沢田視点

ーー千夜がザンザスに呼ばれたらしい。スクアーロめ…、なんで止めなかったんだよ。千夜を気に入る男が増えまくりじゃないか。

千夜「ーーどう??似合う??」

千夜は淡いオレンジのワンピースに白のショールを羽織り、オフホワイトに薔薇が付いたパンプスを履いている。髪型は毛先だけふんわりと巻き毛にし、薄くメイクもしている。ーー綺麗だ。

千夜「ザンザスさんを待たせてるから、私は行くけど。３人はどうする??」

沢田「俺は付いてくよ。千夜が心配だからね」

千夜「前も行ってるから、大丈夫よ??」

前と今じゃ違うんだよ。それをわかっている２人は、小さくため息を吐いた。…吐くくらいなら説明してよ。千夜にわかりやすく。

千夜「…??良いわ、行きましょう??」

リボーン「俺が乗ってきた車を使え。運転手付きだ。…ツナ、千夜を任せたぞ」

沢田「わかってる。行こうか、千夜」

俺１人でザンザスに…。千夜の事が掛かってるんだ。言い負かされる訳には。

獄寺「十代目!!…千夜も居たのか」

山本「小僧から聞いたぜ??なんか、千夜がザンザスに呼ばれてるらしいのな??」

運転手って、獄寺くんの事だったんだ。山本まで居るのは驚いたけど。

山本「スクアーロに会えるんだろ??俺も行って良いか??」

千夜「良いんじゃない??私、自称王子とザンザスさんとスクアーロさんにしかまだ会ってないの。彼方の幹部は、他にはどんな方が??」

沢田「ベルフェゴール・スクアーロ・ザンザス以外??モスカは壊れてるから、レビィとマーモン・ルッスーリアだね。マーモンやルッスーリアは良いけど、レビィは放置で良いよ」

うん、彼奴は生理的に無理だろう。千夜が引くかもしれないし。取り敢えず、行った後の話だな。

ザンザス「ーーなんでテメェが居んだ、沢田 綱吉」

千夜「私が綱吉の婚約者だから、心配なんですよ。此処は男の方ばかりですから」

「ーー確かにね」

そう呟いたのは、意外にもマーモンだった。

霧の赤ん坊が彼女に抱かれている

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(マーモンくん、可愛い♡♡)
(ムムッ、可愛いじゃなくて、格好いいなんだけど)