山下瞳月
夢主名前
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
46side
“しーちゃんと46ちゃんコンビ初期の頃からよく見るけど正直あんまりピンと来ないわ”
“ 櫻坂って才能も実力もないくせに、山下と一緒にいるおかげで選抜入れたのに自分の力って思ってそうで草”
“瞳月ちゃんの隣は優ちゃんとかがいい。46ちゃんは釣り合ってないし相応しくないと思う”
「…っ…やっぱり私なんかが瞳月の彼女とか……相応しくなかったんだ……」
1度それらを目にしたらもうそれ以外考えられなくなった。それから決断するのは早くて、すぐに私は瞳月の傍にいちゃいけないって結果に辿り着いた。
“私、46の事が1人の女の子として好きになっちゃった……同じメンバーなのにごめんね、でもね、どうしても好きなの。っ、だから、もし嫌じゃなければ、、私の彼女になってくれませんか……?”
あの時の瞳月、本当に緊張してたんだろうな、、すっごく顔真っ赤だったし泣きそうな顔してたし。そんな姿が普段の瞳月と違いすぎて、気づいたら私も好きだって思ってて、告白を受け入れて。付き合ってからはたくさんの愛で私を包み込んでくれて。
それなのに、私は、
瞳「…………こんな別れ方、ほんと最低だよ……っ……ばいばい、46。」
っ、瞳月ごめんね、、本当にごめんなさい。私が弱くて自信がないばかりに沢山泣かせちゃって、傷つけて、、こんな別れ方させちゃって……。本当にごめん。だけど、瞳月の事好きな気持ちは本物でした。きっとこれからもそれは変わらない。
「っ……ばいばい、瞳月、っ」
こんな私もう大っ嫌いかもしれないけど……っ……これからはひっそりと、瞳月の事を好きでいさせてください。
----------------
瞳月side
あの日から時が経つのは早くて、気がついたらもう1ヶ月が経っていた。
私と46は楽屋でもレッスンでも一緒に過ごすことがなくなったり、ふとした時に目が合うこともなくなったりと、46との関係が一切なくなってしまった。
本音を言えば辛い。胸が痛い。46と一緒に居たい。46の笑顔を隣で見たい。
でもそれらはもう全部私には出来ないこと。元恋人っていうのが今までの仲良い同期には戻してくれない。
瞳「…………」
別れたく、なかったな……、
心做しかあの日から46は笑うことが少なくなった。メンバーといる時は笑っているけど、あれは無理してる時の笑い方。1人になった時はどこか一点を見つめて暗い表情をしている。
本当ならすぐに駆け寄りたい。寄り添って、どうしたの?って話聞いて抱き締めて、46の事を笑顔にしたい。
だけど、46から振られた私には……
由「しーづーきーちゃんっ!」
ギュッ
瞳「うわっ、由依さん!」
由「ちょっと一緒に外にお散歩行かない?」
瞳「え?」
由「よしっ行くよー」
突然後ろからハグしてきた由依さんは少し強引で、私の返答に耳も傾けず外へと手を引かれていく。
瞳「あの、由依さん、急に散歩だなんてどうしたんですか?」
由「んー?どうかしたのは瞳月ちゃんたちの方でしょ?」
瞳「え?」
由「私さ瞳月ちゃんと46がこうなった原因、多分だけど全部知ってるんだ。」
瞳「!!!」
46と私が別れた原因、、全部、知ってる……?由依さんが……?
瞳「あの全部知ってるってどういうことですか?!」
どうして由依さんが知っているか分からない、何が原因なのかも今の私には分からない。だから、先輩とか関係なしにこれだけは絶対に聞き出さなくちゃいけない。
由「瞳月ちゃんはエゴサってする?」
瞳「エゴサ……?」
由「そう、エゴサ」
瞳「いや、あんまりしないです、」
エゴサしたら良くない言葉ばかりに目がいっちゃって私自身のこと嫌になっちゃいそうだから、今はまだする余裕がないっていうのが一番の理由だけど、なんで急にエゴサ?
