おしおき真島
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ゴミはゴミ箱に、燃えるもの燃えないものは分ける。
そんな当たり前のことが出来ない人が増えたように感じる。
「でたでた、こういうの嫌いなんだよね」
自動販売機横にあるカンやビンを捨てるゴミ箱の入口にすっぽりハマるホシバのフラペチーノカップ。
これじゃあ次の人が捨てたいとき捨てれないじゃないか。
案外すぐ近くにあったゴミ箱まで移動させ紙ストローは燃えるゴミ、カップは燃えないゴミとして捨てる。
「…ピンポンやあぁぁあ!!」
「ヒッ!?」
ビクッと肩を跳ねさせて声のする方に向くと見覚えのあるパイソン柄のジャケットが目に入る。
「ま、真島さん…こんなところでどうしたんですか」
「#da=1#チャンはエエ子やなぁ!ちゃんとゴミの分別できるんやな!」
顎に手を当てうんうん、と頷きながら近寄ってくる。
「子供扱いしないでください。それくらい当たり前です」
「その当たり前が出来てへんやつがおるからこうやって#da=1#チャンがゴミ捨ててくれてるんやろ?…ありがとな」
「いや、特に感謝されるようなことはしてないので」
「見て見ぬふりやってできたはずや。でもそれをせぇへんかったから偉いねん。」
「は、はぁ…」
「どっちかっちゅーと俺もな、ゴミの捨て方にはうるさい方やねんで?」
昔は分別せんでゴミ捨てた男を掃除しようとして桐生チャンによぉ止められたわ、なんて話す真島さん。
人を掃除、というワードがポンっと出てくるのを見て本職はヤのつく人だと再認識する。
「そんなエエ子の#da=1#チャンにゴロちゃんからのご褒美や!飯食い行かんか?」
「折角のお誘いありがたいんですけど実はダイエット中で…」
それを聞いて口をあんぐり開ける真島さん。
「どこを痩せようとしてるん?これ以上痩せたら#da=1#チャン、消えてまうで?」
「消えません!もっと痩せないとなんです、油断したらまた増えちゃって」
そういうとへなへなとしゃがみこみ地面を指でなぞり子供っぽくいじけてしまった。
そりゃあ理由も理由だからいじけてしまうのも無理はないが目の前の人は見た目からしてヤクザで自分よりもかなり年上。
でもそんな真島さんが可愛くてふふ、と思わず笑みがこぼれる。
笑ってしまったから機嫌を損ねたのかギロッと効果音がつきそうなほど睨みつけてくる真島さん。
「…ほな、#da=1#は俺の厚意を受け取れへんっちゅーわけか」
「まぁ、そうなってしまいますね、」
「#da=1#はイケナイ子ぉ、やな?」
じりじりと壁に追い詰められる。これはやばい。
「お仕置き、したる」
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