半径10メーターの世界
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緊張していた時間が勿体ないなと思うくらい、彼はすんなりうちの家族に馴染んでいった。
意外とおしゃべり上手だなとは思っていたけど、まさかここまでとは。
「はぁーっ、麗結の家最高!」
ケーキをみんなで食べて、抱えていた花束を貰うと「拓朗くんこれからも麗結をよろしくねぇ」ってお母さんが1番喜んでた。
私の部屋に入ると、そう言いながら一気に気が抜けたようにベットに飛び込んだ。
「お母さん達にすっごい気に入られてたね?」
「もうこの家の息子になりてぇ」
「ふふ、いつかなれるんじゃない?なろうと思えば」
「そしたら勉強しなくてい?」
「でも大学には行ってね?」
「はぁー、厳しー!!!」
とか言いながらも、できないのは数学だけで英語なんて学年で1番できるくらい有能な彼だから獣医学部が厳しいだけでそれなりの大学には行けるんじゃないかって言われてることを彼は知らない。
「あ、そうそう。プレゼント渡してなかった」
「え?花束もらったよ」
「あんなの家族のみんなに見てもらう飾りやって」
そう言いながら、カバンの中をガサガサと漁る。
中から出てきたのはリボンがついた小さな巾着みたいな袋。
「ん、誕生日おめでとう。麗結」
「ありがとう...開けていい?」
「いいよ、っていうか開けて」
了承を得てリボンを解くと、中から出てきたのはクローバーのネックレス。
緑が好きだっていうのを知っていて選んでくれたんだと思うと嬉しくてドキドキした。
きらきら光るそれがとても綺麗で、私になんか勿体無いって思ったことを覚えてる。
「貸して?」
後ろから拓朗の手が伸びてきて、ネックレスを渡すと首元にクローバーが光った。
「こっち向いて、うわ。似合ってる」
「きれいだね...ありがとう」
「俺のっていう首輪」
拓朗がネックレスを指ですっとなぞると伏し目がちにそんなことを言った。
それがどういう意味か、きっとしっかりは分かってなかったと思う。
「っていう意味と、幸せの象徴だかんねクローバーは」
「可愛いね!よつば!」
「毎日つけてよ?」
「それと拓朗が言うの?笑」
「ダメ?」
言われなくても毎日つけるって。
大好きな人からもらったものなんだからさ。
意外とおしゃべり上手だなとは思っていたけど、まさかここまでとは。
「はぁーっ、麗結の家最高!」
ケーキをみんなで食べて、抱えていた花束を貰うと「拓朗くんこれからも麗結をよろしくねぇ」ってお母さんが1番喜んでた。
私の部屋に入ると、そう言いながら一気に気が抜けたようにベットに飛び込んだ。
「お母さん達にすっごい気に入られてたね?」
「もうこの家の息子になりてぇ」
「ふふ、いつかなれるんじゃない?なろうと思えば」
「そしたら勉強しなくてい?」
「でも大学には行ってね?」
「はぁー、厳しー!!!」
とか言いながらも、できないのは数学だけで英語なんて学年で1番できるくらい有能な彼だから獣医学部が厳しいだけでそれなりの大学には行けるんじゃないかって言われてることを彼は知らない。
「あ、そうそう。プレゼント渡してなかった」
「え?花束もらったよ」
「あんなの家族のみんなに見てもらう飾りやって」
そう言いながら、カバンの中をガサガサと漁る。
中から出てきたのはリボンがついた小さな巾着みたいな袋。
「ん、誕生日おめでとう。麗結」
「ありがとう...開けていい?」
「いいよ、っていうか開けて」
了承を得てリボンを解くと、中から出てきたのはクローバーのネックレス。
緑が好きだっていうのを知っていて選んでくれたんだと思うと嬉しくてドキドキした。
きらきら光るそれがとても綺麗で、私になんか勿体無いって思ったことを覚えてる。
「貸して?」
後ろから拓朗の手が伸びてきて、ネックレスを渡すと首元にクローバーが光った。
「こっち向いて、うわ。似合ってる」
「きれいだね...ありがとう」
「俺のっていう首輪」
拓朗がネックレスを指ですっとなぞると伏し目がちにそんなことを言った。
それがどういう意味か、きっとしっかりは分かってなかったと思う。
「っていう意味と、幸せの象徴だかんねクローバーは」
「可愛いね!よつば!」
「毎日つけてよ?」
「それと拓朗が言うの?笑」
「ダメ?」
言われなくても毎日つけるって。
大好きな人からもらったものなんだからさ。