由「そっか。多分だけど、46前にエゴサしてたんだよね」
瞳「え、46が……?」
46は勝手に私と同じだと思って芯を持っているからエゴサなんてしないと思ってた……
由「その時にたまたま見たタイミングが悪かったんだろうね。瞳月ちゃんと46についての投稿が多かったみたいで、それも良くない方の。」
瞳「良くない方の……?」
由「うん。─────」
私は由依さんから聞かされた内容に、あの時の自分をビンタしてやりたくなった。
--------------------------------
由依side
あれは瞳月ちゃん達が今の状況になるほんと前日。
たまたま46の後ろを通りかかった時に見えた46のスマホ画面。そこには沢山の批判的な言葉達が並べられていた。
その中で見えた名前からして、その批判の対象は初期からよく見かける46と瞳月ちゃんコンビのこと。
その際に46が呟いた一言を、地獄耳の私は聞き逃さなかった。
「……っ…やっぱり私なんかが瞳月の彼女とか……相応しくなかったんだ…………」
由「っ!」
そう言う46の表情が私は忘れられない。苦しんでいて辛そうで、悲しみに飲み込まれないように必死に耐えているような、何とも言えない表情。
これは明日とかにでも近いうち話聞いてあげた方がいいな、なんて次の仕事があるからって後回しにしたら次の日にはこの有り様。
46と瞳月ちゃんは一切話さなくなったし近くにいることもなくなっていた。
何より、 2人の目元は泣いたのかパンパンに腫れていて、前日の事を目にしている私には容易に状況を理解することができた。
最初は他のメンバーも喧嘩かな?ぐらいであまり気に止めてなかったけど、流石に1ヶ月もこの空気が続けば話は違う。もう、すぐにでも誰かしらが訳を聞きに行きそうなレベル。
そうなる前に、振ったのは46だろうから、きっと本当の理由を知らない瞳月ちゃんの元へと、話を知っている私が向かったというわけ。それで、私の知ってる限りの事を話して今に至る。
2人ともお互いが見てない時にお互いを愛に満ちた悲しい目で見つめているし、1人の時はお互い泣きそうな表情だし、46も瞳月ちゃんも未練タラタラなのがダダ漏れだから。瞳月ちゃんが46の事を諦めていなければ、きっと2人はやり直すことが出来ると思う。
こんな事おせっかいかもしれないけど、私が瞳月ちゃんに話したことで、2人がいい方向に関係が直ってくれたらいいな。
--------------------------------
瞳月side
由「───という訳なんだけど。」
由依さんから聞かされた内容は私が全然予想にもしてない事だった。
瞳「46が実力も才能もない……?私といるから46は選抜に入れた……?……っ、なんなんですか、これ……」
いくらなんでもSNSっていう大勢の人が見るところでこう言う事書くのは酷すぎる。この言葉たちのせいで46は傷ついて、苦しめられて…………
由「でもね、私たちは人前に立つ職業だからこういうアンチとかいるのはしょうがない事。それは瞳月ちゃんも分かるでしょ?」
瞳「っ、分かります、分かりますけど……」
これはそんな簡単に受け入れられる話じゃない。
由「うん。だけどそうもいかない時ってあるじゃん。人間だしさ。46の場合人一倍メンバー思いでしょ? みんなと同じで、こんなこと気にしてちゃ仕方がないって分かってはいるけど、書かれていたのが大好きな瞳月ちゃんとの事だったから。きっとこの言葉たちに傷つけられちゃったんだと思うな。」
“大好きな瞳月ちゃんとの事だったから”
由依さんのその言葉にいくつもの思いが込み上げてくる。
46が私のこと大好きって……それは恋愛?メンバー愛?どっちの意味での大好き?
