聖闘士星矢LCの世界に降り立つ
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彩月視点
ーー花を摘み、サーシャに花輪を作って貰った。お揃いなのが嬉しいな♪と言うか、私まで作って貰って良かったのかな??話変わっちゃわない??…良いか、私が居る時点で変わってるんだし‼
彩月「ーーもうすぐね。…彼が迎えに来るのは」
それが今日か明日か、まだ先か。貧困街に住むサーシャを見付けるのは難しいか。ぁ、でも小宇宙を探せば簡単か。地図もあった筈だし。…寂しくなるなぁ。サーシャとずっと一緒だったから。私が一人っ子だから、本当に妹見たいで。…感傷に浸っちゃ駄目だ。私も聖域に呼んでくれるように頼んだんだし。ハーデス様に会えないのは残念だけど、あの悲惨な状態を目の当たりにしたら、私はどうなるんだろう??そう言えば、最近何故か小宇宙が感じ取れるようになってきた。テンマの中のペガサス、サーシャの中のアテナ、アローンの中のハーデス様。そして、街の皆の小宇宙。小さいものばかりだけど、安らぐ。…っ!!黄金の射手。彼が近付いてきている。黄金の射手座の聖衣箱を持った。彼ーーシジフォスが。サーシャたちは街中を走り回っている。シジフォスと会うのも時間の問題か。
彩月「ーーもっと居たかったよ、サーシャ。…3人を探そう。サーシャとお別れしなきゃね」
3人の小宇宙を探る。少し離れた所に居るけど、まだ近いな。シジフォスより先に着かなきゃ。
サーシャ「ーー彩月さん‼」
走ってきた私に、サーシャは優しく声を掛けてくれる。テンマとアローンも同様に。3人に目線を合わせ、サーシャの迎えが近くまで来ていると話す。するとタイミング良く、シジフォスが近付いてきて、サーシャの前に跪く。そして、お迎えに上がりましたと声を掛ける。
彩月「またね。絶対会いに行くから。それまでは泣かないで」
泣きそうなサーシャをこれでもかと抱き締める。その間、テンマはシジフォスになにかを言い、アローンはなにかを我慢しているような顔をしている。…話が終わるとシジフォスはサーシャの手を引き、歩き出す。私は後ろから彼に声を掛ける。
彩月「ーーサーシャを、彼女を頼みます。私の大切な家族ですから」
そう言い頭を下げると、シジフォスは私に振り返り、こう言った。
シジフォス「必ず」
短いけれど、約束された。その安心感からか、抑えていた涙が静かに溢れるのを感じた。
→
(…綺麗に泣くのだな、彼女は)
(彩月さんの涙を拭ってあげたくなる)
(彩月…。俺が守ってやるからな)
ーー花を摘み、サーシャに花輪を作って貰った。お揃いなのが嬉しいな♪と言うか、私まで作って貰って良かったのかな??話変わっちゃわない??…良いか、私が居る時点で変わってるんだし‼
彩月「ーーもうすぐね。…彼が迎えに来るのは」
それが今日か明日か、まだ先か。貧困街に住むサーシャを見付けるのは難しいか。ぁ、でも小宇宙を探せば簡単か。地図もあった筈だし。…寂しくなるなぁ。サーシャとずっと一緒だったから。私が一人っ子だから、本当に妹見たいで。…感傷に浸っちゃ駄目だ。私も聖域に呼んでくれるように頼んだんだし。ハーデス様に会えないのは残念だけど、あの悲惨な状態を目の当たりにしたら、私はどうなるんだろう??そう言えば、最近何故か小宇宙が感じ取れるようになってきた。テンマの中のペガサス、サーシャの中のアテナ、アローンの中のハーデス様。そして、街の皆の小宇宙。小さいものばかりだけど、安らぐ。…っ!!黄金の射手。彼が近付いてきている。黄金の射手座の聖衣箱を持った。彼ーーシジフォスが。サーシャたちは街中を走り回っている。シジフォスと会うのも時間の問題か。
彩月「ーーもっと居たかったよ、サーシャ。…3人を探そう。サーシャとお別れしなきゃね」
3人の小宇宙を探る。少し離れた所に居るけど、まだ近いな。シジフォスより先に着かなきゃ。
サーシャ「ーー彩月さん‼」
走ってきた私に、サーシャは優しく声を掛けてくれる。テンマとアローンも同様に。3人に目線を合わせ、サーシャの迎えが近くまで来ていると話す。するとタイミング良く、シジフォスが近付いてきて、サーシャの前に跪く。そして、お迎えに上がりましたと声を掛ける。
彩月「またね。絶対会いに行くから。それまでは泣かないで」
泣きそうなサーシャをこれでもかと抱き締める。その間、テンマはシジフォスになにかを言い、アローンはなにかを我慢しているような顔をしている。…話が終わるとシジフォスはサーシャの手を引き、歩き出す。私は後ろから彼に声を掛ける。
彩月「ーーサーシャを、彼女を頼みます。私の大切な家族ですから」
そう言い頭を下げると、シジフォスは私に振り返り、こう言った。
シジフォス「必ず」
短いけれど、約束された。その安心感からか、抑えていた涙が静かに溢れるのを感じた。
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(…綺麗に泣くのだな、彼女は)
(彩月さんの涙を拭ってあげたくなる)
(彩月…。俺が守ってやるからな)