『今日から』/ ymmt
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
どこに行ってしまったんだろう。
用事でも思い出したのかな?
でもそれなら待っててじゃなくて帰るって言ってくれるはずだし。
誰か知り合いとすれ違ったとか?
でもそれなら話してくるって言ってくれるはずだし。
もう辺りは真っ暗で、屋台が照らす明かりしかない。
なかなか戻ってこない彼をキョロキョロしながら待っていると「ねぇ」と後ろから声をかけられた。
「お姉さんひとり?」
振り返ると背の高いチャラそうな男の人2人組が私の顔を見下ろしていた。
「違います」
「え?誰と来てるの?友達?可愛い?」
「いやっ...あの...」
「どこ?俺らに紹介してよ、お姉さんとお友達と一緒に遊ぼ」
怖い、助けてと思ったときにはもう遅くて男の人の手が私の腰に触れる。
両サイドを男の人たちに囲まれて、大声を上げようとした時「麗結さん?!」って聞きなれた声が遠くから聞こえた。
「山本くん!」
「誰だよ」
完全に友達をかわいい女の子だと思っているらしい男の人2人組が山本くんの前にじりじりと詰め寄っていく。
ダメダメ!あんな大きな男の人たちに掴みかかられたら山本くん絶対負けちゃうって!
誰かに助けてもらわなきゃ...
「麗結さんに何したの」
「なんにもしてねーよ!今から遊びに行こうって誘ってんの」
「僕と遊んでるんですけど」
殴りかかることなく話をしてることに少し安心しつつもソワソワする。
どうしたらいいの...今すぐ山本くんの手を取って走って逃げたいけどそんなことできる勇気なんてないし。
とにかくこの人たちやばそうだし。
「何?お前この子の彼氏?」
違うって...!!
これ以上彼を困らせちゃいけないと、今度こそ大声をあげようとした瞬間だった。
「そうだけど」
「え...?」
「麗結さんの彼氏!だけど?!」
男の人たちの隙間から見えた山本くんの目は本当に真剣で力強かった。
いつもニコニコしてるから、こんなに本気で怒ってるって顔見られるなんて思わなかった...かっこいい...じゃなくて。
「なーんだ、じゃあいいわ」
何事も無かったかのように男の人2人は去っていって、すぐに「大丈夫?!」と友達の山本くんが走ってきてくれた。
用事でも思い出したのかな?
でもそれなら待っててじゃなくて帰るって言ってくれるはずだし。
誰か知り合いとすれ違ったとか?
でもそれなら話してくるって言ってくれるはずだし。
もう辺りは真っ暗で、屋台が照らす明かりしかない。
なかなか戻ってこない彼をキョロキョロしながら待っていると「ねぇ」と後ろから声をかけられた。
「お姉さんひとり?」
振り返ると背の高いチャラそうな男の人2人組が私の顔を見下ろしていた。
「違います」
「え?誰と来てるの?友達?可愛い?」
「いやっ...あの...」
「どこ?俺らに紹介してよ、お姉さんとお友達と一緒に遊ぼ」
怖い、助けてと思ったときにはもう遅くて男の人の手が私の腰に触れる。
両サイドを男の人たちに囲まれて、大声を上げようとした時「麗結さん?!」って聞きなれた声が遠くから聞こえた。
「山本くん!」
「誰だよ」
完全に友達をかわいい女の子だと思っているらしい男の人2人組が山本くんの前にじりじりと詰め寄っていく。
ダメダメ!あんな大きな男の人たちに掴みかかられたら山本くん絶対負けちゃうって!
誰かに助けてもらわなきゃ...
「麗結さんに何したの」
「なんにもしてねーよ!今から遊びに行こうって誘ってんの」
「僕と遊んでるんですけど」
殴りかかることなく話をしてることに少し安心しつつもソワソワする。
どうしたらいいの...今すぐ山本くんの手を取って走って逃げたいけどそんなことできる勇気なんてないし。
とにかくこの人たちやばそうだし。
「何?お前この子の彼氏?」
違うって...!!
これ以上彼を困らせちゃいけないと、今度こそ大声をあげようとした瞬間だった。
「そうだけど」
「え...?」
「麗結さんの彼氏!だけど?!」
男の人たちの隙間から見えた山本くんの目は本当に真剣で力強かった。
いつもニコニコしてるから、こんなに本気で怒ってるって顔見られるなんて思わなかった...かっこいい...じゃなくて。
「なーんだ、じゃあいいわ」
何事も無かったかのように男の人2人は去っていって、すぐに「大丈夫?!」と友達の山本くんが走ってきてくれた。