由「ん、難しい表情してるけどどうした?」
それが顔に出ていたのかそう聞かれた。
……由依さんに話したらもっと何か分かるかな。46って由依さんと3期生で1番仲良いし、もしかしたら他にも何か知ってることあるかもしれない。
人に相談とかするのは好きじゃないけど、46の事となればそんなこと言ってられない。
瞳「…………私、46に振られたじゃないですか、」
由「……うん」
瞳「その理由って、本当にさっきの事だけなんですかね……」
由「というと?」
口に出そうとすると本当にそれが事実になってしまいそうで、、言うのを戸惑う。
瞳「……」
由「あ、もしかして46がどういう意味で好きかみたいな事?」
瞳「!!」
由「おぉその顔は当たりだね」
なんで由依さんってこんなになんでも分かるんだろ…… 46の事も後ろから見たスマホの画面だけで今の状況をこんなにも理解してるし、今もだし……恐るべし1期生さん……
瞳「まぁ、はい……そうなんですけど……」
由「それは瞳月ちゃんが直接46本人に聞いた方がいいんじゃない?」
瞳「っ、でも、」
私は46に振られたから……
由「瞳月ちゃんはもう46の事諦めたの?」
瞳「え……?」
由「46ともう一度やり直せなくてもいいの?ずっとこのままでいいの?」
瞳「っ、」
いい訳ない…………だけど、さっきも言ったけど私は46に振られてるんだよ?別れたくないって、好きだよってたくさん伝えたけど、私のその想いは46には届かなくて、受け取って貰えなくて……それなのに、私がもう一度46の元へ行ったら……
由「…………一つだけ教えてあげる。」
瞳「え?」
由「46ってよく瞳月ちゃんの話するんだけどね、瞳月ちゃんの負けず嫌いな所が1番好きって言ってたよ。」
瞳「!!!」
“瞳月のイメージからは負けず嫌いって感じしないけど、実際はめっちゃくちゃ負けず嫌いなのすっごくいいよね。わたし瞳月のそういうところ好きだよ。”
瞳「っ、46……」
いつだか何でもない時に46が私に向けて言ったこと。
由「もう1回聞くね。瞳月ちゃんは46の事諦めるの?」
っ、そんなの、
瞳「…………諦めないです、諦めません。」
こんな事聞いたあとに、はい諦めます、なんて言えるわけないじゃない。諦めちゃいけない、ちゃんと本当のことを46から話を聞いて、それで私の事好きか聞いて、好きだよって言ってくれればまた告白する。もしそれが好きじゃないって言われても、またもう一度付き合う前の時のようにアタックするだけ。
だって、46は私の負けず嫌いな所が1番好きなんでしょ?
だったらその魅力を今最大限に発揮する時。
瞳「由依さん私ちょっと行ってきます!」
由「うん、行ってらっしゃい。」
あの時ちゃんと46の事もっとよく見てればってあの日の自分にめちゃくちゃ後悔するけど、今はもう後悔するのはやめる。初めから全部やり直す。
…………だから待ってて、46。
私は46の元へと走りながら久しぶりに46とのトーク画面を開いて、近くの空き部屋に来てとメッセージを送った。
“しーちゃんと46ちゃんコンビ初期の頃からよく見るけど正直あんまりピンと来ないわ”
“ 櫻坂って才能も実力もないくせに、山下と一緒にいるおかげで選抜入れたのに自分の力って思ってそうで草”
“瞳月ちゃんの隣は優ちゃんとかがいい。46ちゃんは釣り合ってないし相応しくないと思う”
「…っ…やっぱり私なんかが瞳月の彼女とか……相応しくなかったんだ……」
1度それらを目にしたらもうそれ以外考えられなくなった。それから決断するのは早くて、すぐに私は瞳月の傍にいちゃいけないって結果に辿り着いた。
“私、46の事が1人の女の子として好きになっちゃった……同じメンバーなのにごめんね、でもね、どうしても好きなの。っ、だから、もし嫌じゃなければ、、私の彼女になってくれませんか……?”
あの時の瞳月、本当に緊張してたんだろうな、、すっごく顔真っ赤だったし泣きそうな顔してたし。そんな姿が普段の瞳月と違いすぎて、気づいたら私も好きだって思ってて、告白を受け入れて。付き合ってからはたくさんの愛で私を包み込んでくれて。
それなのに、私は、
瞳「…………こんな別れ方、ほんと最低だよ……っ……ばいばい、46。」
っ、瞳月ごめんね、、本当にごめんなさい。私が弱くて自信がないばかりに沢山泣かせちゃって、傷つけて、、こんな別れ方させちゃって……。本当にごめん。だけど、瞳月の事好きな気持ちは本物でした。きっとこれからもそれは変わらない。
「っ……ばいばい、瞳月、っ」
こんな私もう大っ嫌いかもしれないけど……っ……これからはひっそりと、瞳月の事を好きでいさせてください。
----------------
瞳月side
あの日から時が経つのは早くて、気がついたらもう1ヶ月が経っていた。
私と46は楽屋でもレッスンでも一緒に過ごすことがなくなったり、ふとした時に目が合うこともなくなったりと、46との関係が一切なくなってしまった。
本音を言えば辛い。胸が痛い。46と一緒に居たい。46の笑顔を隣で見たい。
でもそれらはもう全部私には出来ないこと。元恋人っていうのが今までの仲良い同期には戻してくれない。
瞳「…………」
別れたく、なかったな……、
心做しかあの日から46は笑うことが少なくなった。メンバーといる時は笑っているけど、あれは無理してる時の笑い方。1人になった時はどこか一点を見つめて暗い表情をしている。
本当ならすぐに駆け寄りたい。寄り添って、どうしたの?って話聞いて抱き締めて、46の事を笑顔にしたい。
だけど、46から振られた私には……
由「しーづーきーちゃんっ!」
ギュッ
瞳「うわっ、由依さん!」
由「ちょっと一緒に外にお散歩行かない?」
瞳「え?」
由「よしっ行くよー」
突然後ろからハグしてきた由依さんは少し強引で、私の返答に耳も傾けず外へと手を引かれていく。
瞳「あの、由依さん、急に散歩だなんてどうしたんですか?」
由「んー?どうかしたのは瞳月ちゃんたちの方でしょ?」
瞳「え?」
由「私さ瞳月ちゃんと46がこうなった原因、多分だけど全部知ってるんだ。」
瞳「!!!」
46と私が別れた原因、、全部、知ってる……?由依さんが……?
