彩月視点

ーー今日は食材を買いにアルデバランやテネオと来ている。センリサとサロは私の変わりにお留守番してくれている。ちょっと申し訳ない気もするけど。

彩月「私がほしいものがなかったら、彼奴に頼もうかな。今日はなにを買おうかしら??」

いつもは買い置きがあるけど、そろそろ切れそうだったからな。冷凍庫(デジェルに作って貰った)に入っていた物も使うから消費が早い。野菜やお肉・お魚なんかも買って帰ろう。余りにも多かったら届けてくれるだろうし。後、アガシャちゃんに会いに行こう。昨日はその辺まで行かなかったし。

彩月「聖域まで届けてくれるわよね??多いと」

アルデバラン「あぁ。だが、大概の量なら俺たちで持てるから気にするな」

テネオ「任せてください。その為に来たんですから」

余り持たせるのは気が引ける。でも、ありがとうとお礼を言っておく。

彩月「先にお花屋さん行きたいのだけど、良いかしら??お友達になった子が居るの」

花ならたいした荷物にならないし、買うのはいつも１輪だけだし。

アルデバラン「それくらいは構わない。では行くか」

私を真ん中に、左右に付いてくれる２人。どうしてそうなったのか。

アガシャ「彩月さん!!」

彩月「こんにちは、アガシャちゃん。今日も１輪だけ買いに来たの。良いかしら??」

アガシャ「彩月さんは本当にお花が好きなんですね。今日はなににしますか??」

全体を見回し、目についた花がある。百合を１輪買うとアガシャちゃんに告げると、今日入ったばかりだと教えてくれた。奥からおじ様が出てきたから挨拶を交わす。

彩月「おじ様、いつも１輪だけで申し訳ありません。余り多くは飾れなくて」

「いえいえ。彩月さんに貰われていく花たちはいつも嬉しそうにしているので気にしないでください。また、近くに来た際は是非」

彩月「必ず寄りますね。ありがとう、アガシャちゃん。今度ゆっくり遊びに来るわね」

アガシャ「待ってます!!」

アガシャちゃん親子と別れ、色々見て買っていく。一通り買い終わったから聖域に戻ろう。ーーやっぱり多いわね。送って貰った方が良かったんじゃ??

→

(送って貰った方が良かったんじゃないの??)
(これくらい造作もない)
(凄いわね…)