ハンター試験編
お名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
その後、船は無事に目的地へと着いた。ここから、ザバン市へと向かわなければいけない。船長がここから丁度見える、一本杉へと向かえと教えてくれた。なので、ゴンとクラピカさんと一緒に向かうことになる。レオリオさんは、バスに乗るとかで別れた。と思ったら、追いかけて来たので横に並んで歩くことに。
「君たちは、きょうだいなのか?」
「うん、ナマエはオレの姉貴なんだ」
「あ、姉……?ナマエは女なのか……?オレはてっきり……」
少し目を見開き、わたしたちを見詰めるクラピカさんとレオリオさん。聞き慣れた文言に、こくこくと頷く。
自分の体は、お世辞にもスタイルが良いとは言えない。平べったいので、性別を間違えられるなんてざら。
「ハンター試験は動き回るからって、ズボンで来たんだよ」
「……レオリオ、女性に失礼なことを言うんじゃない」
「お、おう……すまん……」
レオリオさんに謝られたけど、首を横に振っておく。
そんな会話をしている内に、人気が無い古い建物たちが並ぶ光景に出くわした。でも、確実に気配はある。複数あるので、ゴンを見ると彼も頷き返した。クラピカさんは気付いていたようで、辺りを鋭い目で見渡す。しかし、レオリオさんは目をぱちぱちさせてきょとんとしている。辺りの気配を窺っている間に、建物からぞろぞろと人が出て来る。その中に老婆がおり、近寄って来た。
「……ドキドキ二択クイズー!!」
老婆が、突然大声でそのように叫んだ。周りはきょとんとしており、呆気に取られていると見える。しかし、ガスマスクっぽい集団は拍手をしていた。その後、老婆がルール解説をしだした。
1問のみに対して、5秒以内に答えろとのこと。この4人で1問の出題を課されるが、そのことに関してまたクラピカさんとレオリオは軽く揉める。
「おいおい、早くしてくれよ」
後ろから来た男性がおり、相談し合って彼に先を譲ることにした。そして出題は、助ける相手が1人の時に母親か恋人のどちらかを選ぶとのこと。男は前者を選んだが、レオリオさんは徐々にぎりぎりと歯を食いしばり出す。
しかし、男は道を通されて通過していった。そのクイズの内容に、レオリオさんは怒号を飛ばす。クラピカはそれを制止している間に、クイズが始まった。
「息子と娘が誘拐された。1人しか取り戻せない、1の娘か2の息子。どっちを取り戻す」
実際に、自分でもこんな質問をされることがあるのだろうか。どっちしか取り戻せないなんて、わたしには選べるのだろうか。そう考えると、頭がふやふやしてくる。でも、時間が徐々に迫る。誰も何も言わない。無言の時間が流れるだけ。
「ぶー終了ー」
老婆の言葉と同時に、殴りかかろうとするレオリオさん。しかし、クラピカさんが老婆を庇う。そして、激高したままのレオリオさんを諫める。合格したのだと、沈黙が正解だとも。そして、本来の道を案内された。段々と落ち着いたレオリオさんは、老婆に向かって謝る。相手は全く意に介した様子を見せずに、朗らかな表情を作っていた。
未だに微動だにしないゴンに近寄り、案内された道に進もうと誘う。すると、顔をばっと上げる。
「ふうー……ダメだ!!どうしても答えが出ないや」
にぱっと笑顔を湛えたその姿に、周りは小さな笑いが起こる。彼にどうしてここまで悩んでいるか、尋ねてみた。
「だってさ、もし本当に大事な2人の内1人しか助けられない場面に遭ったのなら、どうする?」
至って普通の顔で、彼はそう言った。それはわたしも悩んでて、沈黙と言う回答になってしまったのだ。それは彼らもそうで、途端に目を見開いてじっと見詰め返すのみになる。そんな重々しい雰囲気の中、老婆の注意点を聞いてから案内された道を進む。
しばらく歩いていると、魔獣注意という看板が見えた。その先も進んで行き、あっという間に周辺は真っ暗になっていく。レオリオさんは、ああだこうだと言っている。ゴンが「置いて行くよー」と言うくらいで、気にしていなかった。大人を連れて歩ける程、あまり体力は消耗したくない。なので、横目で眺めるくらいにする。そんなこんなで、ようやく着いた一本杉の根本。静かな小屋を見て、レオリオさんはノックして開ける。
「魔獣!!!」
その先には、大きなキツネのような生き物が居た。その手元には、女性の首元を掴んで佇んでいる。足元には、倒れた男性が。
