ep.24 イメージ。/ kwkm
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コトンと優しく私の目の前に置かれたのは
「川上さんどうした...」
「はい。買ってきたよ」
さっきこうちゃんが食べてたパフェだった。
どういうこと?
川上さんの彼女になって1週間。
告白されて以来の頭真っ白状態。
「麗結さん食べたそうだったじゃん。コンビニのやつだったから買ってきた。食べて」
「えっ、待ってお金...」
「ええって。気にせんで」
手を小さく上げて、私が財布を取り出したのを止める。
そのまま私の隣の席に座ると「その代わり1口ちょうだいね。こうちゃんにいつも1口貰ってるんやろ?」と私の方を見る。
川上さん、自分の分は何も買ってきてないし...
「うっ...うん...」
「あ、俺黄桃食べたい」
甘くて美味しい。
でもそのそんなことよりずっとこっちを見てる彼が気になって味に集中できない。
黄桃をスプーンですくって、スプーンごとどうぞと手渡そうとしたら、口を小さく開けてどっからどう見ても私が口に入れるのを待ってる。
なんかイメージと違くない...??
1週間で人ってこんなに豹変出来る...??
「川上さん...?」
「はやく」と口パクで私に伝えた彼の口に1口甘いそれをおすそ分けすると「ありがとう」と嬉しそうに目を三日月にして微笑んだ。
「私のために買いに行ってきてくれたの...?」
「うん。食いたそうだったので」
「わざわざごめんね、ありがとう」
「いや...どういたしまして」
少し照れくさそうに、私の顔じゃなくてパソコンの画面を見ながらペコッと頭をさげた彼。
やっぱりいつもの見てたまんまの彼だ。
少しカレカノっぽい。
かなり嬉しかった。
「今度一緒に帰らん?」
基本は私が先にオフィスを出るから、川上さんとはこの玄関でバイバイ。
今日もいつも通りお見送りをしに来てくれたんだけど、いつと違った。
「って言っても麗結さんに待ってもらうことになっちゃうんやけど...」
って少しごもって話す彼はやっぱり真面目で丁寧。
「そんなの全然いいですよ。楽しみにしてますね」
「ほんま?俺も楽しみになった」
じゃあね、と手を振って私がドアを閉める前にはもう私に背を向けている川上さん。
落ち着きすぎてる付き合いでもちょっとずつ前に進んでる。
こんなドキドキはイメージ通りじゃなかったけど、最高に幸せだった。
「川上さんどうした...」
「はい。買ってきたよ」
さっきこうちゃんが食べてたパフェだった。
どういうこと?
川上さんの彼女になって1週間。
告白されて以来の頭真っ白状態。
「麗結さん食べたそうだったじゃん。コンビニのやつだったから買ってきた。食べて」
「えっ、待ってお金...」
「ええって。気にせんで」
手を小さく上げて、私が財布を取り出したのを止める。
そのまま私の隣の席に座ると「その代わり1口ちょうだいね。こうちゃんにいつも1口貰ってるんやろ?」と私の方を見る。
川上さん、自分の分は何も買ってきてないし...
「うっ...うん...」
「あ、俺黄桃食べたい」
甘くて美味しい。
でもそのそんなことよりずっとこっちを見てる彼が気になって味に集中できない。
黄桃をスプーンですくって、スプーンごとどうぞと手渡そうとしたら、口を小さく開けてどっからどう見ても私が口に入れるのを待ってる。
なんかイメージと違くない...??
1週間で人ってこんなに豹変出来る...??
「川上さん...?」
「はやく」と口パクで私に伝えた彼の口に1口甘いそれをおすそ分けすると「ありがとう」と嬉しそうに目を三日月にして微笑んだ。
「私のために買いに行ってきてくれたの...?」
「うん。食いたそうだったので」
「わざわざごめんね、ありがとう」
「いや...どういたしまして」
少し照れくさそうに、私の顔じゃなくてパソコンの画面を見ながらペコッと頭をさげた彼。
やっぱりいつもの見てたまんまの彼だ。
少しカレカノっぽい。
かなり嬉しかった。
「今度一緒に帰らん?」
基本は私が先にオフィスを出るから、川上さんとはこの玄関でバイバイ。
今日もいつも通りお見送りをしに来てくれたんだけど、いつと違った。
「って言っても麗結さんに待ってもらうことになっちゃうんやけど...」
って少しごもって話す彼はやっぱり真面目で丁寧。
「そんなの全然いいですよ。楽しみにしてますね」
「ほんま?俺も楽しみになった」
じゃあね、と手を振って私がドアを閉める前にはもう私に背を向けている川上さん。
落ち着きすぎてる付き合いでもちょっとずつ前に進んでる。
こんなドキドキはイメージ通りじゃなかったけど、最高に幸せだった。