一章
設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ね、ねえどう思う?」
「お姫様にそっくりの事務員さんの事?」
「うん……。」
先生から話を聞き終わったあと、今にも泣きだしそうな顔で平太が問いかけた。
「事務員さんがもし、お、お化けだったら……僕ちびっちゃう……。」
「もしそうならすごいスリル……!」
伏木蔵が恍惚の表情を浮かべている。
「でも、幽霊が働くのって見たことないよね。」
「確かに。やっぱり忍術学園の事務員になるってことは、人間なんじゃない?」
孫次郎の言葉に僕も頷く。お姫様が記憶を失くしてるんじゃないかって僕は思ったんだけど、また幽霊じゃないかって平太が疑いそうなので口には出さなかった。
「ねえ、確かめに行ってみない?」
「ええ……怖いよ。おばけだったらどうするの。」
怖いもの好きである伏木蔵の提案に平太はとうとう泣き出してしまった。
「遠くから見てみるくらいなら怖くないんじゃない?」
孫次郎は結構乗り気みたい。かくいう僕も興味がある。
「近いうちにみんなで様子を見に行くってことにしよう。スリルとサスペンス~!」
「じゃあ何か役に立ちそうなものがあれば持って行くね。」
着々と進んでいく計画に平太だけが泡を吹いて倒れそうだった。