ep.25 塗り直したリップ。/ izw
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久しぶりだったからか、激しかったように感じた。
彼が果てる瞬間の、いつも以上に切なそうな顔が愛おしくてたまらなかった。
今も私の中に入ったまま、身体を私に預けて肩で息をする彼を抱きしめる。
「頭真っ白なった」
「拓司くん余裕なさそうだったもんね」
「バレてたか」
シャワーを浴びるのは別々。
私が先に上がって、髪を乾かしていると拓司くんが上半身裸のまま、そう言いながら私に近づいてきて恥ずかしそうに笑う。
こういうホテルは本当になんでも揃ってるな。
いつかはここでゆっくりしたいんだけど、彼のスケジュール的に厳しそうね。
「なんかもう欲望のままに、って感じだったわ」
私が手に持っていたドライヤーを後ろから取り上げると、「久々にね」と髪を撫でながら優しく髪を乾かしてくれる。
「たまにはいいんじゃない?」
「また会えなくなりそうだから次もこんなんだよ。たまにじゃなくて常にになりそうで怖い」
「そっか...」
「今日も急だったしこんなホテルでごめん...」
今日の朝、拓司くんから「午後ちょっと会える?」と連絡が来た。
お休みということは拓司くんに伝えていたから、「もちろん」と返事をした後すぐに送られてきた地図のURL。
開いてみると、このホテルだった。
しかも彼のオフィスがある最寄り駅付近の。
「すぐ戻らねぇといけないから」
「しょうがないよ...うん...」
「ごめん...ゆっくりお茶とかしたかったよな...俺...もう我慢できなくてこういうことしか考えてなかった...」
「俺ダメだ...」って鏡越しに見える彼はすごく悲しそうな顔をしてる。
「大丈夫」
私も同じ気持ちだったから、なんて恥ずかしくて言えないけれど。
多分、彼の腕の中の私は拓司くんにそれを伝えてくれていただろう。
髪を乾かし終わって、もうすぐホテルを出ないといけない時間。
休憩は2時間、らしい。
まだ5時なのにバイバイしないといけない、らしい。
「あー...俺なんかスッキリした顔してない?!大丈夫?!」
「あはっ、バレちゃうんじゃない?」
「それまずいな...」
不自然に大きな鏡の前で、着てきた白いシャツのボタンを止めながら言った拓司くんは、顔を両手でペチペチ叩いてる。
「福良さんとかそういう変なところすぐ気づくからなぁ...」
今度はドライヤーで乾かしたばかりの髪をチョンチョン触ってる彼を後ろから見つめる私は「もう半分仕事モードだ」なんて寂しく思いながらメイクを直した。
彼が果てる瞬間の、いつも以上に切なそうな顔が愛おしくてたまらなかった。
今も私の中に入ったまま、身体を私に預けて肩で息をする彼を抱きしめる。
「頭真っ白なった」
「拓司くん余裕なさそうだったもんね」
「バレてたか」
シャワーを浴びるのは別々。
私が先に上がって、髪を乾かしていると拓司くんが上半身裸のまま、そう言いながら私に近づいてきて恥ずかしそうに笑う。
こういうホテルは本当になんでも揃ってるな。
いつかはここでゆっくりしたいんだけど、彼のスケジュール的に厳しそうね。
「なんかもう欲望のままに、って感じだったわ」
私が手に持っていたドライヤーを後ろから取り上げると、「久々にね」と髪を撫でながら優しく髪を乾かしてくれる。
「たまにはいいんじゃない?」
「また会えなくなりそうだから次もこんなんだよ。たまにじゃなくて常にになりそうで怖い」
「そっか...」
「今日も急だったしこんなホテルでごめん...」
今日の朝、拓司くんから「午後ちょっと会える?」と連絡が来た。
お休みということは拓司くんに伝えていたから、「もちろん」と返事をした後すぐに送られてきた地図のURL。
開いてみると、このホテルだった。
しかも彼のオフィスがある最寄り駅付近の。
「すぐ戻らねぇといけないから」
「しょうがないよ...うん...」
「ごめん...ゆっくりお茶とかしたかったよな...俺...もう我慢できなくてこういうことしか考えてなかった...」
「俺ダメだ...」って鏡越しに見える彼はすごく悲しそうな顔をしてる。
「大丈夫」
私も同じ気持ちだったから、なんて恥ずかしくて言えないけれど。
多分、彼の腕の中の私は拓司くんにそれを伝えてくれていただろう。
髪を乾かし終わって、もうすぐホテルを出ないといけない時間。
休憩は2時間、らしい。
まだ5時なのにバイバイしないといけない、らしい。
「あー...俺なんかスッキリした顔してない?!大丈夫?!」
「あはっ、バレちゃうんじゃない?」
「それまずいな...」
不自然に大きな鏡の前で、着てきた白いシャツのボタンを止めながら言った拓司くんは、顔を両手でペチペチ叩いてる。
「福良さんとかそういう変なところすぐ気づくからなぁ...」
今度はドライヤーで乾かしたばかりの髪をチョンチョン触ってる彼を後ろから見つめる私は「もう半分仕事モードだ」なんて寂しく思いながらメイクを直した。