白羊宮での生活
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彩月視点
ーー私がユズリハと戻ってくると、もう話は終わっていた。なんの話か気にはなるけど、余り詮索するのは良くないわよね。今日は此処にお泊まりするつもりだし。
彩月「セージにはさっき言ったんだけど、私お泊まりする事になったから。シオンは執務があるから先に帰って??」
シオン「いや、しかしだな…」
ハクレイ「シオンよ、儂が責任を持って聖域まで送り届ける。お前はアテナの元へ戻れ」
ハクレイにまで言われ、渋々帰ろうとするシオン。ーー私が此処に泊まる事になったのは、ユズリハと話をしていて、今日中にはジャミールを出ると言う事を伝えたのがきっかけ。しょんぼりするユズリハを見て、今日なんとか泊まれないかとセージに相談した所、許可を貰ったと言う訳。ハクレイの所だし、安全だと言う事よね。
シオン「では、先に帰っている。また白羊宮で会おう」
彩月「えぇ、シオン。また聖域で」
シオンの許可も貰ったし、ユズリハとまだ話をしよう。でも、ユズリハは確かジャミールの戦士。余り時間を取らせるのは可哀想かな。それに、ハクレイともお話をしたいし。
ハクレイ「ユズリハよ、彩月と居たいのはわかるがそろそろ鍛練に戻る時間じゃ。夜にでもまた話すと良いじゃろう」
ユズリハ「わかりました。では、彩月姉様、また後程」
彩月「頑張ってね」
ユズリハを笑顔で送りだし、ハクレイに向き直る。
彩月「ハクレイ、悩みがあるのだけど、聞いてくれる??」
ハクレイ「どうしたんじゃ??儂で良ければ聞くぞ??」
彩月「ありがとう。とは言っても、愚痴なんだけどね。ーー最近、女官たちに凄い勢いで睨まれるの。地味な嫌がらせもあったりするのよ。白羊宮の外で洗濯物を干していたら水をぶっかけられたり。歩いていたら足を引っ掛けられそうになったり。後は、人気の無い所に呼ばれて雑兵に襲われそうになったり。ーーあぁ、全部やり返したけど」
やり返したと聞き笑い出すハクレイ。流石でしょ??と聞くと流石じゃなと返された。当たり前よ。やられたらやり返せ。私のモットーだからね。
彩月「いやね、このまま地味な嫌がらせを続けられても此方としては仕事に差し支えるから勘弁してほしいのよ。ーー半殺しくらいなら、許されるかしら??」
笑顔でそう尋ねる私の背中に怒りの小宇宙を感じたとハクレイは語った。
→
(許されるのではないか??アテナは彩月になついておられるのじゃからな)
(セージやサーシャには心配掛けたくないから言いたくないのよ)
(彩月は優しいのじゃな)
ーー私がユズリハと戻ってくると、もう話は終わっていた。なんの話か気にはなるけど、余り詮索するのは良くないわよね。今日は此処にお泊まりするつもりだし。
彩月「セージにはさっき言ったんだけど、私お泊まりする事になったから。シオンは執務があるから先に帰って??」
シオン「いや、しかしだな…」
ハクレイ「シオンよ、儂が責任を持って聖域まで送り届ける。お前はアテナの元へ戻れ」
ハクレイにまで言われ、渋々帰ろうとするシオン。ーー私が此処に泊まる事になったのは、ユズリハと話をしていて、今日中にはジャミールを出ると言う事を伝えたのがきっかけ。しょんぼりするユズリハを見て、今日なんとか泊まれないかとセージに相談した所、許可を貰ったと言う訳。ハクレイの所だし、安全だと言う事よね。
シオン「では、先に帰っている。また白羊宮で会おう」
彩月「えぇ、シオン。また聖域で」
シオンの許可も貰ったし、ユズリハとまだ話をしよう。でも、ユズリハは確かジャミールの戦士。余り時間を取らせるのは可哀想かな。それに、ハクレイともお話をしたいし。
ハクレイ「ユズリハよ、彩月と居たいのはわかるがそろそろ鍛練に戻る時間じゃ。夜にでもまた話すと良いじゃろう」
ユズリハ「わかりました。では、彩月姉様、また後程」
彩月「頑張ってね」
ユズリハを笑顔で送りだし、ハクレイに向き直る。
彩月「ハクレイ、悩みがあるのだけど、聞いてくれる??」
ハクレイ「どうしたんじゃ??儂で良ければ聞くぞ??」
彩月「ありがとう。とは言っても、愚痴なんだけどね。ーー最近、女官たちに凄い勢いで睨まれるの。地味な嫌がらせもあったりするのよ。白羊宮の外で洗濯物を干していたら水をぶっかけられたり。歩いていたら足を引っ掛けられそうになったり。後は、人気の無い所に呼ばれて雑兵に襲われそうになったり。ーーあぁ、全部やり返したけど」
やり返したと聞き笑い出すハクレイ。流石でしょ??と聞くと流石じゃなと返された。当たり前よ。やられたらやり返せ。私のモットーだからね。
彩月「いやね、このまま地味な嫌がらせを続けられても此方としては仕事に差し支えるから勘弁してほしいのよ。ーー半殺しくらいなら、許されるかしら??」
笑顔でそう尋ねる私の背中に怒りの小宇宙を感じたとハクレイは語った。
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(許されるのではないか??アテナは彩月になついておられるのじゃからな)
(セージやサーシャには心配掛けたくないから言いたくないのよ)
(彩月は優しいのじゃな)