ep.21 解決の日。/ izw
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「ただいまー」
ガザガザとスーパーの袋が擦れる音と、いつもの彼女の声。
「おかえり!」
それに反応していつものようにご主人様を迎える犬のようなスピードで玄関に向かう俺。
「拓司くんお仕事お疲れ様」
「急に連絡したのに早く来てくれてありがとね」
「私今日はずっとお家でゴロゴロしてたから暇だったの」
「それはいい休日だね。あ!俺持つよ、貸して」
いつも通り彼女が夕飯の材料の入ったスーパーの袋を持ち上げて家に上がるのと同時に、袋を持つために手を出す。
「え、いいよぉ、持てる持てる!」
「...麗結が持てても、俺持つって!」
「だいじょーぶ!」
「...そう...?」
出た、先月もあった持たせてくれない事件だ。
スタスタと部屋に入っていく彼女の背中を見つめたまま「なんでだ...?」と首を傾げる。
「拓司くん、これ安売りしてたから買ってきたよ!」
「お、それ安売りされることなんてあるんだ」
「ね!私もびっくりしちゃった!拓司くん喜ぶなぁって2本も買っちゃったぁ」
俺が好きなエナジードリンクの瓶を2本掲げて笑う彼女。
おかしいなぁ、と思いつつ、いつも通りの彼女を見て安心する。
いつもいつも俺の事を考えてくれてる彼女が好きすぎて切実に辛い。
「ありがとう」
彼女がいる時は彼女だけを見ていたいし、彼女にずっと甘えていたい。
この前は中途半端な反応に少しひよっちゃったけど、今日もいつもみたいに後ろからハグしてイチャイチャしたいアピールをする。
「どういたしまして」
「...ん!」
ちょっと乗り気じゃなさそうな彼女の体を強めにぎゅっと抱きしめて、後ろからひょこっと彼女の顔を覗き込むと口を尖らせる。
いつも通りの彼女ならチューしてくれんだけどなぁ...
ガザガザとスーパーの袋が擦れる音と、いつもの彼女の声。
「おかえり!」
それに反応していつものようにご主人様を迎える犬のようなスピードで玄関に向かう俺。
「拓司くんお仕事お疲れ様」
「急に連絡したのに早く来てくれてありがとね」
「私今日はずっとお家でゴロゴロしてたから暇だったの」
「それはいい休日だね。あ!俺持つよ、貸して」
いつも通り彼女が夕飯の材料の入ったスーパーの袋を持ち上げて家に上がるのと同時に、袋を持つために手を出す。
「え、いいよぉ、持てる持てる!」
「...麗結が持てても、俺持つって!」
「だいじょーぶ!」
「...そう...?」
出た、先月もあった持たせてくれない事件だ。
スタスタと部屋に入っていく彼女の背中を見つめたまま「なんでだ...?」と首を傾げる。
「拓司くん、これ安売りしてたから買ってきたよ!」
「お、それ安売りされることなんてあるんだ」
「ね!私もびっくりしちゃった!拓司くん喜ぶなぁって2本も買っちゃったぁ」
俺が好きなエナジードリンクの瓶を2本掲げて笑う彼女。
おかしいなぁ、と思いつつ、いつも通りの彼女を見て安心する。
いつもいつも俺の事を考えてくれてる彼女が好きすぎて切実に辛い。
「ありがとう」
彼女がいる時は彼女だけを見ていたいし、彼女にずっと甘えていたい。
この前は中途半端な反応に少しひよっちゃったけど、今日もいつもみたいに後ろからハグしてイチャイチャしたいアピールをする。
「どういたしまして」
「...ん!」
ちょっと乗り気じゃなさそうな彼女の体を強めにぎゅっと抱きしめて、後ろからひょこっと彼女の顔を覗き込むと口を尖らせる。
いつも通りの彼女ならチューしてくれんだけどなぁ...