轟くんのアルバイト
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夏休み。
轟くんがヒーローのお仕事という名の閑古鳥が鳴く飲食店で客寄せパンダの為にアルバイトする事になったと芦戸ちゃんから教えてもらった。
これは、絶対、なんとしても彼女として行かなければ!と思って教えてもらったお店に行けば緑谷くんと爆豪くんが外でビラ配りしていた。
とりあえず写メってお茶子ちゃんに送ってあげようと思う。
「爆豪くん、顔面怖すぎて逆に営業妨害になってない?」
「あん?なってねーわ」
「こんにちは、愛実ちゃん。轟くんを見にきたの?」
「うん。2人もバイトしてたんだね」
「うん、轟くんとエンデヴァーにお願いされて……」
「こんな暑い中ビラ配り大変でしょ。お疲れ様」
「ありがとう。さっきまでは僕達も店内にいたんだど、ちょっと色々あってビラ配りになったんだ。あはは」
「てめぇがちんたらオーダーいつまで経っても回さねぇからだろ」
「かっちゃんだって口悪過ぎてお客さん逃げちゃったじゃんか」
「あー、なるほど。爆豪くん顔怖いもんね」
「あ?怖くねぇだろ普通だろ。しっかり見ろや」
「しっかり見た結果般若のような顔になってるよ」
「なってねぇわ!」
「そんな怒ってたらお客さん呼び込めないよ」
「はっ、こんなもん余裕に決まってんだろ。すぐ配り終えて店満席にしてやんよ」
「へー?じゃあ私店内でその雄姿見てるから頑張って?」
見た目ガラ悪いヤンキーが腹減ってるならこの店来いやこらぁって言ってみるような感じにしか見えないけど、雄英の体育祭やメディアで爆豪くんや緑谷くんを知ってる人は興味を持って足を止めてくれている。お店から出てきた人が凄く美味しいと言っていたのを聞いた人がここに行こうと入って行っていくし意外と大丈夫そうだ。
「轟くん、そろそろ休憩終わってもうホールにいると思うから」
「ほんと?タイミング良かった!ありがとう」
緑谷くんが教えてくれてうきうきと接客する轟くんを見る為に店に入った。
少し狭い店内は意外と綺麗で案内してくれたのは轟くんじゃ無かったけど、丁度オーダーを取っている彼の後ろの席に案内してもらえていつ気づいて貰えるだろうかと少しうきうきした。
「では、日替わり定食をおひとつですね。本日無料でスープを豚汁にも変更出来ますが宜しかったですか」
「そのままでいいです。あと、ここってアルコールありますか」
「それなら、そこの入口に設置してあります」
うん。それ消毒液だね。
「ん?」
「?」
お客さんと轟くんの間で謎の沈黙が訪れお客さんが入口を見て理解したようで少しだけ困った風に笑った。
「ああー、違う違う。アルコール違い。呑む方のアルコールの事」
「?体内からアルコール消毒したいって事ですか?」
「ぶっは!」
オーダー中に邪魔しないように大人しく轟くんの仕事姿を眺めていたのだが、だめだ。
私の彼氏天然すぎる!!
思いっきり吹き出してしまって2人ともの視線が私に向いた。轟くんは私を見てびっくりしていたが、反応してあげるどころかもう面白くて笑いが止まらない。
「と、轟くん。アルコール消毒じゃなくてビールとか、焼酎とかのアルコールの事だと思うよ。っふふ」
「……あ。大変失礼しました。瓶ビールなら取り扱ってます」
「はははっ!体内からアルコール消毒ってある意味あってるかも。じゃあ、瓶ビール1つ」
「はい。暫くお待ち下さい」
ぺこりと轟くんはお客さんに頭を下げて私の方をみてまた後でくると小さく行って厨房に向かった。アルコールの事が恥ずかしかったのか少しだけ耳が赤いのが可愛いな、うちの天然彼氏は。
「お隣のお姉さんも助言してくれてありがとう。店員さんの知り合いかな?」
「どういたしまして。彼女です」
「そうなのか。なら店員さんはかっこいい仕事ぶりを見せないとだね。アルコール違いの挽回も込で」
「ふふ、そうですね」
お兄さんの言葉に笑いながら割とすぐにきた轟くんにオーダーを取ってもらって、轟くんおすすめの蕎麦を頂いた。
うん、蕎麦??と思ったけどもせっかく勧めてもらったし美味しくいただきました。轟くんはブレないどころか、どこでもおすすめは蕎麦なんだね。
ここ、トンカツのお店の筈なのに蕎麦あるのも謎だけど。でも、凄く美味しくて轟くん目当てできたけど、今度は普通に来よう。
「隣にいたお兄さんと仲良さそうだったから、焦った。カッコ悪ぃとこも見せちまったし」
「その後はすっごくカッコよかったよ?轟くん仕事出来てお店の人に引止められてるんじゃない?」
「いや、やっぱり長年働いてる人とじゃあ全然違う。働いてみて、勉強になった。店も人が少なくて知ってるひとが少なかっただけで、緑谷や爆豪が宣伝もしてくれたから客足も伸びてお礼言われた。落ち着いたらちゃんとした従業員雇うって」
「そっか。じゃあ今度は2人でお客さんで来ようね」
「あぁ、もう少ししたら終わりだからもう少し待っててくれ」
「うん。近くの本屋で時間潰してるから一緒に帰ろ」
「終わったら連絡する」
「お店の人に美味しかったって伝えてて」
「分かった」
その後仕事が終わった轟くんと合流してから知ったのだが、蕎麦は轟くんの賄いの為に期間限定で入れていたらしく轟くんがお客さんにおすすめを聞かれる度に蕎麦をおすすめするので思わぬ人気が出てレギュラーメニューに仲間入りしたらしい。
ヒーローはメニューもプルスウルトラで入れてくるんだな、なんて。
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