戦闘訓練
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「わーたーしーがー!普通にドアから来た!!!」
「んふっ。」
やば、普通に笑ってしまった。画が強すぎるもん仕方ない。オールマイト相変わらずお茶目だな。
午後からはヒーロー基礎学。コスチュームを着て戦闘訓練を行う。ザ・ヒーローといった内容にみんなテンション上がりまくりである。
コスチュームどんな感じになってるんだろ。私もちょっと楽しみだ。
「こーれーは、なかなか……。」
空気抵抗が少なく空中でも動きやすい服。確かにそれしか書かずに希望を出した。けどまさかこれほどピッタピタのパッツパツになるとは。
体のライン丸わかりのぴったりとしたボディスーツに手袋と細めのブーツ。ちなみにボディスーツはデコルテ部分が透けており、オフショルにチョーカーをしているように見える仕様だ。どうしよう、すごくえっちです。
「なまえちゃん、パツパツ仲間や。」
「お茶子ちゃん~。どうしようこれ。お茶子ちゃんと色違いっぽいのは嬉しいけど……。」
「あはは、なまえちゃんのは青が基調になっとるんやね!可愛い。」
「うう、ありがと~。」
「気にすることないわ、とっても似合ってるもの。」
「蛙吹さん……。」
「ケロケロ、梅雨ちゃんと呼んで。」
梅雨ちゃんも結構ぴったりスーツだ。可愛い。
他の女の子も際どい恰好が多い。ていうかええ、八百万さんあれ大丈夫なのかな。何かもう、あの、色々出ちゃってるけど。
「なまえ似合ってるよ。」
「そうそう、気にしない気にしなーい!」
「私なんかほぼ全裸だよ~!」
「そっちはもうちょっと気にして……。」
みんなに励まされてちょっと元気出てきた。ようやく女の子だけでお話しできたのもあり軽く自己紹介する流れになる。あとで連絡先も交換できることになって、嬉しい。
グラウンドに入ると、もう男子は結構集まっていた。
「お、スーツ似合ってんね。」
「あんま見ないで……。瀬呂くんのは瀬呂くん!って感じでかっこいいね。」
「それ褒めてる?」
「めちゃくちゃ。」
「照れるわあ。」
いやあ、やっぱコスチューム一つとってもみんな個性でるなあ。
峰田くんに「良い!」と連呼されながらまとわりつかれて困ったけど、響香と梅雨ちゃんが沈めてくれた。大丈夫かな。
これから行われるのは屋内での対人戦闘訓練。2対2に分かれるらしい。いきなり対人かあ。ちょっと怖い。
「状況設定は敵がアジトに核兵器を隠していてヒーローはそれを処理しようとしている!ヒーローは制限時間内に敵を捕まえるか核兵器を回収する事。敵は制限時間まで核兵器を守るかヒーローを捕まえること。」
確保テープを相手に巻きつけると捕まえたことになるらしい。なるほどなあ。捕まえられなくても制限時間までヒーロー側の攻撃をしのげばいいんだから、敵側がかなり有利では?
くじの結果私はIチーム。尾白くんと透ちゃんと一緒だ。数を有利に持って行かないとなあ。