『ぽかぽか』/ ymmt
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ガサガサと掛け布団が擦れる音と急に肌に感じた冷気で目を覚ました。
寝ぼけたまま寝返りを打つとサラサラな長い髪が目に入る、いい匂い。
一気に寒くなった原因はこれだ。
僕から掛け布団を奪った麗結ちゃんが布団の中でまるまって小さくなってる。
「僕も入れて...」
ベットに2人で寝ると、こうして布団の取り合いを無意識のうちにしていたってことはよくある。
普段は僕がとってる側だから僕からこんな風にくっつくのはなんか新鮮、朝からドキドキしちゃう。
「麗結ちゃん?」
温かい布団の中に潜り込んで足元でぐしゃぐしゃになってた毛布をかけ直した後、小さくなってる彼女の身体にぴたっとくっついてお腹に手を回す、いい匂い。
布団から出たくない冷たさだったな。
少し開いたカーテンから見える外はまだ薄暗い。
すーすーと規則正しい寝息を立てて全然目を覚ます気配のない麗結ちゃん。
まだ寒いし今日も2人でゆっくりするって話だっだし二度寝すればいいか...
「よしくん...」
彼女のサラサラな髪に顔を埋めて目を閉じた時、彼女の小さな声が聞こえた。
なぁに、と顔を埋めたまま返事をする。
くすぐったい彼女が笑う、首元に息がかかるみたい。
今度はわざと、はぁー...と息を吐く。
「もー!くすぐったいよぉ」
「温かい?」
「んー、生あたたかいって感じ...」
「そりゃそうか、麗結ちゃんいい匂い」
「シャンプーならよしくんも同じ匂いじゃん」
「同じ匂い?僕の髪もいい匂い?」
「うん...多分ねぇ...」
「ねぇねぇいい匂い?」
そろそろ可愛いお顔を見せて欲しくて手でスルスルと身体を撫でる。
すっかり目覚めちゃったなぁ。
「うん...?いい匂い...」
「おはよ、麗結ちゃん」
「おはよ...」
「やっとこっちみてくれた」
「まだ眠たいよ」
まだ重たい瞼でこっちを見て「もっかい寝よ?」と今度は彼女が僕の胸に顔を埋めた、いい匂い。
布団の外の空気は冷たいけれどぽかぽか温かい。
彼女につられて眠ってしまいそう。
せっかく早起きできたのに。
「麗結ちゃん起きようよ」
「今何時...?」
「7時」
「昨日寝たの2時だよ...」
「それは麗結ちゃんがさ...」
あれ、楽しかった夜の思い出話をしようと思ったのに背中をバシンと叩かれてしまった。
いつも以上に可愛かったのに。
ごめんね?と彼女の頭のてっぺんに向かって謝ったらしょうがないから許してあげると篭った声。
「かわいいなぁ...」
「よしくんなんで起きたの?」
「麗結ちゃんが布団とったんでしょ!」
「え?私?!」
「そうだよ!寒くて目が覚めたの!」
「ごめんごめん」
「罰ゲームが必要だなぁ」
え!何?とでも言いたげに顔を上げて僕を見つめる。
このぽかぽかから抜け出したくないけどせっかく早く起きたから何かしたいな。
寝ぼけたまま寝返りを打つとサラサラな長い髪が目に入る、いい匂い。
一気に寒くなった原因はこれだ。
僕から掛け布団を奪った麗結ちゃんが布団の中でまるまって小さくなってる。
「僕も入れて...」
ベットに2人で寝ると、こうして布団の取り合いを無意識のうちにしていたってことはよくある。
普段は僕がとってる側だから僕からこんな風にくっつくのはなんか新鮮、朝からドキドキしちゃう。
「麗結ちゃん?」
温かい布団の中に潜り込んで足元でぐしゃぐしゃになってた毛布をかけ直した後、小さくなってる彼女の身体にぴたっとくっついてお腹に手を回す、いい匂い。
布団から出たくない冷たさだったな。
少し開いたカーテンから見える外はまだ薄暗い。
すーすーと規則正しい寝息を立てて全然目を覚ます気配のない麗結ちゃん。
まだ寒いし今日も2人でゆっくりするって話だっだし二度寝すればいいか...
「よしくん...」
彼女のサラサラな髪に顔を埋めて目を閉じた時、彼女の小さな声が聞こえた。
なぁに、と顔を埋めたまま返事をする。
くすぐったい彼女が笑う、首元に息がかかるみたい。
今度はわざと、はぁー...と息を吐く。
「もー!くすぐったいよぉ」
「温かい?」
「んー、生あたたかいって感じ...」
「そりゃそうか、麗結ちゃんいい匂い」
「シャンプーならよしくんも同じ匂いじゃん」
「同じ匂い?僕の髪もいい匂い?」
「うん...多分ねぇ...」
「ねぇねぇいい匂い?」
そろそろ可愛いお顔を見せて欲しくて手でスルスルと身体を撫でる。
すっかり目覚めちゃったなぁ。
「うん...?いい匂い...」
「おはよ、麗結ちゃん」
「おはよ...」
「やっとこっちみてくれた」
「まだ眠たいよ」
まだ重たい瞼でこっちを見て「もっかい寝よ?」と今度は彼女が僕の胸に顔を埋めた、いい匂い。
布団の外の空気は冷たいけれどぽかぽか温かい。
彼女につられて眠ってしまいそう。
せっかく早起きできたのに。
「麗結ちゃん起きようよ」
「今何時...?」
「7時」
「昨日寝たの2時だよ...」
「それは麗結ちゃんがさ...」
あれ、楽しかった夜の思い出話をしようと思ったのに背中をバシンと叩かれてしまった。
いつも以上に可愛かったのに。
ごめんね?と彼女の頭のてっぺんに向かって謝ったらしょうがないから許してあげると篭った声。
「かわいいなぁ...」
「よしくんなんで起きたの?」
「麗結ちゃんが布団とったんでしょ!」
「え?私?!」
「そうだよ!寒くて目が覚めたの!」
「ごめんごめん」
「罰ゲームが必要だなぁ」
え!何?とでも言いたげに顔を上げて僕を見つめる。
このぽかぽかから抜け出したくないけどせっかく早く起きたから何かしたいな。