瞳「あの全部知ってるってどういうことですか?!」
どうして由依さんが知っているか分からない、何が原因なのかも今の私には分からない。だから、先輩とか関係なしにこれだけは絶対に聞き出さなくちゃいけない。
由「瞳月ちゃんはエゴサってする?」
瞳「エゴサ……?」
由「そう、エゴサ」
瞳「いや、あんまりしないです、」
エゴサしたら良くない言葉ばかりに目がいっちゃって私自身のこと嫌になっちゃいそうだから、今はまだする余裕がないっていうのが一番の理由だけど、なんで急にエゴサ?
由「そっか。多分だけど、46前にエゴサしてたんだよね」
瞳「え、46が……?」
46は勝手に私と同じだと思って芯を持っているからエゴサなんてしないと思ってた……
由「その時にたまたま見たタイミングが悪かったんだろうね。瞳月ちゃんと46についての投稿が多かったみたいで、それも良くない方の。」
瞳「良くない方の……?」
由「うん。─────」
私は由依さんから聞かされた内容に、あの時の自分をビンタしてやりたくなった。
--------------------------------
由依side
あれは瞳月ちゃん達が今の状況になるほんと前日。
たまたま46の後ろを通りかかった時に見えた46のスマホ画面。そこには沢山の批判的な言葉達が並べられていた。
その中で見えた名前からして、その批判の対象は初期からよく見かける46と瞳月ちゃんコンビのこと。
その際に46が呟いた一言を、地獄耳の私は聞き逃さなかった。
「……っ…やっぱり私なんかが瞳月の彼女とか……相応しくなかったんだ…………」
由「っ!」
そう言う46の表情が私は忘れられない。苦しんでいて辛そうで、悲しみに飲み込まれないように必死に耐えているような、何とも言えない表情。
これは明日とかにでも近いうち話聞いてあげた方がいいな、なんて次の仕事があるからって後回しにしたら次の日にはこの有り様。
46と瞳月ちゃんは一切話さなくなったし近くにいることもなくなっていた。
何より、 2人の目元は泣いたのかパンパンに腫れていて、前日の事を目にしている私には容易に状況を理解することができた。
最初は他のメンバーも喧嘩かな?ぐらいであまり気に止めてなかったけど、流石に1ヶ月もこの空気が続けば話は違う。もう、すぐにでも誰かしらが訳を聞きに行きそうなレベル。
そうなる前に、振ったのは46だろうから、きっと本当の理由を知らない瞳月ちゃんの元へと、話を知っている私が向かったというわけ。それで、私の知ってる限りの事を話して今に至る。
2人ともお互いが見てない時にお互いを愛に満ちた悲しい目で見つめているし、1人の時はお互い泣きそうな表情だし、46も瞳月ちゃんも未練タラタラなのがダダ漏れだから。瞳月ちゃんが46の事を諦めていなければ、きっと2人はやり直すことが出来ると思う。
こんな事おせっかいかもしれないけど、私が瞳月ちゃんに話したことで、2人がいい方向に関係が直ってくれたらいいな。
--------------------------------
瞳月side
由「───という訳なんだけど。」
由依さんから聞かされた内容は私が全然予想にもしてない事だった。
瞳「46が実力も才能もない……?私といるから46は選抜に入れた……?……っ、なんなんですか、これ……」
いくらなんでもSNSっていう大勢の人が見るところでこう言う事書くのは酷すぎる。この言葉たちのせいで46は傷ついて、苦しめられて…………
由「でもね、私たちは人前に立つ職業だからこういうアンチとかいるのはしょうがない事。それは瞳月ちゃんも分かるでしょ?」
瞳「っ、分かります、分かりますけど……」
これはそんな簡単に受け入れられる話じゃない。
由「うん。だけどそうもいかない時ってあるじゃん。人間だしさ。46の場合人一倍メンバー思いでしょ? みんなと同じで、こんなこと気にしてちゃ仕方がないって分かってはいるけど、書かれていたのが大好きな瞳月ちゃんとの事だったから。きっとこの言葉たちに傷つけられちゃったんだと思うな。」
“大好きな瞳月ちゃんとの事だったから”
由依さんのその言葉にいくつもの思いが込み上げてくる。
46が私のこと大好きって……それは恋愛?メンバー愛?どっちの意味での大好き?
