半径10メーターの世界
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その日、私は何だかあんまり体調が良くなくて学校を早退していた。
拓司に報告したら「大丈夫?ちゃんと休むんだよ」ってすぐに返信が来た。
そんな彼は今から友達とサッカーだから邪魔しないように返信を直ぐに返すのはやめた。
今でもこの選択は間違ってなかったと、胸を張って言えるはずなんだけど、後悔ももちろんある。
「わかったよ」とか「ありがとう」とかちゃんと読んだことを伝えてあげたかった。
彼は心配していたかもしれない。
していたのかな?
もう聞けないんだけどね、こんなちっさなことも。
・
・
その日、拓司が死んだ。
・
・
「えっ...?」
「拓司くんが、亡くなったって」
「何言ってんの?」
お母さんが静かに部屋に入った来て、そんな冗談を言ったのは21時を回った頃。
よく寝たから体調は良くなっていたんだけど、その言葉を聞いて何百倍も体がだるくなった。
「麗結には1番に伝えなきゃって...拓司くんのお母さんが」
「嘘でしょ、なんでそんなこと...」
「嘘じゃない」
「...えっ...?」
全く理解できなかった。
付き合って3日。
再会してまだ1ヶ月たったか、経ってないかくらい。
そんな簡単に、大切な人に会えなくなるなんて考えられるわけがない。
「突然意識が無くなっちゃってそのまま...」
「何言ってるの?!ねえ!拓司ならさっきLINEくれたんだよ?!」
そうだよ。
拓司に返信しないと。
電話してみよう、きっと出てくれるはず。
当然電話には出ないし、LINEの返信をしてみても既読がつくことは無かった。
拓司は突然、私の元から去った。
拓司に報告したら「大丈夫?ちゃんと休むんだよ」ってすぐに返信が来た。
そんな彼は今から友達とサッカーだから邪魔しないように返信を直ぐに返すのはやめた。
今でもこの選択は間違ってなかったと、胸を張って言えるはずなんだけど、後悔ももちろんある。
「わかったよ」とか「ありがとう」とかちゃんと読んだことを伝えてあげたかった。
彼は心配していたかもしれない。
していたのかな?
もう聞けないんだけどね、こんなちっさなことも。
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その日、拓司が死んだ。
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「えっ...?」
「拓司くんが、亡くなったって」
「何言ってんの?」
お母さんが静かに部屋に入った来て、そんな冗談を言ったのは21時を回った頃。
よく寝たから体調は良くなっていたんだけど、その言葉を聞いて何百倍も体がだるくなった。
「麗結には1番に伝えなきゃって...拓司くんのお母さんが」
「嘘でしょ、なんでそんなこと...」
「嘘じゃない」
「...えっ...?」
全く理解できなかった。
付き合って3日。
再会してまだ1ヶ月たったか、経ってないかくらい。
そんな簡単に、大切な人に会えなくなるなんて考えられるわけがない。
「突然意識が無くなっちゃってそのまま...」
「何言ってるの?!ねえ!拓司ならさっきLINEくれたんだよ?!」
そうだよ。
拓司に返信しないと。
電話してみよう、きっと出てくれるはず。
当然電話には出ないし、LINEの返信をしてみても既読がつくことは無かった。
拓司は突然、私の元から去った。