沢田視点

ーー約束の時間を少し過ぎた頃。俺は千夜の部屋を訪れた。既にお茶を淹れて待っていてくれた千夜。俺の聞きたい事、教えてくれるだろうか…??

千夜「ーーなにを話そうかな。綱吉は、私に聞きたい事…ある??」

沢田「…千夜は、俺等の事を知ってるよね??」

千夜「前にも言った通り、中学の頃の事。リボーンとの出会いから士門中の所まで。今私が居るこの世界が、何処のパラレルワールドかわからないから、なんとも言えない。でもね、綱吉や皆が笑ってくれるだけで良い。だから、私は強くなりたい。この手を血で染めても、一番知りたくないあの未来だけは変えて見せるから」

そう決意を決めた目は、揺るぎなかった。少ししてから千夜は、ふと珈琲を淹れ始めた。中身はエスプレッソ。あぁ、リボーンが来たのか。

千夜「リボーンさん、部屋に入ってきてください」

そう告げると、ニッと口角を上げる。千夜に聞けば、俺が来てから来るように伝えてあったそうだ。

千夜「リボーンさんは、私を何処まで知っているのですか??何故私を、綱吉の婚約者に選んだのですか??」

リボーン「名前・年齢・身長・体重。後は、異世界から来た事。雲雀が昔世話になった家の娘。漫画やアニメが好きな一般人。色んなアニメや漫画が好きだが、俺たちの出てる作品が好き。その中でも一番好きな奴は…言わないけどな」

千夜「…絶対言わないで「山本や獄寺には色々話した見たいじゃないか。ツナの婚約者だと言うのを」…聞いてたの?!」

面白そうな顔のリボーンに、少したじたじな千夜。俺も聞いてたなんて言ったら、どんな顔をするかな??って、さっきから千夜の事ばかり考えてる。

千夜「綱吉は、京子ちゃんが好きなのよね??」

沢田「ぇっ、どうして…??」

千夜「憧れていたけど、やっぱり恋愛対象として好きだった。そうよね??」

京子ちゃんは、確かに可愛いし、こんな俺にも優しかった。でも、今俺の中で占めているのは紛れもなく…。ーーあぁ、気付いてしまった。

大空が気付いた自分の中の気持ち

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(さぁ、どうなんだろうね??)
(ぇ、なんか意味ありげな言い方…)