彩月視点

ーー私の部屋は教皇の間から少し歩いた所にあるにある今は誰も使っていない一軒家くらいの建物を使わせてくれるらしい。良いのかな??サーシャやセージと気軽に会えるけど。どうしたものか。

彩月「ーー此処以外に、何処か違う場所にも部屋を１つ欲しいんだけど。何処か良い所ないかしら??」

セージ「なにか不都合がありましたか??」

彩月「不都合な点をあげるならば、私に体力がない。下から上がって戻って来られる自信がないの。だからか、中間辺りにあればなぁと」

処女宮と天秤宮の間くらいにあればベストよね。

セージ「そうですな…。中間辺りにはなにもありませんし…急いで造らせましょう。お時間を頂きますが、宜しいか??」

造る!?!?いやいや、そんな事して貰わなくても。

彩月「良いわ、セージ。私が我が儘を言ったのだから。造らなくても大丈夫。頑張って上がってくるから」

途中で息絶えたらその時は祈ってくれたら良いから。なんて思っていたら、シジフォスが予想外な事を言ってくれた。

シジフォス「ーー俺の所に余った部屋があるけど。良かったら其処使うか??」

「「「(((出遅れた!!)))」」」

シジフォスの守護する人馬宮は天秤宮の２つ上。頑張れば問題ない筈。でも…。

彩月「良いの??かえって迷惑じゃない??」

マニゴルド「良いんじゃねぇの??なんなら、各宮に１部屋ずつ用意すれば問題ねぇと思うんだけど」

「「「(((マニゴルド、良く言った!!)))」」」

なんかもう、話が大きくなってきてる。どうしたものかとシジフォスをチラッと見れば、ニコッと笑顔を返された。…セージもサーシャも笑っているだけだし。

彩月「じゃあ、１ヶ月ずつお世話になります。家事はそこそこ出来るんで言ってくれたら良いわ。料理出来る人には手伝って貰ったりするかもしれないけど、多目にみてね」

ウインクするとまた顔を赤くする人が居る。熱でもあるのかな??←荷物を運ばなきゃ。絵は教皇の間に用意してもらった部屋に飾れば良いし。ベッドの側に飾りたいよね。一先ず、部屋を見に行こう。話はそれからよね。

彩月「部屋は何処??荷物を置いて来たいんだけど」

セージ「わかりました。シジフォス、彩月を部屋まで案内してやってくれ」

シオンから荷物を受け取り、シジフォスの後ろに付いていく。近くで見ると羽が凄いな。

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(此処が彩月の使う部屋だ)
(…結構、いや…かなりデカいな。１人で使うのが勿体ない。中も広い。ベッドもキングサイズかな??部屋も余ってるし)