僕が君の手を握り返したのは、
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アローンside
ーー僕はいつも思っていた。貴女の笑顔を見ていたい。誰にも見せたくない。見せてほしくない。我儘だとわかってはいるけれど、その気持ちを止める事が出来ないんだ…。
亜夜「ーー森の大聖堂。此処が始まりの地ね。アローンがハーデスの依り代として選ばれてしまった場所。私と出逢った場所でもあるわね」
アローン「初めて亜夜さんを見た時、女神が舞い降りたと思ったんですよ??それくらいーー綺麗だったから」
亜夜「そう??お世辞でも嬉しいわ。いくら女神・ペルセフォネの転生体だと言われても、ピンと来ないもの。私は私だし。クロノスも、どうしようもない糞野郎だしね」
笑いながら凄いことを言っているが聞かなかったことにしよう。
亜夜「…でも、アローンに言われると悪い気はしないわね。逆に凄く嬉しいかも」
照れ臭そうにハニカミながら言っている姿はまるで、僕より年下なのではないかと錯覚させられそうだ。年上だとわかっているのに、失礼な事を思ってしまったな。心の奥に閉まっておこう。
亜夜「アローン、帰ろう。サーシャたちが心配するといけないから」
アローン「…そうですね」
苦笑で返すとなにかを考える素振りを見せ、やっぱりもう少し居ようと言う事になった。
アローン「あの、どうして…??」
亜夜「私がアローンともう少し一緒に居たいから…かな。ほら、聖域に帰るとなかなかこういう時間って取れないじゃない??だからね、良いかなと思って。サーシャには、さっき小宇宙通信で夕飯までには帰ると伝えたから。帰りは結界の入口までテレポートすれば良いし。…もう少し、もう少しだけで良いから…私に付き合ってくれる??」
亜夜さんは狡い。僕が言えない事をすんなり言ってしまうなんて。そんな事を言われたら、笑顔で頷くしか出来ないよ。他愛もない話をしていると、時間はあっという間に過ぎていき、もう帰らなくてはならない時間に。
亜夜「ーーさて、もうすぐ夕飯の時間が来ちゃうから本当に帰ろうか。サーシャとセージを待たせる訳にはいかないしね」
立ち上がり伸びをする。その後、僕に手を差し出す。
亜夜「帰ろう、皆が待ってる」
亜夜さんの手を掴み、ギュッと握り返す。このまま彼女を誰にも渡したくない。そう思う僕の心は罪ですか??
ーー僕はいつも思っていた。貴女の笑顔を見ていたい。誰にも見せたくない。見せてほしくない。我儘だとわかってはいるけれど、その気持ちを止める事が出来ないんだ…。
亜夜「ーー森の大聖堂。此処が始まりの地ね。アローンがハーデスの依り代として選ばれてしまった場所。私と出逢った場所でもあるわね」
アローン「初めて亜夜さんを見た時、女神が舞い降りたと思ったんですよ??それくらいーー綺麗だったから」
亜夜「そう??お世辞でも嬉しいわ。いくら女神・ペルセフォネの転生体だと言われても、ピンと来ないもの。私は私だし。クロノスも、どうしようもない糞野郎だしね」
笑いながら凄いことを言っているが聞かなかったことにしよう。
亜夜「…でも、アローンに言われると悪い気はしないわね。逆に凄く嬉しいかも」
照れ臭そうにハニカミながら言っている姿はまるで、僕より年下なのではないかと錯覚させられそうだ。年上だとわかっているのに、失礼な事を思ってしまったな。心の奥に閉まっておこう。
亜夜「アローン、帰ろう。サーシャたちが心配するといけないから」
アローン「…そうですね」
苦笑で返すとなにかを考える素振りを見せ、やっぱりもう少し居ようと言う事になった。
アローン「あの、どうして…??」
亜夜「私がアローンともう少し一緒に居たいから…かな。ほら、聖域に帰るとなかなかこういう時間って取れないじゃない??だからね、良いかなと思って。サーシャには、さっき小宇宙通信で夕飯までには帰ると伝えたから。帰りは結界の入口までテレポートすれば良いし。…もう少し、もう少しだけで良いから…私に付き合ってくれる??」
亜夜さんは狡い。僕が言えない事をすんなり言ってしまうなんて。そんな事を言われたら、笑顔で頷くしか出来ないよ。他愛もない話をしていると、時間はあっという間に過ぎていき、もう帰らなくてはならない時間に。
亜夜「ーーさて、もうすぐ夕飯の時間が来ちゃうから本当に帰ろうか。サーシャとセージを待たせる訳にはいかないしね」
立ち上がり伸びをする。その後、僕に手を差し出す。
亜夜「帰ろう、皆が待ってる」
亜夜さんの手を掴み、ギュッと握り返す。このまま彼女を誰にも渡したくない。そう思う僕の心は罪ですか??