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9月の上旬。
ここ数日すっきりしない天気だったけれど、今日はやっと晴れた。
これから石神さんとデートだし、私の気分も晴れやかだ。
悠紀「えっと…“今日は残暑が厳しくなるので対策を”…か。じゃあ、アレ使わなきゃ」
私の暑さ対策は、今年の夏初めて買った『ミント衣類用冷感スプレー』だ。
私は汗かきだし、石神さんに汗臭いと思われたくない。
だから、今日着るお気に入りのワンピースに まんべんなくスプレーをかけた。
(あ、ちょっとかけ過ぎた?…汗臭いよりはいいよね)
悠紀「石神さん、お待たせしました!今日はどこへ行くんですか?」
石神「今日は いつもと違う水族館に行きましょう。予約が取れたので。」
悠紀「わぁ、楽しみです♪」
去年からのコロナ禍の影響で、美術館や博物館、水族館などは密を避ける為の入館制限があり、来館予約が必要な所が増えている。
悠紀「暑い……」
水族館の駐車場から入館口まで歩く間に、少し背中に汗をかいてしまった。
でも、ミントスプレーのおかげでスーっとして心地良い。
と、その時。
”♪~“
私のスマホが鳴った。
石神「どうしました?」
悠紀「あ、海司からLINEです。少しだけ、いいですか?」
石神「えぇ、どうぞ。」
=========================
●海司『今日はデートか?』
悠紀『うん。昨日は警護ありがとう。今、石神さんと○○水族館にいるよ。で、どうしたの?』
●海司『そっか。ところでさ、昨日お前何使ってた?やたらスースーして、オレ目がチカチカしたんだけど。今日は気をつけろよ。…って、余計なお世話か。楽しんで来いよ。』
悠紀『えっ!そうなの?ゴメン、気をつけるよ。ありがとう。』
=========================
(海司がLINEで言うなんて、私そんなに…?でも石神さん何も言わないし、大丈夫だよね…?)
悠紀「すみません、お待たせしました。」
石神「入りましょう。」
入館ゲートを入り、真っ直ぐ進む。
悠紀「あれは…?」
通路の つきあたりの壁の一部が透明で、小さな窓になっていた。
中で何かが泳ぐ影が見える。
石神「この壁の向こう側は、ショーに出演するイルカの控えプールの様ですね。」
私が窓を覗き込むと…
悠紀「あっ、イルカが寄って来た!こんなに近くで顔を見るのは初めてです。かわいい~♪……ん?」
すると突然。
悠紀「わっ!」
窓いっぱいに顔を寄せたイルカが、私の目の前でプッと口から何かを吹き出した。
悠紀「い、イカ?!」
私が驚いていると、今度は くたくたになった餌のイカをパクリと咥えた。
そして、笑っているように首を上下させると、イカを振り回しながら向こうに行ってしまった。
石神「ククッ、イルカに遊ばれましたね…」
悠紀「うぅ、なんか複雑……」
ここ数日すっきりしない天気だったけれど、今日はやっと晴れた。
これから石神さんとデートだし、私の気分も晴れやかだ。
悠紀「えっと…“今日は残暑が厳しくなるので対策を”…か。じゃあ、アレ使わなきゃ」
私の暑さ対策は、今年の夏初めて買った『ミント衣類用冷感スプレー』だ。
私は汗かきだし、石神さんに汗臭いと思われたくない。
だから、今日着るお気に入りのワンピースに まんべんなくスプレーをかけた。
(あ、ちょっとかけ過ぎた?…汗臭いよりはいいよね)
悠紀「石神さん、お待たせしました!今日はどこへ行くんですか?」
石神「今日は いつもと違う水族館に行きましょう。予約が取れたので。」
悠紀「わぁ、楽しみです♪」
去年からのコロナ禍の影響で、美術館や博物館、水族館などは密を避ける為の入館制限があり、来館予約が必要な所が増えている。
悠紀「暑い……」
水族館の駐車場から入館口まで歩く間に、少し背中に汗をかいてしまった。
でも、ミントスプレーのおかげでスーっとして心地良い。
と、その時。
”♪~“
私のスマホが鳴った。
石神「どうしました?」
悠紀「あ、海司からLINEです。少しだけ、いいですか?」
石神「えぇ、どうぞ。」
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●海司『今日はデートか?』
悠紀『うん。昨日は警護ありがとう。今、石神さんと○○水族館にいるよ。で、どうしたの?』
●海司『そっか。ところでさ、昨日お前何使ってた?やたらスースーして、オレ目がチカチカしたんだけど。今日は気をつけろよ。…って、余計なお世話か。楽しんで来いよ。』
悠紀『えっ!そうなの?ゴメン、気をつけるよ。ありがとう。』
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(海司がLINEで言うなんて、私そんなに…?でも石神さん何も言わないし、大丈夫だよね…?)
悠紀「すみません、お待たせしました。」
石神「入りましょう。」
入館ゲートを入り、真っ直ぐ進む。
悠紀「あれは…?」
通路の つきあたりの壁の一部が透明で、小さな窓になっていた。
中で何かが泳ぐ影が見える。
石神「この壁の向こう側は、ショーに出演するイルカの控えプールの様ですね。」
私が窓を覗き込むと…
悠紀「あっ、イルカが寄って来た!こんなに近くで顔を見るのは初めてです。かわいい~♪……ん?」
すると突然。
悠紀「わっ!」
窓いっぱいに顔を寄せたイルカが、私の目の前でプッと口から何かを吹き出した。
悠紀「い、イカ?!」
私が驚いていると、今度は くたくたになった餌のイカをパクリと咥えた。
そして、笑っているように首を上下させると、イカを振り回しながら向こうに行ってしまった。
石神「ククッ、イルカに遊ばれましたね…」
悠紀「うぅ、なんか複雑……」
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