皆も咄嗟に武器を取り出し、魔獣へと相対する。しかし、わたしたちをかき分けて、目にもとまらぬ速さで出て行く。
「助けなきゃ!」
「レオリオ、ケガ人を頼む!!」
「任せとけ!!」
ゴンとクラピカさんは、キツネの方へと駆けだす。自分もそうしようと、ゴンの後ろ姿を追いかける。少し走り出した先、突然足元がもつれた。体が地面へと、一気に倒れ込む。同時に、背中から何かが覆い被さる。
「ついてないなあ、チビっこ」
ふさふさが背中と手首に当たって、その中にぶつかるごつごつの手。何より、さっきの魔獣と同じ声色だと分かる。
「動いたら、どうなるか分からんぞ」
遠ざかるゴンとクラピカさんの気配は、こっちに戻って来ない。自分で、この状況をどうにかしなければ。頭の中で使える知識を求める。感触的に、腰辺りに乗っている。足が動かせる。
「ひ、ぎっゃあ!!!」
片足でバランスを取って、片足で蹴り上げる力を籠める。すると、その魔獣の背中に足がぶち当たったようで、泣き声を上げた。手首を押し付けていた手の力が緩んだので、咄嗟に体を滑らせて逃げ出す。
「待ちやがれ!」
ふらふらする足を何とか素早く動かし合って、ゴンたちを探す。一応、後ろを向いて魔獣の姿を確認する。やはり、さっきの魔獣と同じ、でも女性は居ない。女性の行方を尋ねると、走りながらケケケと鳴いた。
「そうさなあ……どうする?どこに居ると思う?」
立ち止まると、向こうも止まった。相変わらず、にたにたと笑っている。女性を返せと言えば、表情は変わらない。と思ったら、素早く去って行く。追いかけるように、木々を飛び移る。最中に思いきり枝に何度もぶつかりかけるも、何とか避け続けた。鉤爪を駆使して、枝を切り落としていく。
「あ、ナマエ!無事だったんだ。さっきの人、クラピカが保護してるよ」
ゴンとキツネの魔獣が相対している光景に出くわし、彼の隣にすっと降り立つ。そして、おそらくゴンと共に魔獣に向き合う。それも女性を連れておらず、彼の言葉でほっとする。しかし、どこか違和感を覚える魔獣。
「グダグダ抜かす余裕まであるとはなあ……このオレ様の頭に、一撃を喰らわすとは」
その後、大きな爪を目にもとまらぬ速さで振り上げる。それが、ゴンの直前まで迫ったが、彼は動かずにきょとんとしていた。
「ねえ、キミ……誰?」
魔獣の動きが止まり、爪も寸前まで迫っていた。その生物まで、拍子抜けした顔をしている。自分の違和感がようやく判断出来たので、そっと後ろへと向かって背中を見る。一部分が少しこんもりしており、たんこぶだと推測できる。位置的に、わたしがさっき蹴り上げた場所と合致していた。ゴンが与えた部位は、おそらく頭だ。よっぽどの位置で打ち付けなければ、ここでケガをしない。
それを彼らに聞こえるように言えば、ゴンは未だにきょとんとしている。
「え?ナマエは、そっちで見分けたの?顔とか体格とか声とか、全然違うよ?」
見ても、ほとんど同じにしか見えない。昔から動物に懐かれているので、見分け方も巧みになったのだろう。わたしには、到底及ばない世界だ。
突然、魔獣はわっはっはと大きな声を上げだす。ゴンとわたしの頭を、ぽんぽんと軽く叩きだした。そして、声を上げたと思ったら、もう一匹の魔獣が現れてどこかに連れていかれる。その先には、さっきの男女とレオリオさんとクラピカさんが居た。そして、魔獣の見た目が夫婦で、人間の男女に化けているのは娘息子さんらしい。
「この魔獣、キリコって言うんだって。で、オレとクラピカに殴られたのはダンナさん。で、ナマエが蹴ったのが、奥さんだって」
どっちも、同じに見える。紹介されても、全く判断が付かない。それはわたしだけではないみたいで、クラピカさんとレオリオさんも目を点にして唸っていた。その後、キリコの家族たちは皆の活躍や能力の高さを褒めている。
「ナマエ殿、あなたはややそそっかしい所はありますが……柔軟に対応をしてきました。ゴン殿には観察能力は劣りますが、全体的にバランスが良いです。是非、あなたもハンター試験に臨んで欲しい」
そうやって評価されたけど、魔獣たちはまじまじとわたしのアクセサリーを眺めている。尋ねてみると、眉間に皺を寄せていた。
「このようなことを言ったら、大変失礼ですが……あなたのそのアクセサリー……懐かしいようで、悍ましく……そして、底知れない何かが纏わり付いているような……」
そう言ったのは、夫婦のキリコ。首を傾げる。ジンさんが、わたしにくれたはず。彼はこれを、どこで手に入れたのだろうか。
