『雪の日』/ mzkm
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あの日から毎日水上さんからの連絡は続いた。
何回かに1回、次いつ会える?というお誘いの文があったけれど今は忙しいと理由をつけて断った。
そんなこんなしているうちに、水上さんがあの日言っていた1ヶ月が経とうとしていた。
確かに私の日常に水上さんは存在していたけれど、それは彼氏でも好きな人でもなく、ただ私に興味がある人って感じ。
彼と出会って1ヶ月を迎える目前だった。
仕事帰り、この日はいつも以上のクレーム対応やらでヘトヘトになって家に着いた。
そんな時、水上さんからの着信。
このままベットに倒れ込みたい気持ちとなんだろうという興味と。
「もしもし」
『あ、もしもーし。出てくれた、こんばんは』
「どうしたんですか?」
『恋人はね、理由がなくても電話するものなの』
初めて耳元で聞く声。
あの日よりも優しくて温かい気がした。
「そうなんだ。私今日疲れててもう寝るから」
『ちょっと待って、やっぱり理由あった』
「ん?」
『麗結さんの声が聞きたくて』
「...うん」
『リアクションが薄いよー!ごめんね、忙しくて全然こういうこと出来なくて』
こういうことっていうのは電話?
毎日くる連絡だけで暇なのかなって思っていた私のさらに上をいこうとしているということに驚きを隠せなかった。
『やっとレポートの提出が終わったから。1番に麗結さんに電話しようって思って』
「そっか」
『そのために頑張ったって言っても過言じゃないかな。』
「凄いね、お勉強大変なのに私の事まで考える余裕があるなんて」
『当たり前だよ!好きな人だもん。考えるな!って言われる方が無理!』
この時初めて、恋をするってそういうことなんだって1ミリだけ理解した。
家族や友達以外の誰かにひたすら愛されること。
確かにこれは幸せなことかもしれないって。
『怒らないでよ』
「何を?」
『僕今麗結さんに会いたい』
「私は会いたく...」
『ダメ。だーめ。恋人っていうのはねどんなに忙しくても一瞬でも会わないといけないの』
「絶対嘘...」
『嘘かも。でも僕は会いたい。会いに行かせてお願い』
不思議と家に来るの?とか
好きじゃないのに会いに来るとか気持ち悪いとかは思わなかった。
こんなに疲れてボロボロなのにいいのかな。
男の人が家に来て二人きりってそういう事なのかな。
水上さんの想いにこの日も押されて、疲れていることなんて忘れて少しだけ部屋を片付けてソワソワしていた。
何回かに1回、次いつ会える?というお誘いの文があったけれど今は忙しいと理由をつけて断った。
そんなこんなしているうちに、水上さんがあの日言っていた1ヶ月が経とうとしていた。
確かに私の日常に水上さんは存在していたけれど、それは彼氏でも好きな人でもなく、ただ私に興味がある人って感じ。
彼と出会って1ヶ月を迎える目前だった。
仕事帰り、この日はいつも以上のクレーム対応やらでヘトヘトになって家に着いた。
そんな時、水上さんからの着信。
このままベットに倒れ込みたい気持ちとなんだろうという興味と。
「もしもし」
『あ、もしもーし。出てくれた、こんばんは』
「どうしたんですか?」
『恋人はね、理由がなくても電話するものなの』
初めて耳元で聞く声。
あの日よりも優しくて温かい気がした。
「そうなんだ。私今日疲れててもう寝るから」
『ちょっと待って、やっぱり理由あった』
「ん?」
『麗結さんの声が聞きたくて』
「...うん」
『リアクションが薄いよー!ごめんね、忙しくて全然こういうこと出来なくて』
こういうことっていうのは電話?
毎日くる連絡だけで暇なのかなって思っていた私のさらに上をいこうとしているということに驚きを隠せなかった。
『やっとレポートの提出が終わったから。1番に麗結さんに電話しようって思って』
「そっか」
『そのために頑張ったって言っても過言じゃないかな。』
「凄いね、お勉強大変なのに私の事まで考える余裕があるなんて」
『当たり前だよ!好きな人だもん。考えるな!って言われる方が無理!』
この時初めて、恋をするってそういうことなんだって1ミリだけ理解した。
家族や友達以外の誰かにひたすら愛されること。
確かにこれは幸せなことかもしれないって。
『怒らないでよ』
「何を?」
『僕今麗結さんに会いたい』
「私は会いたく...」
『ダメ。だーめ。恋人っていうのはねどんなに忙しくても一瞬でも会わないといけないの』
「絶対嘘...」
『嘘かも。でも僕は会いたい。会いに行かせてお願い』
不思議と家に来るの?とか
好きじゃないのに会いに来るとか気持ち悪いとかは思わなかった。
こんなに疲れてボロボロなのにいいのかな。
男の人が家に来て二人きりってそういう事なのかな。
水上さんの想いにこの日も押されて、疲れていることなんて忘れて少しだけ部屋を片付けてソワソワしていた。