田村保乃
夢主名前
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保乃side
「初めまして保乃ちゃん!」
保「っ!」
ドキンっ───!
ミーグリで初参加というこの子を目にした瞬間。
保「……っ、は、初めまして46ちゃん!」
…………保乃はこの子に恋をした。
--------------------------------
ひ「保乃ちゃーん」
保「んー?なにひいちゃん〜」
ひ「またインタビューであのファンの子の事話してたやろ?」
保「っ、べ、別にしてへんよ!違うファンの子の話やし!」
ひ「ほぉ〜」
保「っ、」
撮影の合間の休憩時間中。
よく一緒に居るひいちゃんと隣同士に座って各々の時間を過ごしていればそんな事を言われた。
“ミーグリとかレターで私の事いつもすごく好きって伝えてくれるファンの子がいて、何だかとてもその姿が可愛らしくて、私もその子の事がすごく大好きなんです。”
ひいちゃんの言うまたあの子の事言ってたでしょ?って言うのはきっとこれのこと。
さっきは否定したけど本当は図星。ひいちゃんの言う通り、いつも保乃はあの子の事を想ってこの回答をしている。
でも、こういう事するのはアイドルとして失格かもやけど、しょうがないと思う。
だって、保乃はあの子の事が本気で好きになってしまったんやもん。顔も声も、伝えてくれる姿から滲み出る人間性も、何もかもが保乃のタイプすぎんねん。
ひ「あ、そういえば今日からセブンでプーさんとキティちゃんのコラボ一番くじが始まったらしいよ」
「え、それほんまに?!」
ひ「ほんまほんま笑」
「やばいそれは行かなあかん!ちょっと保乃行ってくるわ!」
ひ「はーい。撮影までには戻ってくるんよ〜」
まさか保乃の大好きなその2つがコラボくじだなんて……そんなのやりに行くしかないやろ!
無我夢中でスタジオから1番近いセブンまでの道のりを走ったいたら、曲がり角で人とぶつかってしまった。
ドンッ!
保「うわっ!」
「きゃっ───!」
うぅ、思いっきり尻もち……痛い……
って、そんなことより!
保「あのすみません!全然前見てなくてぶつかっちゃいました!お怪我とかされてません、か、、って、え…………」
なんとぶつかった相手を見てびっくり。
「っ、いたた…………あ、私は大丈夫ですよ!!こちらこそ前見てなくてごめんなさい!」
保「46、ちゃん……?」
「え、保乃ちゃん?!!!?!」
そう、保乃がぶつかった相手は、いつも沢山の好きをくれる、いつも保乃がインタビューで話す、大好きな46ちゃんやった。
「え、え、待って、え!あの本当にごめんなさい!怪我してないですか?!って、うわぁ!どうしよう保乃ちゃんの手のひらちょっと切れちゃってる!」
こんな漫画とかドラマでしか見ない運命みたいな事、ほんまにあるんやなぁ……
「えっと、これ病院代です!」
なんて1人の世界へ飛び立っていれば急に顔の前に現れた諭吉さん。
え、なんで諭吉さん居んの?
「あ、もしかしてこれだけじゃ病院代足りないですかね……?」
…………あ、そういうこと!?
保「だ、大丈夫やで!?全然こんなの絆創膏つけとけば治るし病院行くほどやないから!」
こんなんでいつも病院行ってたらアイドルなんて務まらんしな!
「え、で、でも、、ライブ近いのに、私のせいで大切な推しメンに怪我させちゃって……」
保「ちーがーう! 46ちゃんのせいやないよ?保乃がちゃんと前見てなかったからこうなっちゃったんやから、この怪我も自業自得!だからそんなに落ち込まんといて?」
目にうっすらと涙を溜めてオロオロしてる46ちゃん。
…………可愛い。実物でみる46ちゃん本当に可愛ええ。身長は画面越しじゃ分からんかったけどひいちゃんより少し大きいぐらい?待って、身長まで可愛いって何?
「うぅ、で、でも、これは受けとってください!少ないかもですけど、せめてものお詫びとしてこれくらしいは贈らせてください、」
と言ってまたもや諭吉さんを差し出す46ちゃん。
保「だからほんまに大丈夫やって!これは受け取れません!」
お金があるに越したことはないけど、大事で大切な大好きな子から、こんなの受け取れるわけがない。
「いや受けとってください!じゃないと推しメンに怪我させてしまった私の気が済まないんです!」
保「だからそれは保乃が…………」
…………ん、待てよ。これは結構ナイスな場面なのでは?
保乃は46ちゃんからお金を受け取りたくない。でも46ちゃんはお詫びとして諭吉さんを受け取ってほしい。46ちゃんは何かしら保乃にお詫びがしたいってことやんな?
