彩月視点

ーー今日はアルデバランと２人で組手をしている。声を聞いているだけで幸せになれるのよ。杉田さんボイス素敵すぎでしょvv

彩月「アルデバラン、お願い。私の彩月を呼んで??」

何度目かわからないけど、こう言うやり取りをしている。アルデバランは優しいから苦笑しつつも付き合ってくれる。

アルデバラン「ーー彩月」

～～～～っ!!

彩月「ありがとう、アルデバラン。声が好きな人(声優さん)に似てる(本人だ)から、つい…。ゴメンなさい」

ーー鼻血噴けるわ。もう、腰に来るほどの良い声なんだから。

アルデバラン「…その好きな人は、今…??」

彩月「ーー(この世界には)居ないの」

かなり久しぶりに聞いたわ。この世界に来て、３年は経つ筈。だから耳が幸せvv

アルデバラン「亡くした恋人と声が似ているならば、やりにくいのではないか??」

彩月「恋人ではなかったの。でも、好きだったから。似ているとは言っても、アルデバランはアルデバランなのだから。気にしないで。寧ろ、こんなお願いする私が悪いんだから」

組手を休憩し、汗を拭いながら話す。

テネオ「アルデバラン様とあれだけ出来るなんて。彩月さん、本当に聖闘士にならないんですか??」

彩月「えぇ、きっと私じゃなれないわ。聖衣に選ばれないもの」

この世界の人間じゃないから。それに、戦いたくないし。皆が笑顔で過ごせる日々になれば良いのに。

彩月「私は選ばれないけど、テネオたちは選ばれる可能性はあるんだから。頑張って、立派な聖闘士になってアルデバランと一緒に戦えると良いわね」

テネオたちの嬉しそうな声。…サロとセンリサは無理だけど、テネオはアルデバランの後に牡牛座を継承するからあながち間違いじゃない。その時の教皇は、彼だもんね。ーー皆が居なくなる未来なんて、私が変えてやる。命に変えても。

アルデバラン「彩月、身体の力を抜け。力が入りすぎだ」

彩月「あらあら、やっちまった。次はテネオたちが掛かっておいで。相手してあげる」

元気良く返事をし、準備の出来た子からやってくる。

テネオ「ーーお願いします!!」

テネオ・サロ・センリサの順番ね。…体力持つかしら??

→

(体力持たなかったらゴメンね)
(力は一般女性よりかなり強くても、体力は一般女性並みか)
(これでもかなり付いた方よ??)