『コーンスープ』/ ko-chan
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ココアもいいけれど、コーンスープも悪くない。
しかも大好きな先輩が奢ってくれた、先輩の好きなコーンスープ。
さらに隣に先輩。
何この贅沢な時間。
脚が寒いけど。
「んー!美味しい!」
「あったまるー...」
「ぽかぽかだわ。美味しい?」
「めちゃめちゃ美味しいです」
「よかった」
こんなにしっかり先輩の横顔見るなんて先輩が部活にいたとき以来。
寒い寒いってちょっと身をすくめてちょっと缶を傾ける。
「誘っといてアレだけどさ、めっちゃ寒いね」
「脚がめっちゃ寒い」
「女子はスカートだもんね、寒そう...」
先輩の視線が私の脚に向かったのは会話の流れから当然なのにドキッとする。
「あ」と何かを閃いたようで手に持っていた缶をベンチに置くと学ランのボタンを外し出した。
たった今寒いって話をしていたのに。
何を思ったか学ランの袖から腕を抜いてる。
「女の子の大敵は冷えだよ」
「えっ...先輩が寒くなっちゃ...」
「いいよいいよ。俺のカーディガン無敵だし」
私はまだタイツを我慢してるのに先輩もうカーディガン着てた。
私の脚にふわっと掛けられたのは渡辺先輩の学ラン。
先輩の温もりでふんわりあたたかい。
「やっぱりコーンが底に残ってるんだけど!」
イライラするなぁって全然イライラし出るように見えない笑顔で缶の底を覗いてる。
口をつけて底を叩いてるけどもうスープなくなったら落ちてこないのよねこれ。
「先輩飲むの下手くそですね」
「え!そういう麗結ちゃんはどうなの!」
「私結構いい感じですよ?」
缶をクルクル回しながら飲むのがいいと言うことはもちろん知っていて、実際これをやって飲んでみると結構無駄がない感じがする。
先輩は私の缶を取って「すげー」ってまんまるな目をこちらに向けたからバチッと目が合った。
「麗結ちゃんが良かったらさ」
「また一緒にここ来ようよ」
冷たい空気。
こんな時間にここにいる人はもちろんいなくてシーンとしてる。
そんな中、先輩の言葉だけが響いて
私の胸の中を十分なくらい温めた。
しかも大好きな先輩が奢ってくれた、先輩の好きなコーンスープ。
さらに隣に先輩。
何この贅沢な時間。
脚が寒いけど。
「んー!美味しい!」
「あったまるー...」
「ぽかぽかだわ。美味しい?」
「めちゃめちゃ美味しいです」
「よかった」
こんなにしっかり先輩の横顔見るなんて先輩が部活にいたとき以来。
寒い寒いってちょっと身をすくめてちょっと缶を傾ける。
「誘っといてアレだけどさ、めっちゃ寒いね」
「脚がめっちゃ寒い」
「女子はスカートだもんね、寒そう...」
先輩の視線が私の脚に向かったのは会話の流れから当然なのにドキッとする。
「あ」と何かを閃いたようで手に持っていた缶をベンチに置くと学ランのボタンを外し出した。
たった今寒いって話をしていたのに。
何を思ったか学ランの袖から腕を抜いてる。
「女の子の大敵は冷えだよ」
「えっ...先輩が寒くなっちゃ...」
「いいよいいよ。俺のカーディガン無敵だし」
私はまだタイツを我慢してるのに先輩もうカーディガン着てた。
私の脚にふわっと掛けられたのは渡辺先輩の学ラン。
先輩の温もりでふんわりあたたかい。
「やっぱりコーンが底に残ってるんだけど!」
イライラするなぁって全然イライラし出るように見えない笑顔で缶の底を覗いてる。
口をつけて底を叩いてるけどもうスープなくなったら落ちてこないのよねこれ。
「先輩飲むの下手くそですね」
「え!そういう麗結ちゃんはどうなの!」
「私結構いい感じですよ?」
缶をクルクル回しながら飲むのがいいと言うことはもちろん知っていて、実際これをやって飲んでみると結構無駄がない感じがする。
先輩は私の缶を取って「すげー」ってまんまるな目をこちらに向けたからバチッと目が合った。
「麗結ちゃんが良かったらさ」
「また一緒にここ来ようよ」
冷たい空気。
こんな時間にここにいる人はもちろんいなくてシーンとしてる。
そんな中、先輩の言葉だけが響いて
私の胸の中を十分なくらい温めた。