『涼しい部屋では激辛と』/ sgi
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夏だからさらに汗をかくために激辛!なんて誰が思いついたのか。
なかなかストイックな人ですね、と褒めたい。
いや、汗をかくことに快感を覚えてるかもしれないからそうとは言えないか。
「やっぱりエアコンガンガンの部屋で食べる激辛は美味いな!」
「エアコンガンガンじゃダメなんじゃない?」
「あっちい体に冷たい風がしみるからいいんだよ!」
「冬にこたつ入ってアイス食べるみたいなもん?」
「あ!それそれ!冬も夏も同じことしてんだなぁ、俺らって」
なんて言ってる駿くんは代謝がいいからなのか額に汗が滲んでる。
暑いのかな、ってエアコンの温度をさらに下げると「ありがと」って私が座ってたところに駿くんが座ってる。
あれ、どういうこと?
「ん、ここ座って。俺の膝の上」
「くっついてたら駿くん暑くなっちゃうじゃん」
「暑くなったらまたエアコンを下げればいいんじゃね?」
「電気代と環境に悪いのでダメです」
そう言って、少し横にズレて私の真隣を選んだ彼はお肉を豪快に一口で食べて何度目か分からないけど「うっま!」と笑った。
「そういえば駿くんまた大学戻るの?」
「んー...なんか面倒になってきたなぁー」
「珍しいね、駿くんがそんなこと言うなんて」
「結構キリがいいところまでいったんだよね。疲れちったわ」
「たまにはお休みも大事だよね」と、本当は自分が一緒にいたいからそれっぽい返答をする。
「やっぱちょっと寒いね。上着とってくる」
「待って待って!ここ、おいで」
器とお箸を机に置いて、彼が自分の太ももを叩いてる。
「俺があっためてあげる。おいで」
駿くん暑くなっちゃうのに、なんてつぶやきながら彼の膝にちょこんと座るとぎゅっと抱きしめてくれて温かい。
「涼しい中温かいことするのはやっぱりいいですなぁ」
「暖房をつけてかき氷と一緒ね」
「かき氷はさすがにやらんだろ!」
私の首元に顔を埋めて「やっぱり俺研究室戻んなーい」って言ってる。
「麗結の惚気聞かなきゃいけないの忘れてたわ」
「いやそれはまた別の日でも」
「ねーえ!俺が一生懸命ここにいる言い訳考えたんだから否定しないでよ!麗結と離れたくなくなったの!皆まで言わせない!」
「ほんとにいい...」
いいの?って聞こうとしたのに。
その言葉は優しい駿くんの優しいキスによって塞がれた。
なかなかストイックな人ですね、と褒めたい。
いや、汗をかくことに快感を覚えてるかもしれないからそうとは言えないか。
「やっぱりエアコンガンガンの部屋で食べる激辛は美味いな!」
「エアコンガンガンじゃダメなんじゃない?」
「あっちい体に冷たい風がしみるからいいんだよ!」
「冬にこたつ入ってアイス食べるみたいなもん?」
「あ!それそれ!冬も夏も同じことしてんだなぁ、俺らって」
なんて言ってる駿くんは代謝がいいからなのか額に汗が滲んでる。
暑いのかな、ってエアコンの温度をさらに下げると「ありがと」って私が座ってたところに駿くんが座ってる。
あれ、どういうこと?
「ん、ここ座って。俺の膝の上」
「くっついてたら駿くん暑くなっちゃうじゃん」
「暑くなったらまたエアコンを下げればいいんじゃね?」
「電気代と環境に悪いのでダメです」
そう言って、少し横にズレて私の真隣を選んだ彼はお肉を豪快に一口で食べて何度目か分からないけど「うっま!」と笑った。
「そういえば駿くんまた大学戻るの?」
「んー...なんか面倒になってきたなぁー」
「珍しいね、駿くんがそんなこと言うなんて」
「結構キリがいいところまでいったんだよね。疲れちったわ」
「たまにはお休みも大事だよね」と、本当は自分が一緒にいたいからそれっぽい返答をする。
「やっぱちょっと寒いね。上着とってくる」
「待って待って!ここ、おいで」
器とお箸を机に置いて、彼が自分の太ももを叩いてる。
「俺があっためてあげる。おいで」
駿くん暑くなっちゃうのに、なんてつぶやきながら彼の膝にちょこんと座るとぎゅっと抱きしめてくれて温かい。
「涼しい中温かいことするのはやっぱりいいですなぁ」
「暖房をつけてかき氷と一緒ね」
「かき氷はさすがにやらんだろ!」
私の首元に顔を埋めて「やっぱり俺研究室戻んなーい」って言ってる。
「麗結の惚気聞かなきゃいけないの忘れてたわ」
「いやそれはまた別の日でも」
「ねーえ!俺が一生懸命ここにいる言い訳考えたんだから否定しないでよ!麗結と離れたくなくなったの!皆まで言わせない!」
「ほんとにいい...」
いいの?って聞こうとしたのに。
その言葉は優しい駿くんの優しいキスによって塞がれた。