ぼやぼや考えていると、わたしたちを会場付近まで更に送ると申し出るキリコたち。彼らに甘えるように、皆はぞろぞろとキリコたちに近寄って行く。
「ナマエ、行こうよ」
ゴンが、こっちに手を伸ばす。彼の手に、自身の手を重ねた。
「君たちは、きょうだいなのか?」
「うん、ナマエはオレの姉貴なんだ」
「あ、姉……?ナマエは女なのか……?オレはてっきり……」
少し目を見開き、わたしたちを見詰めるクラピカさんとレオリオさん。聞き慣れた文言に、こくこくと頷く。
自分の体は、お世辞にもスタイルが良いとは言えない。平べったいので、性別を間違えられるなんてざら。
「ハンター試験は動き回るからって、ズボンで来たんだよ」
「……レオリオ、女性に失礼なことを言うんじゃない」
「お、おう……すまん……」
レオリオさんに謝られたけど、首を横に振っておく。
そんな会話をしている内に、人気が無い古い建物たちが並ぶ光景に出くわした。でも、確実に気配はある。複数あるので、ゴンを見ると彼も頷き返した。クラピカさんは気付いていたようで、辺りを鋭い目で見渡す。しかし、レオリオさんは目をぱちぱちさせてきょとんとしている。辺りの気配を窺っている間に、建物からぞろぞろと人が出て来る。その中に老婆がおり、近寄って来た。
「……ドキドキ二択クイズー!!」
老婆が、突然大声でそのように叫んだ。周りはきょとんとしており、呆気に取られていると見える。しかし、ガスマスクっぽい集団は拍手をしていた。その後、老婆がルール解説をしだした。
1問のみに対して、5秒以内に答えろとのこと。この4人で1問の出題を課されるが、そのことに関してまたクラピカさんとレオリオは軽く揉める。
「おいおい、早くしてくれよ」
後ろから来た男性がおり、相談し合って彼に先を譲ることにした。そして出題は、助ける相手が1人の時に母親か恋人のどちらかを選ぶとのこと。男は前者を選んだが、レオリオさんは徐々にぎりぎりと歯を食いしばり出す。
しかし、男は道を通されて通過していった。そのクイズの内容に、レオリオさんは怒号を飛ばす。クラピカはそれを制止している間に、クイズが始まった。
「息子と娘が誘拐された。1人しか取り戻せない、1の娘か2の息子。どっちを取り戻す」
実際に、自分でもこんな質問をされることがあるのだろうか。どっちしか取り戻せないなんて、わたしには選べるのだろうか。そう考えると、頭がふやふやしてくる。でも、時間が徐々に迫る。誰も何も言わない。無言の時間が流れるだけ。
「ぶー終了ー」
老婆の言葉と同時に、殴りかかろうとするレオリオさん。しかし、クラピカさんが老婆を庇う。そして、激高したままのレオリオさんを諫める。合格したのだと、沈黙が正解だとも。そして、本来の道を案内された。段々と落ち着いたレオリオさんは、老婆に向かって謝る。相手は全く意に介した様子を見せずに、朗らかな表情を作っていた。
未だに微動だにしないゴンに近寄り、案内された道に進もうと誘う。すると、顔をばっと上げる。
「ふうー……ダメだ!!どうしても答えが出ないや」
にぱっと笑顔を湛えたその姿に、周りは小さな笑いが起こる。彼にどうしてここまで悩んでいるか、尋ねてみた。
「だってさ、もし本当に大事な2人の内1人しか助けられない場面に遭ったのなら、どうする?」
至って普通の顔で、彼はそう言った。それはわたしも悩んでて、沈黙と言う回答になってしまったのだ。それは彼らもそうで、途端に目を見開いてじっと見詰め返すのみになる。そんな重々しい雰囲気の中、老婆の注意点を聞いてから案内された道を進む。
しばらく歩いていると、魔獣注意という看板が見えた。その先も進んで行き、あっという間に周辺は真っ暗になっていく。レオリオさんは、ああだこうだと言っている。ゴンが「置いて行くよー」と言うくらいで、気にしていなかった。大人を連れて歩ける程、あまり体力は消耗したくない。なので、横目で眺めるくらいにする。そんなこんなで、ようやく着いた一本杉の根本。静かな小屋を見て、レオリオさんはノックして開ける。
「魔獣!!!」
その先には、大きなキツネのような生き物が居た。その手元には、女性の首元を掴んで佇んでいる。足元には、倒れた男性が。
皆も咄嗟に武器を取り出し、魔獣へと相対する。しかし、わたしたちをかき分けて、目にもとまらぬ速さで出て行く。
「助けなきゃ!」
「レオリオ、ケガ人を頼む!!」
「任せとけ!!」