てことは。
保「なぁ46ちゃん?」
「っ、は、はい、!」
保「お金やなくて保乃違うものが欲しいなぁ」
「違うもの…?なんですか……?」
保乃が欲しいもの。それは、
保「46ちゃんの連絡先。」
「え゛」
保「保乃のファンなんやったら雑誌とか全部チェックしてくれてると思うんやけど、保乃いっつも46ちゃんの話してんねん。気づいてた?」
「え、あ、あれ……やっぱり私の事だったんですか……?!」
保「せやよ。毎回46ちゃんの話してんの」
「え、え、うそ、、やば……」
ふふっ今度は顔真っ赤になってる。もし保乃も46ちゃんの立場やったら推しメンからそんな事言われたら嬉しいもんな。
保「だから保乃と連絡先交換せえへん?お友達になろ!」
「お、お友達……!」
お友達なんて関係で終わっちゃうのは嫌やから、ちゃんとお友達になったあとで46ちゃんにアタックする。そのためにはまずは友達。
「私みたいなオタクが保乃ちゃんとお友達になっても大丈夫なんでしょうか……?」
保「全然大丈夫!保乃は46ちゃんやからお友達になりたいの!」
「っ…///」
保「せやから早くQRコード出して?保乃もう準備万端やで!」
「は、はい………///」
ピッ
“ 46🧸が友達になりました”
保「…………んふふっ46ちゃんの連絡先やぁ、嬉しいっ」
「うっ、可愛い……」
これからはアイドルとファンの関係じゃなくて、お友達。ミーグリだけじゃなくて、会いたい時に会える距離感。
んふふっ、なんやこれ。めっちゃ幸なんやけど。
そんな幸せな時間に終わりの合図が……
ピコンっ
ひ“保乃ちゃんなにしてると?!もう撮影始まるっちゃけど!!!!”
…………ん?撮影……?
保「あっ!!!!!」
そうやった!今休憩時間なんやった!!!
保「ごめん46ちゃん!!今から撮影行かなあかんからもう保乃行くな!」
「えっ!それは大変!!早く行ってください!!」
保「じゃあ後で連絡するから!!絶対返信してな!」
「っ、は、はいっ……!」
あぁ、神様は運命をくれたかと思えば意地悪やぁ……!もう少し好きな人と一緒に居らせてよ!
…………でも、まぁ。
保「…………保乃今やったらなんでも出来る気がする」
46ちゃんパワーは最強やな。
ひ「だったら1秒で衣装に着替えてきて!!!」
保「1秒は無理や!!」
おわり。
「初めまして保乃ちゃん!」
保「っ!」
ドキンっ───!
ミーグリで初参加というこの子を目にした瞬間。
保「……っ、は、初めまして46ちゃん!」
…………保乃はこの子に恋をした。
--------------------------------
ひ「保乃ちゃーん」
保「んー?なにひいちゃん〜」
ひ「またインタビューであのファンの子の事話してたやろ?」
保「っ、べ、別にしてへんよ!違うファンの子の話やし!」
ひ「ほぉ〜」
保「っ、」
撮影の合間の休憩時間中。
よく一緒に居るひいちゃんと隣同士に座って各々の時間を過ごしていればそんな事を言われた。
“ミーグリとかレターで私の事いつもすごく好きって伝えてくれるファンの子がいて、何だかとてもその姿が可愛らしくて、私もその子の事がすごく大好きなんです。”
ひいちゃんの言うまたあの子の事言ってたでしょ?って言うのはきっとこれのこと。
さっきは否定したけど本当は図星。ひいちゃんの言う通り、いつも保乃はあの子の事を想ってこの回答をしている。
でも、こういう事するのはアイドルとして失格かもやけど、しょうがないと思う。
だって、保乃はあの子の事が本気で好きになってしまったんやもん。顔も声も、伝えてくれる姿から滲み出る人間性も、何もかもが保乃のタイプすぎんねん。
ひ「あ、そういえば今日からセブンでプーさんとキティちゃんのコラボ一番くじが始まったらしいよ」
「え、それほんまに?!」
ひ「ほんまほんま笑」
「やばいそれは行かなあかん!ちょっと保乃行ってくるわ!」
ひ「はーい。撮影までには戻ってくるんよ〜」
まさか保乃の大好きなその2つがコラボくじだなんて……そんなのやりに行くしかないやろ!
無我夢中でスタジオから1番近いセブンまでの道のりを走ったいたら、曲がり角で人とぶつかってしまった。
ドンッ!
保「うわっ!」
「きゃっ───!」
うぅ、思いっきり尻もち……痛い……
って、そんなことより!
