半径10メーターの世界
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
なんで。
どうして。
そんなわけないじゃん。
トラックとぶつかってもあんなに元気だった拓司がそんな一瞬で消えちゃうわけないじゃん。
何も信じられなくなって、ひたすらLINEを送り続けた。
何度か電話もかけた。
だけど、既読にもならない。
当然、電話が繋がることも無い。
「麗結、拓司くんにお別れ言いに行かなくていいの?」
「行かない...」
「いいの?ほんとに行かなくて」
「黙ってて...」
既読のつくことがないトーク画面を見つめながら、真っ黒な服に身を包んだお母さんの言葉にそう返した。
拓司が死んだのはどうやら本当らしい。
拓司からなにも連絡が無いのはおかしいし、私は学校行く気力もなくもう3日も学校に行ってない。
頭では分かっている。
お母さんがそんな嘘つくわけないこと。
拓司から連絡が来ないこと。
昨日も今日も明日も、当たり前に生きている人なんていないこと。
・
・
ねえ
拓司。
聞こえてますか。
久々にしたサッカーは楽しかったですか。
事故の影響なのかそうじゃないのか、もう何年経った今でも私は知らないままです。
君を思い出すのがずっと辛かったよ。
話したいことが沢山あります。
「拓司すきだよ」って言いたかった。
聞きたいことも他にも沢山あります。
デートどこに行く?
ネックレスはお揃いがいいな。
....その時は苦しかったですか。
....帰ってきて。
どうして。
そんなわけないじゃん。
トラックとぶつかってもあんなに元気だった拓司がそんな一瞬で消えちゃうわけないじゃん。
何も信じられなくなって、ひたすらLINEを送り続けた。
何度か電話もかけた。
だけど、既読にもならない。
当然、電話が繋がることも無い。
「麗結、拓司くんにお別れ言いに行かなくていいの?」
「行かない...」
「いいの?ほんとに行かなくて」
「黙ってて...」
既読のつくことがないトーク画面を見つめながら、真っ黒な服に身を包んだお母さんの言葉にそう返した。
拓司が死んだのはどうやら本当らしい。
拓司からなにも連絡が無いのはおかしいし、私は学校行く気力もなくもう3日も学校に行ってない。
頭では分かっている。
お母さんがそんな嘘つくわけないこと。
拓司から連絡が来ないこと。
昨日も今日も明日も、当たり前に生きている人なんていないこと。
・
・
ねえ
拓司。
聞こえてますか。
久々にしたサッカーは楽しかったですか。
事故の影響なのかそうじゃないのか、もう何年経った今でも私は知らないままです。
君を思い出すのがずっと辛かったよ。
話したいことが沢山あります。
「拓司すきだよ」って言いたかった。
聞きたいことも他にも沢山あります。
デートどこに行く?
ネックレスはお揃いがいいな。
....その時は苦しかったですか。
....帰ってきて。