MAJIMA of the END
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子供のように目をキラキラ輝かせながらゾンビ映画を見る彼氏。
その隣に座り(正確には無理矢理座らされ)私もぼんやりと画面を眺める。
「しっかり脳天貫かな死なへんやろが!」
「おーおーサカっとるサカっとる。こりゃ序盤でやられるやつや!」
などとケチをつけたりあるあるな展開を先読みして彼なりに楽しんでいる。
私はこの類のものはどうも苦手だ。
「なぁにをおっきな欠伸しとんねん。ちゃあんと見とけや」
「へいへい」
「あっ、ほらもうお前が目ェ離した隙にジョージが死んどるやないか!!!!」
「誰それ」
「アカンなぁ全然集中してへんやんか」
「ちょっと眠いかも」
「こっからがおもろいとこやろが、、、、」
そう言うなり停止ボタンを押す真島さん。
いや見ててもらって構わないのだが。
そんな視線を送ると真島さんは首を横に振りながらやれやれといった感じで手を上げた。
「アホか、#da=1#と見るから楽しいんやろが。#da=1#が見ぃひんなら今日は終わりや。眠いんならベッドでお話しよや」
「なぁ、街中がゾンビだらけになってしもたら#da=1#はどうする?」
「真島さんが助けてくれるんじゃないの」
「せやなぁ。俺がちゃんとした意識保った人間やったらオマエんこと守ってあげられるけど俺がゾンビになってしもたらオマエはどうすんねん」
「想像もつかないけど真島さんみたいに強い人がゾンビなっちゃったら無敵だね、この世終わりそう。」
「なんや#da=1#もそう思うか?ワシもそう思うわ。誰も手ぇつけられんくなるからな、最期は桐生チャンに頼むんや」
「ふふ、それが一番いいかもね」
「でもその前に#da=1#に噛み付いてゾンビにしてしまうかもしれへんなぁ」
「それはいやだな」
「あ゛?なんでや」
「映像見て自分もあぁやって食べられちゃうんだって想像しただけで怖いよ」
「ほーう…?そんなにゾンビになってしもたワシに食われるのがこわいんか」
「そりゃそうだよ!逆に真島さんは怖くないの?」
「さぁ?そんときになってみないと分からへんのぅ。」
タバコを一吸いしてからフッと吹き出す真島さん。
「何が面白いのっ」
「え?あぁ。俺はゾンビにならんくてもいっつも#da=1#んこと喰うてるのにそんな怖がるとはな。#da=1#は面白いやつや!ヒヒッ」
「な、何言って…!?意味が全然違う!!!!!」
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