『かき氷』 / izw
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私を奥のソファー側の席に誘導した彼は「よいしょ」なんておじさん臭い掛け声とともに向かいの席に腰掛けた。
店員さんがお水とコップを運んできてくれたのを見て「ありがとうございます」なんて満面の笑みでお礼をしてる。
こういう細かな気遣いが出来るのが彼。
大好きな彼。
「はい、どーぞ!」
「ありがとう」
「いーえ!よーし!何にしようかなぁ...」
私の分まで水を入れて、あっという間にメニューを開く。
拓司くんこんなお休みの日もテキパキ動いて忙しいな。
メニューを見ながらあーでもないこーでもないとブツブツ言ってるのはもう慣れた。
最初はひとつひとつなに?と反応していたんだけど、それはしなくていいということももう分かった。
「俺きーめた!」
数分して、納得したメニューを見つけたのか私の方にメニューを向けて「麗結ちゃんどれにする?いちご?!」と目をキラキラさせてる。
「え?いちご?」
「...何するの?」
「...んー....迷うなぁ...」
「俺のおすすめはね、いちごね!いちごいちご!」
メニューを指さして少し前のめりになりながら「これにして!」と目で訴えてる。
拓司くんは本当に素直で、とてもわかりやすい。
しかもそれは全然わがままとか、押し付けとかじゃなくて、可愛くて、「もうしょうがないなぁ」と許してしまうようなことばかり。
ここで私がじゃあレモンにするとか言っても、きっと彼はしゅんとするけど「それもいいね!」と言ってくれるだろう。
それも今までの経験から分かってるんだけど、こんな拓司くんが可愛くて、あまりこだわりのない私はいつも負けてしまう。
「んー...じゃあ俺のおすすめにしようかな?」
「マジで?!よっしゃー!」
すぐに手を挙げて店員さんを呼んだと思ったら「抹茶といちごひとつずつください!」とあっという間に注文。
仕事が早いこと。
「抹茶にしたんだね」
「いちごとめちゃくちゃ悩んだんだけど麗結ちゃんが選んでくれてよかったぁ」
ほとんど無理矢理選ばせてたけど、きっと拓司くんはそんなの1ミリも思ってないんだろうなぁ。
「ははっ、俺が選ばせたのか」
あれ?気づいてた。
「ありがとね」って笑うその顔が見られれば何でもしますとも。
店員さんがお水とコップを運んできてくれたのを見て「ありがとうございます」なんて満面の笑みでお礼をしてる。
こういう細かな気遣いが出来るのが彼。
大好きな彼。
「はい、どーぞ!」
「ありがとう」
「いーえ!よーし!何にしようかなぁ...」
私の分まで水を入れて、あっという間にメニューを開く。
拓司くんこんなお休みの日もテキパキ動いて忙しいな。
メニューを見ながらあーでもないこーでもないとブツブツ言ってるのはもう慣れた。
最初はひとつひとつなに?と反応していたんだけど、それはしなくていいということももう分かった。
「俺きーめた!」
数分して、納得したメニューを見つけたのか私の方にメニューを向けて「麗結ちゃんどれにする?いちご?!」と目をキラキラさせてる。
「え?いちご?」
「...何するの?」
「...んー....迷うなぁ...」
「俺のおすすめはね、いちごね!いちごいちご!」
メニューを指さして少し前のめりになりながら「これにして!」と目で訴えてる。
拓司くんは本当に素直で、とてもわかりやすい。
しかもそれは全然わがままとか、押し付けとかじゃなくて、可愛くて、「もうしょうがないなぁ」と許してしまうようなことばかり。
ここで私がじゃあレモンにするとか言っても、きっと彼はしゅんとするけど「それもいいね!」と言ってくれるだろう。
それも今までの経験から分かってるんだけど、こんな拓司くんが可愛くて、あまりこだわりのない私はいつも負けてしまう。
「んー...じゃあ俺のおすすめにしようかな?」
「マジで?!よっしゃー!」
すぐに手を挙げて店員さんを呼んだと思ったら「抹茶といちごひとつずつください!」とあっという間に注文。
仕事が早いこと。
「抹茶にしたんだね」
「いちごとめちゃくちゃ悩んだんだけど麗結ちゃんが選んでくれてよかったぁ」
ほとんど無理矢理選ばせてたけど、きっと拓司くんはそんなの1ミリも思ってないんだろうなぁ。
「ははっ、俺が選ばせたのか」
あれ?気づいてた。
「ありがとね」って笑うその顔が見られれば何でもしますとも。