『照れ屋さんとプール。』/ kwkm
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「ん、いいじゃん」ってプールの入口で待ってた彼が自分の羽織っていた上着を私の肩にかける。
「プールまでね、隠しといて」
そういう彼の目はキョロキョロしてて、買ったあとも家で着て見せてあげたのにまだ照れてる。
「耳赤いよ」
「今見えなくなったから大丈夫」
「それまた見えたらやばいってこと?」
「だーから水着選ぶの嫌だったんだよなぁ」
「そうなの...??」
照れてる拓朗が可愛くて面白くて、ちょっと悲しそうな声でそう聞いてみると、「えっ...あっ...いやー...そういうことじゃなくてー...」と少し動揺して「麗結のこんな姿見せたくないっていうだっせぇ俺が出てくるからやだなぁと思って」ってそれを誤魔化すように私の肩を抱き寄せた。
彼が外でこんなことをしてくれるなんて思ってなくて、こっちがちょっかいを出したのに私がドキドキさせられてる。
「でも拓朗って絶対私のしたいことさせてくれるよね」
持ってきた浮き輪でプカプカ浮かびながら人がそれなりにいる流れるプールでのんびり。
もちろん上着を脱いでるけど、脱いだ瞬間彼はもう先を歩いてたし、今もあんまり目が合わない。
寂しいから、早く慣れて欲しい。
「でもってなに?」
「今日だってプール来そうじゃなかったじゃない?でも私が来たいって言ったから来てくれた」
「俺やってプール来たかったよ」
「え?そうなの?」
「まあ、麗結がしたいことならなんでもさせてあげたいと思うよ。こんな可愛い麗結のお願い叶えてやれるのは俺だけなんやし」
きっとまた照れてるんだろうなぁって彼の顔をちらっと見ると、そんなことも無く平然と「どうした?」ってさっきまで目合わせてくれなかったのにちゃんとこっち見てるし。
「腹減った、なんか食べ行こ」
ちょうど疲れてきたなあって思ってたから、拓朗のその声に「そうだね」と頷いてプールを出る。
「あー...やっぱこれ着て」
「もうよくない?」
「俺は慣れたけど見せびらかすのは教育に良くない」
「誰の教育?!」
「いーから!」
やっぱり耳が少し赤い彼が、来た時と同じように自分の上着を私の肩にかけて、先をスタスタと歩いていった。
「プールまでね、隠しといて」
そういう彼の目はキョロキョロしてて、買ったあとも家で着て見せてあげたのにまだ照れてる。
「耳赤いよ」
「今見えなくなったから大丈夫」
「それまた見えたらやばいってこと?」
「だーから水着選ぶの嫌だったんだよなぁ」
「そうなの...??」
照れてる拓朗が可愛くて面白くて、ちょっと悲しそうな声でそう聞いてみると、「えっ...あっ...いやー...そういうことじゃなくてー...」と少し動揺して「麗結のこんな姿見せたくないっていうだっせぇ俺が出てくるからやだなぁと思って」ってそれを誤魔化すように私の肩を抱き寄せた。
彼が外でこんなことをしてくれるなんて思ってなくて、こっちがちょっかいを出したのに私がドキドキさせられてる。
「でも拓朗って絶対私のしたいことさせてくれるよね」
持ってきた浮き輪でプカプカ浮かびながら人がそれなりにいる流れるプールでのんびり。
もちろん上着を脱いでるけど、脱いだ瞬間彼はもう先を歩いてたし、今もあんまり目が合わない。
寂しいから、早く慣れて欲しい。
「でもってなに?」
「今日だってプール来そうじゃなかったじゃない?でも私が来たいって言ったから来てくれた」
「俺やってプール来たかったよ」
「え?そうなの?」
「まあ、麗結がしたいことならなんでもさせてあげたいと思うよ。こんな可愛い麗結のお願い叶えてやれるのは俺だけなんやし」
きっとまた照れてるんだろうなぁって彼の顔をちらっと見ると、そんなことも無く平然と「どうした?」ってさっきまで目合わせてくれなかったのにちゃんとこっち見てるし。
「腹減った、なんか食べ行こ」
ちょうど疲れてきたなあって思ってたから、拓朗のその声に「そうだね」と頷いてプールを出る。
「あー...やっぱこれ着て」
「もうよくない?」
「俺は慣れたけど見せびらかすのは教育に良くない」
「誰の教育?!」
「いーから!」
やっぱり耳が少し赤い彼が、来た時と同じように自分の上着を私の肩にかけて、先をスタスタと歩いていった。