保「あのすみません!全然前見てなくてぶつかっちゃいました!お怪我とかされてません、か、、って、え…………」
なんとぶつかった相手を見てびっくり。
「っ、いたた…………あ、私は大丈夫ですよ!!こちらこそ前見てなくてごめんなさい!」
保「46、ちゃん……?」
「え、保乃ちゃん?!!!?!」
そう、保乃がぶつかった相手は、いつも沢山の好きをくれる、いつも保乃がインタビューで話す、大好きな46ちゃんやった。
「え、え、待って、え!あの本当にごめんなさい!怪我してないですか?!って、うわぁ!どうしよう保乃ちゃんの手のひらちょっと切れちゃってる!」
こんな漫画とかドラマでしか見ない運命みたいな事、ほんまにあるんやなぁ……
「えっと、これ病院代です!」
なんて1人の世界へ飛び立っていれば急に顔の前に現れた諭吉さん。
え、なんで諭吉さん居んの?
「あ、もしかしてこれだけじゃ病院代足りないですかね……?」
…………あ、そういうこと!?
保「だ、大丈夫やで!?全然こんなの絆創膏つけとけば治るし病院行くほどやないから!」
こんなんでいつも病院行ってたらアイドルなんて務まらんしな!
「え、で、でも、、ライブ近いのに、私のせいで大切な推しメンに怪我させちゃって……」
保「ちーがーう! 46ちゃんのせいやないよ?保乃がちゃんと前見てなかったからこうなっちゃったんやから、この怪我も自業自得!だからそんなに落ち込まんといて?」
目にうっすらと涙を溜めてオロオロしてる46ちゃん。
…………可愛い。実物でみる46ちゃん本当に可愛ええ。身長は画面越しじゃ分からんかったけどひいちゃんより少し大きいぐらい?待って、身長まで可愛いって何?
「うぅ、で、でも、これは受けとってください!少ないかもですけど、せめてものお詫びとしてこれくらしいは贈らせてください、」
と言ってまたもや諭吉さんを差し出す46ちゃん。
保「だからほんまに大丈夫やって!これは受け取れません!」
お金があるに越したことはないけど、大事で大切な大好きな子から、こんなの受け取れるわけがない。
「いや受けとってください!じゃないと推しメンに怪我させてしまった私の気が済まないんです!」
保「だからそれは保乃が…………」
…………ん、待てよ。これは結構ナイスな場面なのでは?
保乃は46ちゃんからお金を受け取りたくない。でも46ちゃんはお詫びとして諭吉さんを受け取ってほしい。46ちゃんは何かしら保乃にお詫びがしたいってことやんな?
てことは。
保「なぁ46ちゃん?」
「っ、は、はい、!」
保「お金やなくて保乃違うものが欲しいなぁ」
「違うもの…?なんですか……?」
保乃が欲しいもの。それは、
保「46ちゃんの連絡先。」
「え゛」
保「保乃のファンなんやったら雑誌とか全部チェックしてくれてると思うんやけど、保乃いっつも46ちゃんの話してんねん。気づいてた?」
「え、あ、あれ……やっぱり私の事だったんですか……?!」
保「せやよ。毎回46ちゃんの話してんの」
「え、え、うそ、、やば……」
ふふっ今度は顔真っ赤になってる。もし保乃も46ちゃんの立場やったら推しメンからそんな事言われたら嬉しいもんな。
保「だから保乃と連絡先交換せえへん?お友達になろ!」
「お、お友達……!」
お友達なんて関係で終わっちゃうのは嫌やから、ちゃんとお友達になったあとで46ちゃんにアタックする。そのためにはまずは友達。
「私みたいなオタクが保乃ちゃんとお友達になっても大丈夫なんでしょうか……?」
保「全然大丈夫!保乃は46ちゃんやからお友達になりたいの!」
「っ…///」
保「せやから早くQRコード出して?保乃もう準備万端やで!」
「は、はい………///」
ピッ
“ 46🧸が友達になりました”
保「…………んふふっ46ちゃんの連絡先やぁ、嬉しいっ」
「うっ、可愛い……」
これからはアイドルとファンの関係じゃなくて、お友達。ミーグリだけじゃなくて、会いたい時に会える距離感。
んふふっ、なんやこれ。めっちゃ幸なんやけど。
そんな幸せな時間に終わりの合図が……
ピコンっ
ひ“保乃ちゃんなにしてると?!もう撮影始まるっちゃけど!!!!”
…………ん?撮影……?
保「あっ!!!!!」
そうやった!今休憩時間なんやった!!!
保「ごめん46ちゃん!!今から撮影行かなあかんからもう保乃行くな!」
「えっ!それは大変!!早く行ってください!!」
保「じゃあ後で連絡するから!!絶対返信してな!」
「っ、は、はいっ……!」
あぁ、神様は運命をくれたかと思えば意地悪やぁ……!もう少し好きな人と一緒に居らせてよ!
…………でも、まぁ。
保「…………保乃今やったらなんでも出来る気がする」
46ちゃんパワーは最強やな。
ひ「だったら1秒で衣装に着替えてきて!!!」
保「1秒は無理や!!」
おわり。