始発
* name change *
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早く、ガブリアスを助けなきゃ。
きっと今もわけも分からず苦しみ、もがいている。
人間の欲望だけで他の生き物まで影響を及ぼす。
それはきっといけない事だ。
そう思い、駆け出す。
私を止める声など聞こえないフリをした。
今止まってしまったら全ておしまいになってしまう気がしたのだ。
いつの間にかプリズムタワーの前まで来ていた様だった。
ガブリアスはプリズムタワーの一番上で暴れている。
一体どうしたら…
「ルア!」
「サトシ、貴方もガブリアスを…」
「待って!サトシ、ルア!」
あとからユリーカ達も集まってくる。
どうやら追いかけてきたらしい。
「ねぇ、ガブリアスの側に行きたいの。力を貸して」
「俺も行く!」
「ありがとう。サトシ」
「……ガブリアスの側に行ければいいんですよね?それなら良い方法がありますよ!」
二人のおかげでどうやらガブリアスの側に行けるらしい。
シトロンの案内でプリズムタワーの非常口についた。
私とサトシがタワー内部に入ると突然破壊光線が放たれ、ドアが破壊されてしまう。
「速く行こう。サトシ!」
「ああ!」
それだけ交わして、階段と梯子を登っていった。
ガブリアスのいる所まで登ると、ざわめきが起こる。
「ガブリアス、」
ガブリアスに話しかけると破壊光線が放たれる。
「ニンフィア、出て来て。」
「待ってくれ、俺が必ず説得する!」
「もし、攻撃してきた場合は…ガブリアスにダメージが入るかもしれないけれど首輪を狙わせてもらう。」
それだけ伝えるとサトシは説得しようとする。
しかし、ガブリアスはさらに上へと飛んで行ってしまった。
それにしてもアナウンサーはうるさいなぁ。
「サトシ、これ以上は危険だよ。それでもいいの?」
「危険だなんて関係ない。今苦しんでいるのはガブリアスなんだ!」
「そう、ならいい。私は貴方について行こう。」
それだけを告げ、梯子をのぼっていく。
報道陣に激写されているだろう。
注目を浴びるのは今でも慣れない。
そんな雑念を振り払い、さらに上へと登っていった。