半径10メーターの世界
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夕飯の時間だ、って拓司が立ち上がると私のカバンを自転車のカゴに入れる。
拓司はリュックサックを背負うと、「帰るよ」って自分の自転車の鍵を外す。
別に言われたことは付き合おうとかそんなんじゃなかった。
ずっと好きだったんだよっていう、報告?みたいなやつ。
「麗結は彼氏いるんでしょ」
「なんでわかったの?」
拓朗と帰る時は後ろに乗っけてもらって、背中にぎゅっとくっついてドキドキしながら帰るけど、今日はもちろん拓司は自転車をひいたまま。
「ん、だってこのカバンについてるキーホルダー」
拓司が見ていたのはカゴに入ってる私のカバン、そこについてるのはこの前お出かけした時に拓朗が買ってくれたペアキーホルダー。
隣についてるくまのキーホルダーも拓朗が買ってくれたやつ。
「そりゃあそうだよね、麗結可愛いし」
「さっきはブスって言ったじゃん!」
「言ってないわ!ちゃんと訂正しました」
「訂正してるじゃん!」
拓司はちゃんと家の前まで来てくれて、「今日は楽しかった」って満面の笑みで言った。
そうか、告白しなかったのって私に彼氏がいるって気づいたからなのかな。
そうやって気を使い続けてるのも変わらないね。
「また会える?」
「うん!拓朗...じゃなくて彼氏も紹介したいし!!」
「拓朗っていうんだ」
「そこ大事じゃないから!!」
「楽しみにしてる、どんなやつか」
「別に普通の男の子だよ」
「俺よりイケてるやつじゃないと許さない」
「拓司はどのポジションなの?笑」
「俺は麗結の父さんの子分」
「よいしょ」って私のカバンをかごから出して手渡してくれた。
そのまま今度は自分の背負っていたリュックサックをカゴに入れると、自転車にまたがって手を振る。
「じゃあまた連絡する!」
「うん、気をつけてね!」
「麗結も気をつけろよ!」
「私家真後ろなんだけど?!」
「そうだった」って笑って自転車を漕ぎ出した彼はすぐに見えなくなってしまった。
拓司はリュックサックを背負うと、「帰るよ」って自分の自転車の鍵を外す。
別に言われたことは付き合おうとかそんなんじゃなかった。
ずっと好きだったんだよっていう、報告?みたいなやつ。
「麗結は彼氏いるんでしょ」
「なんでわかったの?」
拓朗と帰る時は後ろに乗っけてもらって、背中にぎゅっとくっついてドキドキしながら帰るけど、今日はもちろん拓司は自転車をひいたまま。
「ん、だってこのカバンについてるキーホルダー」
拓司が見ていたのはカゴに入ってる私のカバン、そこについてるのはこの前お出かけした時に拓朗が買ってくれたペアキーホルダー。
隣についてるくまのキーホルダーも拓朗が買ってくれたやつ。
「そりゃあそうだよね、麗結可愛いし」
「さっきはブスって言ったじゃん!」
「言ってないわ!ちゃんと訂正しました」
「訂正してるじゃん!」
拓司はちゃんと家の前まで来てくれて、「今日は楽しかった」って満面の笑みで言った。
そうか、告白しなかったのって私に彼氏がいるって気づいたからなのかな。
そうやって気を使い続けてるのも変わらないね。
「また会える?」
「うん!拓朗...じゃなくて彼氏も紹介したいし!!」
「拓朗っていうんだ」
「そこ大事じゃないから!!」
「楽しみにしてる、どんなやつか」
「別に普通の男の子だよ」
「俺よりイケてるやつじゃないと許さない」
「拓司はどのポジションなの?笑」
「俺は麗結の父さんの子分」
「よいしょ」って私のカバンをかごから出して手渡してくれた。
そのまま今度は自分の背負っていたリュックサックをカゴに入れると、自転車にまたがって手を振る。
「じゃあまた連絡する!」
「うん、気をつけてね!」
「麗結も気をつけろよ!」
「私家真後ろなんだけど?!」
「そうだった」って笑って自転車を漕ぎ出した彼はすぐに見えなくなってしまった。