飲んでみるとやさしい味なんやな。」


「あかん！携帯の番号聞くの忘れたわ！」

またあの公園に行こうと決めていた真島だった。