僕が君の手を握り返したのは、
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アルバフィカside
ーー彼女はなにかと用事をつけて私に会いに来る。いつも追い返すがめげていない。魔宮薔薇の毒の香気にも当てられない身体だからか、いつの間にか薔薇の中枢に居る事も。
アルバフィカ「ーーまた来たのか」
亜夜「また来ちゃった♪薔薇のお手入れしちゃってたの。凄い量よね、まだまだ掛かるよ」
アルバフィカ「此処は魔宮薔薇の園ではないから良いものの」
亜夜「魔宮薔薇の手入れはもう終わらせたのよ??朝早くからお邪魔させて貰っているし。小宇宙を消してね♪」
ーーっ!?!?
アルバフィカ「貴女は‼もう少し自分の身体を大事にしてくれ‼…なにかあってからでは遅いのだから」
亜夜「…貴方は、私が怪我しないように香気を吸わないように気を付けてくれているのよね。私が死なないように。ペルセフォネの小宇宙のおかげで効かないと言っても、アルバフィカは聞いてくれないわね。…お散歩しましょう。魔宮薔薇の園まで」
彼女の台詞にぎょっとする。彼女は制止の声など聞こえないと言うように足早に歩いていく。慌てて追いかけると、彼女は既に魔宮薔薇の中央に座り込んでいた。血の気が引くとはまさにこの事かもしれない。彼女は一輪の薔薇を手に取る。棘で手を切ってみせる。
亜夜「ーーね??なんともないでしょ??」
アルバフィカ「貴女は…私をどうしたいのだ」
亜夜「…別に、どうこうしたい訳ではないの。ただ、友達になりたいだけ。私は貴方を独りにはしない。貴方の背負う運命なんて、私には関係ないもの。私は、魚座の黄金聖闘士・アルバフィカとしてではなくて、ただのアルバフィカと友達になりたいの。"ーー初めまして。私は亜夜と
言います。私とお友達になってください"」
そう言い、右手を差し出す。こんな風に言われて断る事は出来ないな。友達…か。私は友と呼べる者は余り居ない。己の体質もあるからだ。彼女は、そんな私を気遣ってくれたのだろうか。此処は、意地を張らずに素直になった方が良いのかもしれないな。差し出された右手を、握り返し握手する。
アルバフィカ「ーーアルバフィカだ。宜しく頼む」
ちゃんとした、友と呼べる人。彼女となら、なかなか退屈しなさそうだ。
ーー彼女はなにかと用事をつけて私に会いに来る。いつも追い返すがめげていない。魔宮薔薇の毒の香気にも当てられない身体だからか、いつの間にか薔薇の中枢に居る事も。
アルバフィカ「ーーまた来たのか」
亜夜「また来ちゃった♪薔薇のお手入れしちゃってたの。凄い量よね、まだまだ掛かるよ」
アルバフィカ「此処は魔宮薔薇の園ではないから良いものの」
亜夜「魔宮薔薇の手入れはもう終わらせたのよ??朝早くからお邪魔させて貰っているし。小宇宙を消してね♪」
ーーっ!?!?
アルバフィカ「貴女は‼もう少し自分の身体を大事にしてくれ‼…なにかあってからでは遅いのだから」
亜夜「…貴方は、私が怪我しないように香気を吸わないように気を付けてくれているのよね。私が死なないように。ペルセフォネの小宇宙のおかげで効かないと言っても、アルバフィカは聞いてくれないわね。…お散歩しましょう。魔宮薔薇の園まで」
彼女の台詞にぎょっとする。彼女は制止の声など聞こえないと言うように足早に歩いていく。慌てて追いかけると、彼女は既に魔宮薔薇の中央に座り込んでいた。血の気が引くとはまさにこの事かもしれない。彼女は一輪の薔薇を手に取る。棘で手を切ってみせる。
亜夜「ーーね??なんともないでしょ??」
アルバフィカ「貴女は…私をどうしたいのだ」
亜夜「…別に、どうこうしたい訳ではないの。ただ、友達になりたいだけ。私は貴方を独りにはしない。貴方の背負う運命なんて、私には関係ないもの。私は、魚座の黄金聖闘士・アルバフィカとしてではなくて、ただのアルバフィカと友達になりたいの。"ーー初めまして。私は亜夜と
言います。私とお友達になってください"」
そう言い、右手を差し出す。こんな風に言われて断る事は出来ないな。友達…か。私は友と呼べる者は余り居ない。己の体質もあるからだ。彼女は、そんな私を気遣ってくれたのだろうか。此処は、意地を張らずに素直になった方が良いのかもしれないな。差し出された右手を、握り返し握手する。
アルバフィカ「ーーアルバフィカだ。宜しく頼む」
ちゃんとした、友と呼べる人。彼女となら、なかなか退屈しなさそうだ。