由「ん、難しい表情してるけどどうした?」
それが顔に出ていたのかそう聞かれた。
……由依さんに話したらもっと何か分かるかな。46って由依さんと3期生で1番仲良いし、もしかしたら他にも何か知ってることあるかもしれない。
人に相談とかするのは好きじゃないけど、46の事となればそんなこと言ってられない。
瞳「…………私、46に振られたじゃないですか、」
由「……うん」
瞳「その理由って、本当にさっきの事だけなんですかね……」
由「というと?」
口に出そうとすると本当にそれが事実になってしまいそうで、、言うのを戸惑う。
瞳「……」
由「あ、もしかして46がどういう意味で好きかみたいな事?」
瞳「!!」
由「おぉその顔は当たりだね」
なんで由依さんってこんなになんでも分かるんだろ…… 46の事も後ろから見たスマホの画面だけで今の状況をこんなにも理解してるし、今もだし……恐るべし1期生さん……
瞳「まぁ、はい……そうなんですけど……」
由「それは瞳月ちゃんが直接46本人に聞いた方がいいんじゃない?」
瞳「っ、でも、」
私は46に振られたから……
由「瞳月ちゃんはもう46の事諦めたの?」
瞳「え……?」
由「46ともう一度やり直せなくてもいいの?ずっとこのままでいいの?」
瞳「っ、」
いい訳ない…………だけど、さっきも言ったけど私は46に振られてるんだよ?別れたくないって、好きだよってたくさん伝えたけど、私のその想いは46には届かなくて、受け取って貰えなくて……それなのに、私がもう一度46の元へ行ったら……
由「…………一つだけ教えてあげる。」
瞳「え?」
由「46ってよく瞳月ちゃんの話するんだけどね、瞳月ちゃんの負けず嫌いな所が1番好きって言ってたよ。」
瞳「!!!」
“瞳月のイメージからは負けず嫌いって感じしないけど、実際はめっちゃくちゃ負けず嫌いなのすっごくいいよね。わたし瞳月のそういうところ好きだよ。”
瞳「っ、46……」
いつだか何でもない時に46が私に向けて言ったこと。
由「もう1回聞くね。瞳月ちゃんは46の事諦めるの?」
っ、そんなの、
瞳「…………諦めないです、諦めません。」
こんな事聞いたあとに、はい諦めます、なんて言えるわけないじゃない。諦めちゃいけない、ちゃんと本当のことを46から話を聞いて、それで私の事好きか聞いて、好きだよって言ってくれればまた告白する。もしそれが好きじゃないって言われても、またもう一度付き合う前の時のようにアタックするだけ。
だって、46は私の負けず嫌いな所が1番好きなんでしょ?
だったらその魅力を今最大限に発揮する時。
瞳「由依さん私ちょっと行ってきます!」
由「うん、行ってらっしゃい。」
あの時ちゃんと46の事もっとよく見てればってあの日の自分にめちゃくちゃ後悔するけど、今はもう後悔するのはやめる。初めから全部やり直す。
…………だから待ってて、46。
私は46の元へと走りながら久しぶりに46とのトーク画面を開いて、近くの空き部屋に来てとメッセージを送った。