亜夜視点

ーー音楽の担当はやはり、榊 太郎ちゃんでした。イケメンおじ様大好きです。南次郎さんも好きだよ、スケベだけど。

亜夜「櫻井 亜夜と申します。宜しくお願い致します」

早いもので放課後。部室に集められたレギュラーの前で自己紹介。わあっ、ちょたはやっぱり大きい。がっくんのパッツン具合半端ない…。可愛いけど。樺地くん、無口ね。ウスしか話さない。日吉くんや滝くんも、アニメ通り。忍足さんはもう、ね。耳元で話すの厳禁。景吾さんもだけど。声がエロいから、腰にくる!!個人的には、榊先生のお声も素敵すぎる。

宍戸「お前、朝の…」

亜夜「はい。朝は本当にありがとうございました。改めて、宜しくお願い致します」

頭を下げると、軽く慌てる。可愛い。

亜夜「あの、景吾さん。私はどうして此処に…」

跡部「あぁ、今日から亜夜はマネージャーをする事になった。監督には伝えてある」

あぁ、だから音楽の授業が終わった後、榊先生に話があると言ってたのね。忍足さんと教室に戻るように言ってたのはその為だったんだ。

亜夜「宜しいのですか??私がマネージャーをしても」

跡部「一年生に任せてたがな。亜夜の部活もそうだが、一年生の練習も少し時間が割けるだろう。するとしても、レギュラー陣のだがな。マネージャー経験はあるのか??」

亜夜「ないです。なので、一年生を数人私に付けて頂けますか??今日、出来るだけ覚えます」

意気込み、ジャージに着替えようと考えるが、今日は持ってきてない。そのまま制服でパタパタと走り回る。

亜夜「タオルとスポーツドリンク、スコアブックも大丈夫。付け方も教えて貰った。洗濯も後で回し行かなきゃ」

走り回って居ると、声を掛けられた。掛けてくれたのは鳳くんだった。

鳳「櫻井さん、大丈夫ですか??」

亜夜「はい。大変ですが、遣り甲斐はあるので。楽しいです」

笑顔でそう伝えると、鳳くんもそうですかと笑顔で答えてくれた。良い子だなぁ。

鳳「ドリンクやタオル、手渡したりしないんですか??」

亜夜「それは一年生の皆さんに任せて居ますし、私はまだ入ったばかりの新人ですので。他の仕事の段取りから覚えます。少しでも皆さんが集中して部活に励めるよう努力するのが、マネージャーだと思ってますし。なにより、あまり皆さんの周りでうろちょろしていると集中出来ないでしょうし」

それではと言い、教えて貰った洗濯機へ向かう。他の子たちの洗濯物も一緒に回していく。干すのは大変だけど、回すのは楽だからね。

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