これは、私が小学生だった時の話...


私は怖い体験をした。


昔住んでいた私の家は、2階に人が居ないのに誰かが歩いているような音や物音がよく聞こえた。
でも、まぁその時は家鳴りとかだろうと考えていた。

しかし、私が2階にいると下から

｢優稀～？優稀～？｣
と呼ぶ声が聞こえ下に降りて呼んだか聞くと
呼んでないけど？と返ってくる。

しかも、これは1回や2回ではなく
もう数十回とあった。

この対応も慣れた物で、2回呼ばれてから下に行くようにしている。

でも、まぁ、よく考えたらこれは霊現象だったのかもしれないし
もしかしたら、ただの私の妄想だったと終わらせられる。

ただ、この部屋だけは違った。
物置部屋があるのだが、そこはトイレの窓みたいな小さい窓が1つあるだけの部屋
その部屋は、もう使われなくなった物を置いてあり結構物が置いてあった。
だけど、窓が陽の当たる方向にある為部屋も明るく昼間は部屋が暗いという事はなかった。

そんなある日、私は物置部屋の用事が部屋に入る事になった。
だけど、前に入った時より何故か重苦しい空気を感じた。
部屋は荷物はいっぱいあるもののちゃんと陽も当たっており重苦しい感じはないはず
だけど、何故か今日は重苦しい空気を感じており直ぐに部屋から出たくなる。
早めに用事を済ませ部屋から出ようとした時、何故か視界の隅に入ったものが気になり
そちらを見た。

そこには、小さい頃に遊んだポ〇ちゃん人形が衣装ケースの上にポツンと置いてあった。
思わず、懐かしい気持ちになりポ〇ちゃん人形を手に取った。
すると何故か、手に取った瞬間異様な気配を感じた。
説明は出来ないのだけど本当に嫌な気配だった。
私は怖くなり、人形を物と物の奥深くに突っ込み誰にも見つからないようにしまい部屋から出た。
すると、あの重苦しい感じもなくなりホッとしながら下に降りていった...