彩月視点

ーーサーシャと楽しい夜を私の部屋で過ごし、翌日。朝食も私の部屋で済ませた私とサーシャは、それぞれ戻って行く。

彩月「おはよう、アルデバラン。昨日は本当にゴメンなさい」

アルデバラン「もう良い。俺は今から少し出掛ける。テネオ、彩月を頼むぞ」

テネオ「わかりました」

あぅ…。…仕方ない。大人しくしていよう。お菓子でも作ろうかな。

彩月「なにを作ろうかな??センリサはなにが良い??」

センリサ「私はなんでも。サロは??」

サロ「えっと、クッキーが良いです」

クッキーか。うん、なんとかなりそう。材料あるからね。

彩月「上下にお裾分け行かなきゃ。後は、マニゴルドの所ね」

お兄ちゃんてば、暇さえあれば話し掛けてくれるのよね。お風呂入ってる時に話し掛けられて冗談半分で、一緒に入る??って聞いたらスルーされちゃったのよね。なにか反応してほしかったわ。

彩月「ーーっ!!良い事思い付いた♪」

クッキーでありがとうを伝えよう。ギリシャ語で書かなきゃ。日本語読める人って居るかな??童虎…とデジェルくらいかな。クロノスの力で読めれば良いのに。…なんとかしろ。

クロノス『ーー仕方ありませんね』

あれ、なんとかなりそう??よっしゃ、頑張って作るぞ♪いつもありがとうと、大好きな友達って書こう。マニゴルドには、大好きなお兄ちゃんかww焼いている時にちょうどアルデバランが帰ってきた。

アルデバラン「ただいま。…クッキーを焼いているのか??」

彩月「お帰りなさい、アルデバラン。上下にお裾分けもしようと思ってたくさん焼いてるの。後でお茶にしましょう??」

アルデバラン「あぁ。甘い匂いだな」

仕方ない。お菓子だもん。

彩月「ーー焼けたみたいね。見て??ハートの形で可愛いでしょ♪」

そう笑顔で言うと笑われてしまった。

アルデバラン「彩月の方が可愛いぞ。…なにか文字が書いてあるな。ーーいつもありがとう。大好きな友達…か??」

良くできましたっ!!ありがとう、クロノス!!でもクッキーはあげません!!←

彩月「そうそう。感謝の気持ちね。伝えなきゃと思って」

アルデバラン「そう言う気持ちを伝えるのは大事な事だからな」

感謝の気持ちって、素直に言えない時もあるからね。私は感謝の気持ちもあって、アルデバランにあーんをやってあげた。得した気分♪

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(あーんは良いよね♪)
(されたから食べてしまったが、良かったのか??)
(もう１回やろう♪)