巨蟹宮での生活
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彩月side
ーーもうすぐお兄ちゃんの所から出て次の宮か…。レグルスと過ごすのは楽しみだけど、お兄ちゃんと毎日過ごせなくなるのは少し寂しいな…。
彩月「ーーなんて言った??」
久し振りに、お兄ちゃんとゆっくりした日を過ごしていた。執務もなく、いつものように。するとお兄ちゃんは、ボソッと独り言を言っていた。私に聞こえないくらいの声音で。
マニゴルド「ーーなんでもねぇよ。彩月、お前は割と地獄耳だと思ってたが。聞かなくて良い事まで聞こうとするな」
と、お小言を頂いてしまった。なによ、気になるんだから仕方ないじゃん。お兄ちゃん、なんて言ったのよ…。
彩月「今日はレグルスの所に行ってくるね。来月から獅子宮だし、ちょっと様子を見てくる。シジフォスが任務に出掛けてるし、まだあの子だけじゃ心配だから」
とは言え、あの子も黄金聖衣を纏う聖闘士。女官も居るだろうけど、私が納得出来るかどうか。私からレグルスに感情を少しでも知って貰えたら、なんて思ってる。…大層なことは教えられないにしても、喜怒哀楽が少しでも伝われば良いのだけど。
彩月「あぁ、レグルス。良かった…、居てくれて」
レグルス「彩月??どうして獅子宮に」
彩月「シジフォスが任務に出てて居ないじゃない??どうしてるのか気になって。女官が居るから大丈夫だとは思うんだけど、自分の目で確かめたくて」
レグルス「その事なら大丈夫だよ。彩月が心配するような事はないから」
…掃除も行き届いてるし、洗濯もしてある。ご飯はシジフォスと食べてただろうけど、今は女官が作ってる物で…。成長期だからって言うのもあるけど、レグルスは15歳で…。
レグルス「--彩月…??」
レグルスに名前を呼ばれて気が付いた。レグルスを抱き締めてる事に。
彩月「ゴメンね、レグルス。急に抱き付いてたみたいで。…来月には此処でお世話になるから、その時は宜しくね」
レグルス「勿論、宜しく」
あぁ、テンマやアローンたちと同年代なのに。…私はどうする事も出来ないの…??本来ならば私はこの世界の人間ではないから、私が聖戦に関わってどれほどの犠牲を防げるのか…。それこそ、神のみぞ知る。…神、ね…。
→
(その神が誰を指すのかはわからないけど)
(彩月が悲しそうにしてるのは、見たくない…)
ーーもうすぐお兄ちゃんの所から出て次の宮か…。レグルスと過ごすのは楽しみだけど、お兄ちゃんと毎日過ごせなくなるのは少し寂しいな…。
彩月「ーーなんて言った??」
久し振りに、お兄ちゃんとゆっくりした日を過ごしていた。執務もなく、いつものように。するとお兄ちゃんは、ボソッと独り言を言っていた。私に聞こえないくらいの声音で。
マニゴルド「ーーなんでもねぇよ。彩月、お前は割と地獄耳だと思ってたが。聞かなくて良い事まで聞こうとするな」
と、お小言を頂いてしまった。なによ、気になるんだから仕方ないじゃん。お兄ちゃん、なんて言ったのよ…。
彩月「今日はレグルスの所に行ってくるね。来月から獅子宮だし、ちょっと様子を見てくる。シジフォスが任務に出掛けてるし、まだあの子だけじゃ心配だから」
とは言え、あの子も黄金聖衣を纏う聖闘士。女官も居るだろうけど、私が納得出来るかどうか。私からレグルスに感情を少しでも知って貰えたら、なんて思ってる。…大層なことは教えられないにしても、喜怒哀楽が少しでも伝われば良いのだけど。
彩月「あぁ、レグルス。良かった…、居てくれて」
レグルス「彩月??どうして獅子宮に」
彩月「シジフォスが任務に出てて居ないじゃない??どうしてるのか気になって。女官が居るから大丈夫だとは思うんだけど、自分の目で確かめたくて」
レグルス「その事なら大丈夫だよ。彩月が心配するような事はないから」
…掃除も行き届いてるし、洗濯もしてある。ご飯はシジフォスと食べてただろうけど、今は女官が作ってる物で…。成長期だからって言うのもあるけど、レグルスは15歳で…。
レグルス「--彩月…??」
レグルスに名前を呼ばれて気が付いた。レグルスを抱き締めてる事に。
彩月「ゴメンね、レグルス。急に抱き付いてたみたいで。…来月には此処でお世話になるから、その時は宜しくね」
レグルス「勿論、宜しく」
あぁ、テンマやアローンたちと同年代なのに。…私はどうする事も出来ないの…??本来ならば私はこの世界の人間ではないから、私が聖戦に関わってどれほどの犠牲を防げるのか…。それこそ、神のみぞ知る。…神、ね…。
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(その神が誰を指すのかはわからないけど)
(彩月が悲しそうにしてるのは、見たくない…)