半径10メーターの世界
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驚きすぎて、手に持っていたペンケースをぽとっと床に落としてしまった。
「えっ、何言ってるの...」
「本気だよ、俺、麗結が好きなんだもん」
「わ...私も...好きだけどさ...」
そりゃあずっとずっと好きだった。
離れ離れになった時は本当に寂しかったし、久しぶりに連絡が来た時は心が踊った。
会えた時は最高に嬉しかったし、大人になった拓司はさらに魅力的になっていた。
「まじで?!じゃあ両思いじゃん!!」
「ちょっと!安静にしてないと!!」
ベットの上に立ち上がりそうになった彼を止めて、また座らせる。
「でも...私は拓朗とは別れない...と思う」
ちょっとずつ、ちょっとずつもしかしたら拓司に心が動いていたのかもしれない。
だって、思うっておかしいよね。
拓朗が好きなのに、こんなふうに告白されて揺れる自分がいた。
でも、拓朗と過ごした日々を思い返すと別れるなんてありえないって思えた。
あの笑顔、あの優しさ、あの男らしさ。
全部全部自分のものにしておきたかった。
「ありがとう...こんな私なのに好きになってくれて」
「俺、諦めないよ、なんで終わったみたいになってんの?」
拓司はいつも通りに笑って、「気をつけて帰ってね」って手を振ってくれた。
かなり安心して、いつも通り手を振って部屋を出た。
結構暗くなっちゃったから急いで帰らなきゃ。
その前に拓朗に連絡しないとまた怒られる。
そう思ったスマホを出そうとした時...
「やっときた」
「えっ...」
「待ってたよ、何時間待たせるの?」
そこに立っていたのは紛れもなく拓朗で、制服にカバンを持って少しだけ意地悪そうに笑った。
待ってた...??
待ってたってどういうこと?
なんでここに居るの?
「話があるんだけど」
「なんで...ここに...??」
「いや、なんでお前男と会ってるのに俺に何も言わんの?」
拓朗は部屋のネームプレートを指さして聞く。
すーっと血の気が引いた。
なんでそんなに、怖い顔をしてるの?
「ま、行こか?こんなところで話すのもなんだし」
スタスタと歩き出した彼の後ろをついていくしかなかった。
「えっ、何言ってるの...」
「本気だよ、俺、麗結が好きなんだもん」
「わ...私も...好きだけどさ...」
そりゃあずっとずっと好きだった。
離れ離れになった時は本当に寂しかったし、久しぶりに連絡が来た時は心が踊った。
会えた時は最高に嬉しかったし、大人になった拓司はさらに魅力的になっていた。
「まじで?!じゃあ両思いじゃん!!」
「ちょっと!安静にしてないと!!」
ベットの上に立ち上がりそうになった彼を止めて、また座らせる。
「でも...私は拓朗とは別れない...と思う」
ちょっとずつ、ちょっとずつもしかしたら拓司に心が動いていたのかもしれない。
だって、思うっておかしいよね。
拓朗が好きなのに、こんなふうに告白されて揺れる自分がいた。
でも、拓朗と過ごした日々を思い返すと別れるなんてありえないって思えた。
あの笑顔、あの優しさ、あの男らしさ。
全部全部自分のものにしておきたかった。
「ありがとう...こんな私なのに好きになってくれて」
「俺、諦めないよ、なんで終わったみたいになってんの?」
拓司はいつも通りに笑って、「気をつけて帰ってね」って手を振ってくれた。
かなり安心して、いつも通り手を振って部屋を出た。
結構暗くなっちゃったから急いで帰らなきゃ。
その前に拓朗に連絡しないとまた怒られる。
そう思ったスマホを出そうとした時...
「やっときた」
「えっ...」
「待ってたよ、何時間待たせるの?」
そこに立っていたのは紛れもなく拓朗で、制服にカバンを持って少しだけ意地悪そうに笑った。
待ってた...??
待ってたってどういうこと?
なんでここに居るの?
「話があるんだけど」
「なんで...ここに...??」
「いや、なんでお前男と会ってるのに俺に何も言わんの?」
拓朗は部屋のネームプレートを指さして聞く。
すーっと血の気が引いた。
なんでそんなに、怖い顔をしてるの?
「ま、行こか?こんなところで話すのもなんだし」
スタスタと歩き出した彼の後ろをついていくしかなかった。