千夜視点

ーー恭弥くんが日本に行って早１週間。リボーンくん(に変えさせて貰って敬語も外した)に毎日数時間特訓を受けている。前よりは確実に成長してきているんだけど。

千夜「…はぁ…」

リボーン「どうした??千夜」

千夜「恭弥くんに会いたい」

リボーン「ブラコンか」

バッサリ斬られた。当たってるけど、そんなストレートに言わなくても。

リボーン「そろそろ、俺以外の家庭教師も付けるか。千夜、キャバッローネのディーノはわかるな??」

千夜「跳ね馬ディーノでしょう??恭弥くんも修行で見て貰ったのよね。ぇ、彼に見て貰えるの??」

リボーン「あぁ。ツナの兄弟子でもあり、雲雀の家庭教師なら、お前も安心だろ??」

千夜「それは勿論。見てくれるの??良いの??」

わぁーっ！楽しみだな！

千夜「いつから??」

リボーン「早くて明日。遅くて来週からだな。それと来月末、日本に行くぞ」

千夜「っ!!本当に!?…なら、もっと頑張らなくちゃ。恭弥くんに誉めて貰いたいし。後で連絡しよっと」

リボーン「ーー千夜、雲雀に対する感情は、恋愛感情じゃねぇのか??」

私が恭弥くんに??ないない。

千夜「ないよ。私は恭弥くんを、恭弥くんは私を兄妹にしか見てないから。血は繋がらなくてもね。…雲雀家の養女になりたい」

リボーン「なってるぞ」

なってるぞ??ぇ、今なってるぞって言った!?

沢田「千夜の後見人になって貰ったんだよ。雲雀さんと、ディーノさんに」

千夜「綱吉、いつから其処に??恭弥くんだけでも良かったのに」

リボーン「千夜、後ろ楯は多い方が良いぞ。そうだ、ザンザスもお前の後見人になるらしいぞ??この間ヴァリアーに行った時、なにがあった」

ヴァリアーに行った時??

千夜「なにもなかったよ??ベルさんとスクアーロさんとザンザスさんに会ったけど。…綱吉をカスって言うから、カスではありませんって言い返しただけよ。殺気凄くて怖かったけど、頑張ったよ」

苦笑を漏らしながら答えると、２人にため息を吐かれた。…何故??

大空と晴の赤ん坊にため息を吐かれて

→

((それが原因だと気付かないとは…))
(なんでため息を吐かれるの??)