『さむいさむい夜』/ fkr
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鍵とチェーンを外してドアを開けるとそこに立っていたのは髪から服から全てがびしょ濡れな彼。
「えええ!どうしたの?!」
「どうしたのって降られたの...」
「ちょっと待ってタオル!」
「寒い...」
とりあえず部屋に入ってもらってタオルを何枚か手にして戻ってくると、玄関で着ていたセーターを雑巾のように絞ってる拳くん。
その下に着てるシャツもびしょ濡れでインナーが透けてますけど...
「髪拭いて...靴も脱いで!冷たいでしょ?」
「びしょびしょで気持ち悪い」
「なんでこんなことに...」
「んー...すぐそこで仕事終わりに飲んでてさ。急に雨降ってきたじゃん?みんな帰るかーって言ってタクシー呼んだんだけどね。俺は麗結の家がすぐだったから彼女の家行くから大丈夫って言っちゃったの」
髪をガシガシとタオルで拭きながらこちらをちらっと見る。
雨で濡れるから外してるのか、メガネかけてないから今日はバッチリしっかり目が合った。
「なんでよ...傘ないなら迎えに行ったし..,」
「んーん。だってもうこんな格好でしょ?」
「部屋着ね」
「こんな格好で外に出せないよ」
「ちゃんと着替えていくって!」
「それにこんなに降ってると思わなくてさ。びっくりしちゃったよぉ」
まいっちゃうよ、って笑ったあとにくしゅんって女の子みたいな可愛いくしゃみ。
こんな冷たいままいたんじゃ本当に風邪ひいちゃう。
って、疑ってドア開けなくて時間延長させたのは私なんだけど。
「ねぇ、全部脱いでいい?」
「もうここびしょびしょにしていいからお風呂場で脱いですぐお風呂入っておいで」
「...一緒に入ってくれないの?」
髪を拭いていたタオルを肩にかけて、シャツのボタンを一つ一つゆっくり外す。
一緒に入るとかどうでもよくて早く温まって欲しいんだけど。
「そんなのんびり脱がないの!早く!」
「いい返事が聞こえないからお風呂行く気になれないなぁ」
「なによそれ...」
「クシュン...!あー!寒い!」
「ほら!寒いじゃん!」
「寒い!早くお風呂入りたい!麗結も脱いで!」
「ちょっと!びしょ濡れの手で触らないでよ!笑」
シャツに触れていた手はもちろん濡れてて、そのまま私の服を脱がそうとするから身を引いて回避。
そこまで言うなら久しぶりに一緒に入ろう。
「こうでもしないと来てくれないでしょ」
「分かった!行く!行くから拳くん早く服全部脱いで洗濯機の中!」
「やった!待ってるね!」
靴下を脱いでぺたぺたとフローリングに足跡を付けながら脱衣所に入っていった。
「えええ!どうしたの?!」
「どうしたのって降られたの...」
「ちょっと待ってタオル!」
「寒い...」
とりあえず部屋に入ってもらってタオルを何枚か手にして戻ってくると、玄関で着ていたセーターを雑巾のように絞ってる拳くん。
その下に着てるシャツもびしょ濡れでインナーが透けてますけど...
「髪拭いて...靴も脱いで!冷たいでしょ?」
「びしょびしょで気持ち悪い」
「なんでこんなことに...」
「んー...すぐそこで仕事終わりに飲んでてさ。急に雨降ってきたじゃん?みんな帰るかーって言ってタクシー呼んだんだけどね。俺は麗結の家がすぐだったから彼女の家行くから大丈夫って言っちゃったの」
髪をガシガシとタオルで拭きながらこちらをちらっと見る。
雨で濡れるから外してるのか、メガネかけてないから今日はバッチリしっかり目が合った。
「なんでよ...傘ないなら迎えに行ったし..,」
「んーん。だってもうこんな格好でしょ?」
「部屋着ね」
「こんな格好で外に出せないよ」
「ちゃんと着替えていくって!」
「それにこんなに降ってると思わなくてさ。びっくりしちゃったよぉ」
まいっちゃうよ、って笑ったあとにくしゅんって女の子みたいな可愛いくしゃみ。
こんな冷たいままいたんじゃ本当に風邪ひいちゃう。
って、疑ってドア開けなくて時間延長させたのは私なんだけど。
「ねぇ、全部脱いでいい?」
「もうここびしょびしょにしていいからお風呂場で脱いですぐお風呂入っておいで」
「...一緒に入ってくれないの?」
髪を拭いていたタオルを肩にかけて、シャツのボタンを一つ一つゆっくり外す。
一緒に入るとかどうでもよくて早く温まって欲しいんだけど。
「そんなのんびり脱がないの!早く!」
「いい返事が聞こえないからお風呂行く気になれないなぁ」
「なによそれ...」
「クシュン...!あー!寒い!」
「ほら!寒いじゃん!」
「寒い!早くお風呂入りたい!麗結も脱いで!」
「ちょっと!びしょ濡れの手で触らないでよ!笑」
シャツに触れていた手はもちろん濡れてて、そのまま私の服を脱がそうとするから身を引いて回避。
そこまで言うなら久しぶりに一緒に入ろう。
「こうでもしないと来てくれないでしょ」
「分かった!行く!行くから拳くん早く服全部脱いで洗濯機の中!」
「やった!待ってるね!」
靴下を脱いでぺたぺたとフローリングに足跡を付けながら脱衣所に入っていった。