白羊宮での生活
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ーー組み手を終え、白羊宮のプライベートルームに入る。部屋割りやキッチンの場所を教えて貰った。使い方はなんとかなるとして、料理の腕よね。シオンは自炊かしら??
彩月「シオンは自炊とかするの??」
ふと思った疑問を尋ねると、きょとんとした顔を見せ、苦笑しながら答えてくれた。
シオン「女官にやって貰っていたりもするが…。必要最低限の事は自分でするな」
多少の事は出来るのか。…でも、私がやってあげたら良い訳ね。聖衣を直す時、血が要るんだもんね。
彩月「その女官、今は??」
そう尋ねると、私が来るから違う宮に行って貰ったらしい。…可哀想に。ってか、私…女子の反感買うんじゃない??嫌だなぁ、そんな事になったら返り討ちにしなきゃなんなくなるのに。物騒??知らないよ。手をあげられたら正当防衛になるから大丈夫♪
彩月「シオンたちイケメンだから、恨まれるんだろうな…私」
シオン「そんな事にはならんだろう。もしそうなったとしたらーー私が彩月を守る。そう誓おう」
ーー初日にして、なんか恋愛イベントみたいなのが起きてしまいましたが!?良いのか?!
彩月「シオンったら、女の子たちにそんな事言ってたら誤解されるよ??今の、私でも誤解しそうだったもん」
シオン「ーー誤解して貰って構わない。本心だからな」
ちょっ!!不意討ちとは卑怯なり!!微笑みながらそんな事を言うなんてっ。
彩月「そう言うのは好きな人に言った方が良いわよ」
このトキメキを他の女の子が味わうのはいただけないけど、シオンが好きになった女の子にトキメキを共有して貰わなければ。
シオン「ーー私の目には、貴女しか見えていない」
髪を一房掬い、その髪にキスをする。顔に熱が集まるのがわかった。私の顔はまさに林檎のように真っ赤だろう。
彩月「シオンっ!!!!」
シオン「顔が真っ赤だな」
貴方のせいよっ!!って叫べたら良いんだけど、それは口から出てこない。クスクス笑っているシオンにプイッとそっぽを向く。
彩月「…紅茶と珈琲、どっち??」
キッチンに向かいながら聞くと、まだ笑いながら珈琲と返ってきた。もうっ、まだ笑ってるし。
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(まだ笑ってるし。砂糖とミルクは??)
(少しずつで良い)
(…たっぷり入れてやろうかしら)