彩月視点

ーー今日は皆に内緒でお出掛け中。アルデバランには書き置きしたし。たまには１人で出掛けたいからね。なにを見ようかな。ガーデニングしたいんだけど…。

彩月「ーーんー、でも土や肥料も買わなきゃなんなくなるしね。１人じゃ運べないし。今度相談しよう」

色々見て回るけどなにも思い付かない。また小説でも買って帰ろうかな。そんな事を思っていたら、小宇宙通信が入ってきた。セージとサーシャからだ。…バレたか。

サーシャ『ーー彩月さん!!今何処に居るのですか!?』

彩月「(ロドリオ村で買い物中よ。…勝手に出てきたのは謝るわ、ゴメンなさい。１人で買い物したかったの)」

セージ『今から迎えを行かせます。待っていてください』

嫌だな…。誰が迎えに来てくれるんだろう??シジフォスとか??いや、双子神の調査に出掛けてるから今は居ない。エルシドもそうよね。…まさか。

彩月「いたっ」

軽く小突かれた頭を擦りながら振り返ると、思った通り。お兄ちゃんとシオンが居た。ぁ、これはお説教コースだ。

マニゴルド「ーーこの馬鹿!!どれだけの人に心配掛けたと思ってんだ!!」

彩月「…ゴメンなさい」

シオン「謝るなら、アルデバランにしてやってくれ。１番探し回っていたからな」

っ!!１人で出掛けるって書いたから、余計な心配を掛けちゃったんだ!!早く帰って謝らなきゃ。テネオたちにも。

彩月「ゴメンなさい、２人共。迎えに来てくれてありがとう」

マニゴルド「…もうすんなよ。必ず１人は誰かを付けろ。彩月になんかあったら、アテナが悲しむ」

アルデバランに謝って、その後サーシャに謝りに行こう。テレポートで聖域の入口まで帰り、金牛宮まで駆け上がる。

彩月「アルデバランっ、皆っ!!」

アルデバラン「彩月!!心配したんだぞ…」

彩月「ゴメンなさい。次からは、誰かと一緒に出掛けるようにするから」

抱き付いてくるサロを抱き締め返しそう言うと、アルデバランは頷いてくれた。アルデバランに謝った後は、サーシャの所に行かなきゃ。サーシャとセージにも謝らないといけない。獅子宮まで来られるようになったけど、それ以降はやっぱり無理で、またマニゴルドのお世話になりながら教皇の間まで上がっていった。

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(２人共、心配掛けてゴメンなさい。次からは気を付けるわ)
(貴女は大事な人なのだ。それだけわかってくれ)
(今日はこのまま、私と一緒に居てくれますか??)
(わかった。アルデバランにそう言うわ)