【1つ目】章駄文

宰相「……」
葬儀屋「……一人で本読んでて楽しいのか?」
宰相「え?あ、まぁ……駄目でしょうか?」
葬儀屋「別に?僕も昔はそういうタイプだったから文句なんてないけれど。
でも、皆居るのに一人だけポツンと佇んでるのはどうなのかって思って、会話に入りづらいのか?」
宰相「いえ、ただ今は無性にこの本読みたいので……」
僧侶「何と言う本なのです?」
宰相「『』と言います。きっと先代の、先祖が残してくれた本なのでしょうね」
オークショニア「先代だと思うのなら著者で絞れないのかい?家系図は?」
宰相「著者が書かれていないのですよ、家系図はありますが」
葬儀屋「変っていったらあれだが、変な本だな」
宰相「ふふ、まあ確かにそうですね」
研究員「あ、さっきの葬儀屋の発言煽っていなかったのね
アタシはてっきり煽ってると思ってたのだけれど」
葬儀屋「多分煽っても寛大な心の持ち主だろうから許される」
帽子屋「役者味感じますよね」
宰相「でも役者はもう自分の子孫誰か分かっているのでしょう?」
役者「えぇ」
天使「血縁関係はないのであるな」
宰相「そうですね。というよりか私の持っている家系図に役者のこと記されていませんから記入ミスがない限り血縁関係は絶対に無いかと」
葬儀屋「というかお前ら……役者が何百年も生きてるという事に適応早すぎじゃないか?」
宰相「まあ、身近な人……?に私居ますから」
葬儀屋「何でだよ」
宰相「身近というか、人というか……」
オークショニア「身近じゃないかもだし人じゃない可能性もあるのかい?」
宰相「人……というか神鳥というか……」
僧侶「神鳥ならば人じゃないですね」
宰相「じゃあ身近……な神鳥が」
研究員「頭が痛くなるわ……」
宰相「う~ん……敵国の現王女の側近的な……」
葬儀屋「敵は身近とは言わないだろ」
天使「何か血縁関係とかあるのであろうか?」
宰相「いえ、その……前世、というか……
私の前世、カムイではそのお方とお近づきになれましたので」
オークショニア「つまり面倒な関係ていうこと?」
僧侶「パッと終わらせようとしてますね?」
オークショニア「難しいお話は嫌いかな~」
役者「あぁ……ですからオークショニアは訳解らなさそうな表情で私の何百年うんぬんを理解したかのような声色で納得した、と言ったのですね」
オークショニア「そうだよ?」
研究員「頭弱々なの……?」
オークショニア「数学も国語も大嫌いだけど?」
研究員「貴方もしかして長い文章嫌いね?」
オークショニア「うん」
葬儀屋「こういう奴って本当に文章読めないから本とか説明書とか契約内容とか読まずに後悔するんだよな」
オークショニア「でもでも、文章区切りと文章始まりの間に改行一マスさえしてくれれば読む気にはなるよ?」
宰相「実際読んだことあるんですか?」
オークショニア「勿論。此処最近は頑張って十行の奴とか読んでるよ」
宰相「頑張っているのですね」
オークショニア「でも脳内メモリーがねぇ……」
葬儀屋「こういうパターンで真面目に頑張ってる奴初めて見たな……」
オークショニア「葬儀屋の周りにも密かに頑張ってる人一人くらい居るんじゃないの?」
葬儀屋「アイツらに興味更々無いから知らない」
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