半径10メーターの世界
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学校を休んで1週間。
何もする気力が起きなくて、もう15時だというのにずっとベットの上でぼーっとしていた私が飛び起きなければならなくなったのは、拓朗からのLINEだった。
【今日会えない?】
たった6文字のそれに、私はドキッとしたのだ。
あれの日からぱたんと彼からの連絡はなかったから。
学校で生きているということは確認できていたから、心配はしていなかったけど、過保護すぎるくらい逐一LINEを送ってきていた拓朗がこんなにあっさり...ってくらいLINEをしてこなくなったのにかなりの違和感を覚えていたから。
会いたくない。
こんなときに。
でも、やっぱりおかしい。
彼は拓司が言っていたような脅しなんかしてない、それは私がいちばんよくわかっていたんだ。
彼はただ寂しがり屋なだけなのだ。
「麗結ー?起きてるのー?」
1度も学校に行けと言わないお母さんが、部屋のドアをノックした。
「あら!学校行くの?もう3時だけど...」
「ん、ちょっとね」
「今福良先生から電話あったの!今日様子を見に行ってもいいかって」
「じゃあ先生にも会ってくるよ」
ドアを開けると、制服に着替えてる私がいたんだからお母さんもびっくりしたと思う。
拓朗に指定された場所は、誰もいないであろう家庭科室だった。
あの部屋鍵かかってるくせに、窓の鍵が壊れてるから簡単に入れるんだよね。
なんてね。
何もする気力が起きなくて、もう15時だというのにずっとベットの上でぼーっとしていた私が飛び起きなければならなくなったのは、拓朗からのLINEだった。
【今日会えない?】
たった6文字のそれに、私はドキッとしたのだ。
あれの日からぱたんと彼からの連絡はなかったから。
学校で生きているということは確認できていたから、心配はしていなかったけど、過保護すぎるくらい逐一LINEを送ってきていた拓朗がこんなにあっさり...ってくらいLINEをしてこなくなったのにかなりの違和感を覚えていたから。
会いたくない。
こんなときに。
でも、やっぱりおかしい。
彼は拓司が言っていたような脅しなんかしてない、それは私がいちばんよくわかっていたんだ。
彼はただ寂しがり屋なだけなのだ。
「麗結ー?起きてるのー?」
1度も学校に行けと言わないお母さんが、部屋のドアをノックした。
「あら!学校行くの?もう3時だけど...」
「ん、ちょっとね」
「今福良先生から電話あったの!今日様子を見に行ってもいいかって」
「じゃあ先生にも会ってくるよ」
ドアを開けると、制服に着替えてる私がいたんだからお母さんもびっくりしたと思う。
拓朗に指定された場所は、誰もいないであろう家庭科室だった。
あの部屋鍵かかってるくせに、窓の鍵が壊れてるから簡単に入れるんだよね。
なんてね。