『涼しい部屋では激辛と』/ sgi
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そろそろお腹すいたしなんか作るか。
冷蔵庫になんかあったかなぁー...と腰をあげようとした時、ピンポーンというインターホンの音が部屋に響いた。
モニターを見てみるとそこには向こうは見えてないのに、嬉しくて笑ってしまう人が立っていた。
カメラに近づきすぎて顔がドアップすぎるのはいつもの事だ。
「ねぇ、近すぎっていっつも言ってるでしょ」
「俺がいきなり来たのに初手それ?」
「駿くんどうしたの?」
「腹減ったから来たの!じゃじゃーん!!」
手に持っているスーパーの袋を少しだけ持ち上げて、「飯作ろ!」って笑ってる。
何が入ってるのか分からないけど、急に来て私がご飯食べ終わってたらどうするのよ。
「連絡くらいくれても良くない?」
「研究のひと段落はいつ訪れるか分からないんだよ?分かる?分からんよな!はぁ...涼しいー!!」
リビングルームに入って、早速袋をキッチンに置く。
今日は特に暑いからいつもより設定温度が1度低いエアコンの風が1番届く場所でTシャツをパタパタしてる。
「何買ったきてくれたの?」
「あ、そういえば麗結も飯食ってないよね?」
「うん。今食べようかなって思ってたところ」
「ナイスタイミングじゃーん!さすが俺!天才じゃん」
そう言いながらエアコンの下からキッチンに向かってきた彼は、袋を私と一緒に覗き込むかと思いきや
「いえーい!捕まえた」
「お腹すいてるんでしょ!」
私の後ろに立って、袋を覗き込む私のお腹に手を回してぎゅっと抱き寄せた。
「腹は減った!でもせっかく来たんだからこれでいいじゃん!ほら、片手は空いてるぜ!」
「こっちの手もお腹から離したら?」
「そしたら麗結が逃げんじゃん!俺欲張りだから!飯も食いたいし麗結も欲しい!」
やっぱり左手は私のお腹に回したまま、右手で袋の中を漁ってる彼が「今日は激辛キムチ鍋です!」とキムチ鍋の素みたいなのを私に見せてくれる。
「なんで暑いのにそんなの食べなきゃなの~」
「暑いからこそ激辛だろ!」
「駿くんそんなに辛いの得意だった?」
「いや!そんなに激辛にはしない!激...辛?くらいにしとく!」
私も辛いのはそんなに得意じゃないし、なんじゃそりゃ、と突っ込みたくなる心をおさえて「作ろっか」と後ろの彼に言うと「待って!エプロンしないと!」とすんなり離れていった。
冷蔵庫になんかあったかなぁー...と腰をあげようとした時、ピンポーンというインターホンの音が部屋に響いた。
モニターを見てみるとそこには向こうは見えてないのに、嬉しくて笑ってしまう人が立っていた。
カメラに近づきすぎて顔がドアップすぎるのはいつもの事だ。
「ねぇ、近すぎっていっつも言ってるでしょ」
「俺がいきなり来たのに初手それ?」
「駿くんどうしたの?」
「腹減ったから来たの!じゃじゃーん!!」
手に持っているスーパーの袋を少しだけ持ち上げて、「飯作ろ!」って笑ってる。
何が入ってるのか分からないけど、急に来て私がご飯食べ終わってたらどうするのよ。
「連絡くらいくれても良くない?」
「研究のひと段落はいつ訪れるか分からないんだよ?分かる?分からんよな!はぁ...涼しいー!!」
リビングルームに入って、早速袋をキッチンに置く。
今日は特に暑いからいつもより設定温度が1度低いエアコンの風が1番届く場所でTシャツをパタパタしてる。
「何買ったきてくれたの?」
「あ、そういえば麗結も飯食ってないよね?」
「うん。今食べようかなって思ってたところ」
「ナイスタイミングじゃーん!さすが俺!天才じゃん」
そう言いながらエアコンの下からキッチンに向かってきた彼は、袋を私と一緒に覗き込むかと思いきや
「いえーい!捕まえた」
「お腹すいてるんでしょ!」
私の後ろに立って、袋を覗き込む私のお腹に手を回してぎゅっと抱き寄せた。
「腹は減った!でもせっかく来たんだからこれでいいじゃん!ほら、片手は空いてるぜ!」
「こっちの手もお腹から離したら?」
「そしたら麗結が逃げんじゃん!俺欲張りだから!飯も食いたいし麗結も欲しい!」
やっぱり左手は私のお腹に回したまま、右手で袋の中を漁ってる彼が「今日は激辛キムチ鍋です!」とキムチ鍋の素みたいなのを私に見せてくれる。
「なんで暑いのにそんなの食べなきゃなの~」
「暑いからこそ激辛だろ!」
「駿くんそんなに辛いの得意だった?」
「いや!そんなに激辛にはしない!激...辛?くらいにしとく!」
私も辛いのはそんなに得意じゃないし、なんじゃそりゃ、と突っ込みたくなる心をおさえて「作ろっか」と後ろの彼に言うと「待って!エプロンしないと!」とすんなり離れていった。