浜辺の恋に

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私の名前

亜夜side

ーー今日は皆で海にやって来た。私が行きたいと呟いたのが原因なんだけどね。城戸の私有地にある別荘に泊まり、一泊二日の小旅行。良い思い出を彼と作ろうと思う。

亜夜「あら、シュラじゃないの。どうしたの??私の部屋の前で」

シュラ「今日はそんなに二人きりになれなかったからな。一緒に海で夕日でも見ようかと思って誘いに来たんだ」

亜夜「嬉しいわ。じゃあ、紫外線予防に帽子を持ってくるから、待っててくれる??」

慌てて取りに行くが、慌てなくて良いと言われた。慌てるわよ。だって、待っていてくれてるのが大好きなシュラだもの。

亜夜「ーーお待たせ。行きましょう??」

手を差し出すと、エスコートしてくれる。黄金の皆は紳士よね。シオンもだけど。

亜夜「ーー海がオレンジ色に染まってる。綺麗ね…」

シュラ「俺も綺麗だと思う。ーー亜夜と見てるからだろうな」

亜夜「…そう言う事言わないでくれる??恥ずかしいんだから。でも、シュラに言われると、悪い気はしないわね。ありがとう」

シュラの腕に抱き付き、海を眺める。沈む夕日に、オレンジの海。赤い空。どれもが綺麗で、シュラと一緒に見れて良かった。シュラを見上げていると、視線に気付いたシュラが見つめ返す。

シュラ「どうした??」

亜夜「幸せだなと思って。シュラが一緒で。あんな思いは、したくないから」

昔を思い出し少し悲しくなった。でも、あんな悲劇を繰り返さない為に私は"今"を頑張るんだ。

シュラ「ーー過去は拭い去れない。けれど…過去があり、今があり、未来がある。俺と貴女の未来もこれからだ」

亜夜「そうね」

シュラに抱き付き、キスをする。朱色に染まる海を背に、屋敷に向かう。幸せな時間をもう少し、私に下さい。
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