お日柄
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
休日の ある日。
悠紀『今日はいい天気で良かったですね。』
石神「ええ。」
今、私たちが乗っている車は、のどかな田舎の道を走っている。
山あいの町で、所々に家は有るけれど、大部分は雑木林か畑だ。
石神「ずっと同じ様な景色で、飽きていませんか?」
悠紀『いいえ…緑がいっぱいで、風が気持ちいいです。』
爽やかな風が、よどんだ気持ちを洗い流してくれるようだ。
石神「そうですか………良かった。」
石神さんは、運転中で前を向いたまま、ぽつりと呟く。
実は先日、公務中に暴漢が乱入する騒ぎがあって…
ここ最近、私の気分は滅入っていた。
そんな私を、今日ドライブに誘ってくれたのは石神さんだった。
“こんな時に二人きりで外出して大丈夫なのか?”
と SPのみんなには反対されたけど、お父さんは、
“こんな時だからこそ、必要なのではないかね?石神くんに任せよう ”
と 許してくれた。
車は どんどん細い道に入っていく。
(ここは、どこなんだろう?)
カーナビは 敢えて消してある。
今日は目的地を決めないドライブだから。
(でも、石神さんは分かってるんだろうな…)
細い道の両側は、高い木の生け垣が続く。
悠紀『わぁ…なんだか巨大迷路の中にいるみたい!それにしても、生け垣の向こうは どうなっているんでしょうね?』
石神「こういうのは、大抵果樹園を強風などから守るためのものですが…この辺りなら、みかん畑かもしれません。」
悠紀『へぇ、みかんかぁ…
いつか、一緒にみかん狩りに来たいですね!実が鈴なりの みかんの木に囲まれて、思う存分…』
石神「フフッ…」
悠紀『あ……………////』
(笑われた……恥ずかしい………)
やがて、道は ある急カーブにさしかかった。
カーブミラーに、対向車のトラックが写っている。
この細い一本道では、車がすれ違うことはできない。
お互いの存在に気付いた所で、双方ともその場に停車。両者の距離は数メートル。
トラックの運転手さんが、こちらの様子を窺う素振りを見せた後、動こうとして…
石神「…………!!」
バタン!!
突然、石神さんが車を降り、ものすごい速さでトラックの方へ走って行った。
悠紀『えっ、石神さん!? ど、どうしたんですか?』
先日の出来事が頭の中をよぎる。
こんな所で何かあったら……
悠紀『今日はいい天気で良かったですね。』
石神「ええ。」
今、私たちが乗っている車は、のどかな田舎の道を走っている。
山あいの町で、所々に家は有るけれど、大部分は雑木林か畑だ。
石神「ずっと同じ様な景色で、飽きていませんか?」
悠紀『いいえ…緑がいっぱいで、風が気持ちいいです。』
爽やかな風が、よどんだ気持ちを洗い流してくれるようだ。
石神「そうですか………良かった。」
石神さんは、運転中で前を向いたまま、ぽつりと呟く。
実は先日、公務中に暴漢が乱入する騒ぎがあって…
ここ最近、私の気分は滅入っていた。
そんな私を、今日ドライブに誘ってくれたのは石神さんだった。
“こんな時に二人きりで外出して大丈夫なのか?”
と SPのみんなには反対されたけど、お父さんは、
“こんな時だからこそ、必要なのではないかね?石神くんに任せよう ”
と 許してくれた。
車は どんどん細い道に入っていく。
(ここは、どこなんだろう?)
カーナビは 敢えて消してある。
今日は目的地を決めないドライブだから。
(でも、石神さんは分かってるんだろうな…)
細い道の両側は、高い木の生け垣が続く。
悠紀『わぁ…なんだか巨大迷路の中にいるみたい!それにしても、生け垣の向こうは どうなっているんでしょうね?』
石神「こういうのは、大抵果樹園を強風などから守るためのものですが…この辺りなら、みかん畑かもしれません。」
悠紀『へぇ、みかんかぁ…
いつか、一緒にみかん狩りに来たいですね!実が鈴なりの みかんの木に囲まれて、思う存分…』
石神「フフッ…」
悠紀『あ……………////』
(笑われた……恥ずかしい………)
やがて、道は ある急カーブにさしかかった。
カーブミラーに、対向車のトラックが写っている。
この細い一本道では、車がすれ違うことはできない。
お互いの存在に気付いた所で、双方ともその場に停車。両者の距離は数メートル。
トラックの運転手さんが、こちらの様子を窺う素振りを見せた後、動こうとして…
石神「…………!!」
バタン!!
突然、石神さんが車を降り、ものすごい速さでトラックの方へ走って行った。
悠紀『えっ、石神さん!? ど、どうしたんですか?』
先日の出来事が頭の中をよぎる。
こんな所で何かあったら……
1/2ページ