『夏が似合わないヒーロー』/ fkr
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「あれ...ないじゃん...」
頼まれたものを順番に買って両腕に抱える。
福良さんに頼まれてたやつだけがなくて、どれにしようか迷ったけど適当に私が好きな炭酸のジュースのボタンを押した。
ガタンってベットボトルが落ちた音を聞いて取り出し口に手を入れる。
「早く戻らなきゃ...」と立ち上がろうとした瞬間、グラッと視界が揺れて目の前が真っ白になった。
そこから先は覚えてない。
・
・
・
「....ん?」
「あ、起きた!大丈夫?麗結ちゃん」
「山本くん?!」
「もー...心配したよぉ。倒れちゃったって聞いてびっくりした」
「えっ!ここどこ?!」
目を覚ますと知らない場所のソファーの上。
隣にはいなかったはずの山本くんが私の顔を覗き込んでいた。
「ここオフィスだよ。伊沢さんの秘密の仮眠室だから麗結ちゃん知らなかったでしょ?」
「あっ...えっ?!私倒れたの?!」
「そうだよぉ、みんな心配してたよ?」
待って待って待って、自販機のペットボトルは?
私どこで何があったの?
全然記憶にないんだけど...!!
やばくない...?
あんなに迷惑かけちゃやばいとか思ってたのに結局これ...?
撮影ちゃんと出来たのかな、私がこんなになって出来てないよね?!
っていうか私どうやってここまで...
「おぉ、起きた?無理したらダメだって言っただろ!」
「伊沢さん、まぁまぁ」
「ごめんなさいっ...!」
「いや、ごめんなさいはこっちのセリフだよ、あそこで止めれなかった俺のせいです」
山本くんが呼んできてくれたのか伊沢さんが心配して来てくれて申し訳なさはまた増して。
きっとこの感じだと伊沢さんが私をここまで運んでくれたんだろう。
伊沢さんの秘密の部屋らしいし。
優しいし。
力もありそうだし。
「伊沢さんありがとうございます...運んで...くれたんですよね?」
「え?あぁ、俺じゃないよ」
「え?!」
「いやぁ、かっこよかったわ。まじで」
「僕も見たかったなー!そのシーン!」
「ほんとに夏が似合わねぇヒーローだった」
「夏生まれなのにね」
「あ、もうちょっとで誕生日じゃん」
夏が似合わないヒーロー...?
後ちょっとで誕生日...?
全く2人の話についていけないまま、そして誰の話をしているのかさっぱり分からないまま、首を傾げるしかなかった。
頼まれたものを順番に買って両腕に抱える。
福良さんに頼まれてたやつだけがなくて、どれにしようか迷ったけど適当に私が好きな炭酸のジュースのボタンを押した。
ガタンってベットボトルが落ちた音を聞いて取り出し口に手を入れる。
「早く戻らなきゃ...」と立ち上がろうとした瞬間、グラッと視界が揺れて目の前が真っ白になった。
そこから先は覚えてない。
・
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・
「....ん?」
「あ、起きた!大丈夫?麗結ちゃん」
「山本くん?!」
「もー...心配したよぉ。倒れちゃったって聞いてびっくりした」
「えっ!ここどこ?!」
目を覚ますと知らない場所のソファーの上。
隣にはいなかったはずの山本くんが私の顔を覗き込んでいた。
「ここオフィスだよ。伊沢さんの秘密の仮眠室だから麗結ちゃん知らなかったでしょ?」
「あっ...えっ?!私倒れたの?!」
「そうだよぉ、みんな心配してたよ?」
待って待って待って、自販機のペットボトルは?
私どこで何があったの?
全然記憶にないんだけど...!!
やばくない...?
あんなに迷惑かけちゃやばいとか思ってたのに結局これ...?
撮影ちゃんと出来たのかな、私がこんなになって出来てないよね?!
っていうか私どうやってここまで...
「おぉ、起きた?無理したらダメだって言っただろ!」
「伊沢さん、まぁまぁ」
「ごめんなさいっ...!」
「いや、ごめんなさいはこっちのセリフだよ、あそこで止めれなかった俺のせいです」
山本くんが呼んできてくれたのか伊沢さんが心配して来てくれて申し訳なさはまた増して。
きっとこの感じだと伊沢さんが私をここまで運んでくれたんだろう。
伊沢さんの秘密の部屋らしいし。
優しいし。
力もありそうだし。
「伊沢さんありがとうございます...運んで...くれたんですよね?」
「え?あぁ、俺じゃないよ」
「え?!」
「いやぁ、かっこよかったわ。まじで」
「僕も見たかったなー!そのシーン!」
「ほんとに夏が似合わねぇヒーローだった」
「夏生まれなのにね」
「あ、もうちょっとで誕生日じゃん」
夏が似合わないヒーロー...?
後ちょっとで誕生日...?
全く2人の話についていけないまま、そして誰の話をしているのかさっぱり分からないまま、首を傾げるしかなかった。