ゴンとクラピカさんは、キツネの方へと駆けだす。自分もそうしようと、ゴンの後ろ姿を追いかける。少し走り出した先、突然足元がもつれた。体が地面へと、一気に倒れ込む。同時に、背中から何かが覆い被さる。
「ついてないなあ、チビっこ」
ふさふさが背中と手首に当たって、その中にぶつかるごつごつの手。何より、さっきの魔獣と同じ声色だと分かる。
「動いたら、どうなるか分からんぞ」
遠ざかるゴンとクラピカさんの気配は、こっちに戻って来ない。自分で、この状況をどうにかしなければ。頭の中で使える知識を求める。感触的に、腰辺りに乗っている。足が動かせる。
「ひ、ぎっゃあ!!!」
片足でバランスを取って、片足で蹴り上げる力を籠める。すると、その魔獣の背中に足がぶち当たったようで、泣き声を上げた。手首を押し付けていた手の力が緩んだので、咄嗟に体を滑らせて逃げ出す。
「待ちやがれ!」
ふらふらする足を何とか素早く動かし合って、ゴンたちを探す。一応、後ろを向いて魔獣の姿を確認する。やはり、さっきの魔獣と同じ、でも女性は居ない。女性の行方を尋ねると、走りながらケケケと鳴いた。
「そうさなあ……どうする?どこに居ると思う?」
立ち止まると、向こうも止まった。相変わらず、にたにたと笑っている。女性を返せと言えば、表情は変わらない。と思ったら、素早く去って行く。追いかけるように、木々を飛び移る。最中に思いきり枝に何度もぶつかりかけるも、何とか避け続けた。鉤爪を駆使して、枝を切り落としていく。
「あ、ナマエ!無事だったんだ。さっきの人、クラピカが保護してるよ」
ゴンとキツネの魔獣が相対している光景に出くわし、彼の隣にすっと降り立つ。そして、おそらくゴンと共に魔獣に向き合う。それも女性を連れておらず、彼の言葉でほっとする。しかし、どこか違和感を覚える魔獣。
「グダグダ抜かす余裕まであるとはなあ……このオレ様の頭に、一撃を喰らわすとは」
その後、大きな爪を目にもとまらぬ速さで振り上げる。それが、ゴンの直前まで迫ったが、彼は動かずにきょとんとしていた。
「ねえ、キミ……誰?」
魔獣の動きが止まり、爪も寸前まで迫っていた。その生物まで、拍子抜けした顔をしている。自分の違和感がようやく判断出来たので、そっと後ろへと向かって背中を見る。一部分が少しこんもりしており、たんこぶだと推測できる。位置的に、わたしがさっき蹴り上げた場所と合致していた。ゴンが与えた部位は、おそらく頭だ。よっぽどの位置で打ち付けなければ、ここでケガをしない。
それを彼らに聞こえるように言えば、ゴンは未だにきょとんとしている。
「え?ナマエは、そっちで見分けたの?顔とか体格とか声とか、全然違うよ?」
見ても、ほとんど同じにしか見えない。昔から動物に懐かれているので、見分け方も巧みになったのだろう。わたしには、到底及ばない世界だ。
突然、魔獣はわっはっはと大きな声を上げだす。ゴンとわたしの頭を、ぽんぽんと軽く叩きだした。そして、声を上げたと思ったら、もう一匹の魔獣が現れてどこかに連れていかれる。その先には、さっきの男女とレオリオさんとクラピカさんが居た。そして、魔獣の見た目が夫婦で、人間の男女に化けているのは娘息子さんらしい。
「この魔獣、キリコって言うんだって。で、オレとクラピカに殴られたのはダンナさん。で、ナマエが蹴ったのが、奥さんだって」
どっちも、同じに見える。紹介されても、全く判断が付かない。それはわたしだけではないみたいで、クラピカさんとレオリオさんも目を点にして唸っていた。その後、キリコの家族たちは皆の活躍や能力の高さを褒めている。
「ナマエ殿、あなたはややそそっかしい所はありますが……柔軟に対応をしてきました。ゴン殿には観察能力は劣りますが、全体的にバランスが良いです。是非、あなたもハンター試験に臨んで欲しい」
そうやって評価されたけど、魔獣たちはまじまじとわたしのアクセサリーを眺めている。尋ねてみると、眉間に皺を寄せていた。
「このようなことを言ったら、大変失礼ですが……あなたのそのアクセサリー……懐かしいようで、悍ましく……そして、底知れない何かが纏わり付いているような……」
そう言ったのは、夫婦のキリコ。首を傾げる。ジンさんが、わたしにくれたはず。彼はこれを、どこで手に入れたのだろうか。
ぼやぼや考えていると、わたしたちを会場付近まで更に送ると申し出るキリコたち。彼らに甘えるように、皆はぞろぞろとキリコたちに近寄って行く。
「ナマエ、行こうよ」
ゴンが、こっちに手を伸ばす。彼の手に、自身の手を重ねた。